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回答先: Re: 続・忌憚なきコメント 投稿者 有志 日時 2000 年 6 月 09 日 00:58:24:
(1)
国債すなわち累積債務の問題を国民にきちんと見せつけておかなければ
いけなかった最後の「引き返し地点」から、最低10年、遅れさせられた、
と私は思っている。
10年前であったら、世界恐慌の引き金を引く役割を背負うことなしに、
国家・地方財政の自力更正が(消費税20%程度の時限増税)×(数年程度)
つまり、欧州の高福祉国程度の消費税率を数年耐えれば可能だったそうだ。
財政に関連した、今ある諸問題のうちのいくつかも破綻を回避できた可能性が高い。
金融機関への赤字国債由来の補填行為も、ここ10年超の官民挙げての視野狭窄と
重過失の総決算であるから今年だけの債務増加の問題ではないが、それらも含め、
「民意」はこのような経済危機時の財政余力さえも無惨に削ぎ取ってしまった。
10年前−−その当時から政党「さきがけ」だけが財政赤字を憂い、
声高に叫んでいたが、ではいま、「さきがけ」はどうなっているだろうか?
橋龍政権が惨敗した理由は何?
財政赤字のかくも重大な意味を、義務教育でも、世間でも、
有権者は何も教わってこなかった通りに全く考えようとも、関心を持とうとも、
見ようともしなかったではないか。大蔵省の「財政赤字パンフレット」を見たのか?
日曜の、某テレビ討論番組ではJ党K氏が国家財政の累積債務問題に触れたとたん、
司会の某評論家が故意に話をそらすことを数年前、実際にやっていたな。
今もって「財政赤字は悪ではない」という偽善の詭弁を吐く知識人さえいる。
そうやって国家を潰し、国民総奴隷化を目論むあらゆる手先の報道媒体は、
国全体の累積債務に関しては、10年以上も有権者の目から隠し通して
沈黙を決め込んだだけでなく、有権者の政治的欲求自体をも決めてやったのだ。
福祉をダシに民衆に不平不満ばかりを吹聴し続ければ、民衆はそれを覚えた。
ついに国家破綻の脅威が現実化したこの期に及んでから、
不平不満だらけの光景を見せつけられて怒らされている民衆に向け、
今回も好き勝手なじり放題の評論を見せつけている者もいるが、みな中身はない。
民衆が政治や福祉や政教分離…何をどう論議しようと、
それで財政破綻%