Re: 続・忌憚なきコメント

 
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投稿者 有志 日時 2000 年 6 月 09 日 00:58:24:

回答先: 00/05/05 赤旗・交通違反もみ消し釈明記事より 投稿者 有志 日時 2000 年 6 月 07 日 02:08:10:

知っての通り、シャバでは潤沢な政治プロパガンダ供給の、
賑やかな”量的緩和”の季節になったようです。
この際ですしその雰囲気に便乗して、思ってきたことを忌憚なく、
私が日本共産党をどうしても好きになれない理由を正直に書いてみます。


(1)日本共産党の価値相対化規範

「しんぶん赤旗」では、
ここで取り上げた5日の「もみ消し釈明記事」に続きまして、
翌日6日は新聞休刊日だから、党員の記憶消去を待ったのだろうか。
その次、7日には早くも「警察腐敗」の字が踊る「体制批判コラム」が登場していた。
ちなみに、その5月7日しんぶん赤旗、
『「警察改革」と期待できない政府案』の記事の冒頭と末尾から。


> 途絶えることのない警察腐敗をどのように根絶するかは、
>国民の大きな関心事であり
>総選挙でも争点の一つとなることが予想されています。


> 同会議(警察刷新会議)は、警察腐敗は泥沼状態で、
>もはや自浄能力を超えていると指摘、腐敗の構造を徹底解明し、
>国民に情報を公開することが必要だと述べています。

一体これは何だ?私が知る限り「赤旗」はずっとこのお調子だ。
まるで子供相手の心理操作の専門家ではないか。

『有権者たる交通違反者の民意に従っただけ。違法行為でも大した事はない。
 本当に悪いのは国と不当な法律と、われわれに手向かうオマワリと与党政府だ。
 常に有権者は不当な国と法律と政府与党とオマワリの被害者だ。したがって、
 民意を代表するわれわれ真の政党に原則的な落ち度はない。』

『民衆に我々を自分から選択させるためであれば、手段は問わない。
 どんなウソさえわれわれにとっては正当な政治手段であり、絶対正義である。』

と読めてしまうような気がする。
しかしジコチュー無責任人生に彩られた舌が、恣意的情報フイルターを通した
「警察浄化」案云々をいくら機関紙やネットに流しても、説得力ゼロではないか。
それではその表明の通りに、ほかの道府県警察すべてにわたる、
自分らも含めたこれらの件すべての全貌を、もみ消さずに明らかにしてもらおう。

これが、もし逆に与党側の不祥事であったとして、
どんな「解説」記事がビラや赤旗紙面を踊っただろうか。
二枚舌、二重基準、責任転嫁、責任逃れ、自己中心的、無法の確信犯、
自発的自浄作用ゼロ、口先だけの反省の装い、巧妙な内なる言論統制、
問題の核心を隠蔽する体質、
”釈明記事には隠蔽の意図が透けて見えます。意義あり!”
”もう口先だけの反省にわたしたちは騙されません!国民は決して許しません!”
…こんな感じだろうか。
何かにつけて、自分らが常に「被害者」の立場を主張する分には、
「言論の自由を踏みにじる暴挙」とよそに言い放っておいて、
逆に指摘を受けた場合は、「悪質な攻撃」呼ばわり。
すぐに「共産主義=民主主義=人民への思想的弾圧」だとか
「良心への迫害」だとか決めつけて、論点の絞り込みを煙に巻こうとする。
そもそも、そういう語彙の定義自体が現実の社会から遊離していたりする。

しかも、最近になって次々とそれまで長年の空想論的「主張」を急に次々翻した。
「自衛隊と天皇制の事実上の容認」、「公共事業すぐには削らない」、
ついには「消費税下げ当面凍結」、それは「柔軟姿勢」どころか、
長年、有権者を平然と愚弄し続けてきたウソツキ責任転嫁2枚舌体質と、
科学的政策実行力が皆無で大衆心理操作のみのご都合主義的国家破綻スローガンが、
有権者にもよく見えるように露呈してしまったではないか。
「生活と福祉を守る」と言っておいて、逆に平和憲法に定めてある納税の義務を
踏みにじる風潮を広め、国家破綻を促すスローガンを口走ったりする。
この通り、カルト相対化表現の多用でどんな恣意的解釈も自由自在らしい。
たとえ無差別殺人さえ正義だと言いくるめられるらしい。
これは仮定の話ではない。こういう体質こそがどうしても好きになれない。

巷で配布されている共産党のビラには、こんな言い回しが繰り返される。
>社会の発展は階段をのぼるように、一段一段、すすむものです。

#第13のプロトコール「進歩」の
#記述部分そのまま。
#「逆立ち政治」と同類の非科学的な思い込みカルト暗示スローガンだ。
#社会の発展という科学的根拠なき仮想ビジョンを信じ込ませられた人民は、
#一段一段、確実に地獄へと自分から堕ちていく、と私は思う。
>その階段を上るか上らないかは、政党が決めることではなく、
>国民の多数の意志で決めることです。

#国民多数の意図で決めることが最善だと決めつける、これも思い込み。
#アホの多数決で選んだ結果が、一層取り返しがつかない最悪の結果を招いても
#それはあきらめろ、という意味らしい。全員犬死に、やむなし。
#どんな選択結果が得られてもどうでもよい町内会の催し物程度の場合や、
#誰でも容易に課題と解決目標と事柄の成り立ちを理解できる場合は、
#独裁主義でも放任主義でも民主主義的多数決でもかまわないだろう。
#しかし複雑で高度な技術的、専門的かつ国民の死活的条件を決するほどの
#重大問題の解決が迫られた時は、多数決では最悪の結果を選択しかねない。
#恐慌時や経済封鎖時の金融経済政策を民主主義直接投票で決めたらどうなるか。
#むしろバカや売国スパイ犬がマスコミを操って亡国世論操作をする動きだけが
#突出している中で、国民はその洗脳教材に毒され、喜んで自殺の選択をする。
#そして国民は遅かれ早かれ敵に命を差し出して、死ぬ。
#よって、困難かつ質的に厳しく問われる局面にあるという場合では、
#その集団にどれだけ優秀な人員が確保できているか、
#どれだけ科学的に優れた結論を導き、適切に実現できるか、
#の質こそが最も問われるべきであって、
#意志決定に至る方法論の優劣比較のみでは問題解決の糸口を導くはずがない。
#しかし、幼稚な多数決が容易に破滅を招くだろう事ははっきりしている。

「交通違反もみ消し」で明らかとなってしまった詭弁の論理が、
福祉の名のもと、そのまま政策主張に当てがわれ、
国家破綻に最後のとどめを刺すために有権者が選択するよう仕向けられている。
かなりの有権者がその通りに選ぶだろう。
国家と経済機能が完全に潰されて、物価をたちまち数百倍の大混乱にさせれらた頃、
きっとこうウソぶいて、お次の地獄の傀儡独裁者犬力に人民の命を明け渡すだろう。

「人民が我々を選んだのだから、われわれに財政破綻の責任はない。」
「自民党のせいでこうなった。財政破綻は絶対に避けられなかった。」
「こんなことになるなんて、知らなかった(民衆の代弁)」

と。


(2)情報管理と文章フォーマットのありかた

ところで「赤旗」記事のバックナンバーは、
ネット上ではなぜか有料になっている。ということは、
匿名で検索することは難しい、なんていう、巧妙な仕組みになっている。
交通違反もみ消し疑惑で公明党をなじる記事は
党のサイトに出しっぱなしなのに、自分のとこの都合が悪いことは隠す。
したがって、誰か「赤旗」購読者を見つけて頼るか何かしないと読めない。
幸い、私の場合は、
普段独り言をつぶやきながら「赤旗」を読んでいる人にさりげなく聞いたら、
2部購読しているそうで、まだ読んでいない「赤旗」のバックナンバーを
大喜びで売ってくれました。いつも便利で、明るい人です。

そこで、ひとつだけ、「赤旗」をよく読んでみて感心したところを。
「、」の区切りとひらがなが多く、漢字や言葉遣いが簡単で、
日経を読めない庶民にも読みやすく、容易に新聞の読み応えがあるなあ、と
思いました。よその政党もこの完成度が高い教唆論法の模倣に値するだろう。
きっと購読者は世の中が速すぎて、難しすぎて、何も信じられないのかな。
ある民放の世論調査では、有権者の約50%が、
どの党の経済政策案がいちばんよいのか、わからないそうです。
支持政党の決め方と、血液型占いの違いを区別するのは確かにむずかしい。
それでも、なぜか投票する党をすでに決めているそうだ。
そういうのって、それこそ無責任じゃないの?みんながそうだから?
すると、あなたは問う。「ではどうすればいいのか、教えてください。」
おまえさんも、他人に吹き込まれる通りにしか考えられない家畜階級ですね。
だから常に利用される。
もう、政治には一切の関心を持つな。みんなの迷惑だから。


(3)日本共産党の大衆化運動を支える真の力とは?   

選挙となって日本共産党関係者が車上演説をする頃になると奇妙にも、
なぜかかなりの確率で、都市部では『右』団体の営業用車両が騒いで邪魔をする。
選挙以外、普段はそんな場面は滅多に見かけないのに。
では一体、どこからそんな『政治活動』の指令とゼニが出ているのだろうか。
誰がどうやって日本共産党の演説行動予定を党の部外者に提供しているのか。
不快感と妨害を意図した暴力的な大音量による演説の遮断は、
騒音によって通行人が無理矢理関心を向けさせざるを得なくなるし、
恐怖と、強迫概念と、嫌悪感と、怒りと、憤慨と、同情心と、団結連帯感と、
迫害を受けている被害者としての抵抗心と、
政治主張の情緒的同意までもを大衆に潜在的に促してゆくためには、
極めて効果的な大衆心理操作法だと思えて仕方がないのだが。
「政治の大衆化運動」を目指す左翼政治結社にとって、
大衆に無視されることが、もっとも辛いことである。

したがって、そういう出来事こそが党の活動にとって有利であって、
大いに歓迎すべき事だ。もし私がそのような政党の立場にあるならば、
大衆の注目を得るためにはそんな自作自演さえ何のためらいもないだろう。
これも正当かつ合法な自虐的政治活動の一環だ。
崇高な政治理想とユートピア実現のためには何でもあり、
どんな手段をも目的化し得る。手段は目的を正当化する。(あれ?)

ネット上の論議を注意深く辿っていくと、
『右』に属する、と表向き見えるはずなのに主張を読めば読むほど、しばしば全く
逆の主義主張がうかがえる時がある。文章の表現、言い回し方が多少違おうと、
『左』と『右』の主張が同じ「最終目的」に向かって収束するかにどうしても
見える場合が少なくない。すなわち、その主張のもととなっている原理なるものは、
国家主権の剥奪や、国家の瓦解行為を、ユートピア実現のための絶対前提とする。
そして地球帝国主義支配の下に家畜人民の一切を引き渡す人類隷属思考だったりする。
「民主主義」の恩恵を等しく享受している、いわゆる『右』屋にとっての「民族主義」
「愛国主義」「国粋主義」も、人民世論を二分するための道具でしかなかったのか。

今や民衆は、
「国家」を認識不全なまま暴力的な仮想愛国心に酔う群れと、逆に
仮想愛国心に異常なまでの反発心をひたすら振りかざす群れ、に二分させられた。
有権者は何の意味も考えられないまま、結論の選択のみをデジタルに要求する暗黙の
義務教育制度に従って、どちらかの政治集団への支持と同化を自分から強いている。
もはやこの国の民衆は、個人の生存を手厚く保護してきた国家が消滅させられた時、
はじめて直面する、死ぬほどの貧困、飢え、暴力、…生存の保障なき死の脅威一切を、
まるで想像できなくなった家畜の群れでしかない。
だからおまえさんはこうやって、世間に流される恣意的加工情報の量的大合唱に呼応
するし、おまえさんは現実に心理操作を受けて、思いのままに怒らされて、
用意された屠殺場へと自分から歩んでいるではないか。
♪どなどなどーなどーなー…ってるの?




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