すべては仕組まれていた 1/6

すべては仕組まれていた

「すべては仕組まれていた!!」

◆オープニング

【1995年1月17日】

 1995年1月17日午前5時46分、淡路島を震源とするマグニチュード7.2の直下型地震が起こり、淡路島と神戸で震度7を記録した。阪神大震災と呼ばれ、戦後最大の自然災害となった。

【1994年1月17日】

 1年前の1994年1月17日、ノースリッジ地震発生。ロサンゼルス郊外でマグニチュード6.6。神戸と全く同じ、直下型の浅い地震であった。

【1993年1月17日】

 さて、その1年前の1993年1月17日には、世界平和を脅かすような事件が起こっていた。イラク北部の飛行禁止区域内でイラク機1機が米軍機に撃墜されたのである。また、アメリカ軍は、バグダッド近くの核処理施設を、巡航ミサイル・トマホークで攻撃した。湾岸戦争後、再びアメリカがイラクを攻撃したのである。

【1991年1月17日】

 湾岸戦争といえば、その始まりがちょうど2年まえであった。1991年1月17日、米軍を主体とする多国籍軍がイラクへの攻撃を開始。

 このように、90年代に入って、1月17日は大いなる事件の起こる日となっている。

 なぜ1月17日なのか。――じつは1月17日生まれの、そしてこれらの事件と深い関係があると思われる人物がいる。その名は、ベンジャミン・フランクリン。

【1706年1月17日 ベンジャミン・フランクリン(Benjamin Franklin)誕生】

 では、なぜ、重大な事件が起こるのがフランクリンの誕生日でなければならないのか。

 ここに一つの事実がある。フランクリンは、秘密結社フリーメーソンのアメリカにおける初期の中心人物だということだ。フランクリンをはじめとするアメリカ・フリーメーソンがアメリカを建国したということは、歴史上の事実である。

 そして、そのフリーメーソンの後継者たちがいる。アメリカ独立を成し遂げ、フランス革命を成功させ、世界史を大きく塗り替えてきたフリーメーソンの後継者たちは、今やさらに大きな力を持つようになった。政治、経済、軍事、科学技術などあらゆる分野で、彼らは自らの思いどおりに世界を動かそうとしているのである。その威力を誇示するのが、これら一連の「1月17日の大事件」だったというわけだ。

 これほど強大な力を持った彼らの目的は何か。こんな力を使って、何をしようとしているのか。それは、統一世界政府をうち立てることだ。その合い言葉が「グローバリゼーション」。大多数の人々を低水準で横並びにし、彼ら一部のエリートたちだけが君臨する、おそるべき統一世界のことなのだ。これが彼らのいう「ニューワールドオーダー」、新世界秩序の正体である。

 そして、毎年、同じ日付で衝撃的な大事件を起こすだけの力を持っている彼らは、世紀末のいま、いよいよ本格的に世界をかき乱そうとしている。


すべては仕組まれていた!!

●1998年2月、スイス・ダボス

NHK News 9 アナウンサー「国際的な政治・経済などの課題を話し合う世界経済フォーラムが、スイスのリゾート地ダボスで開かれています」

 これは通称ダボス会議とも呼ばれる。彼らグローバリストのなかの政治家や経済人が年に1度集まって、その後1年間の計画を決定する。98年2月の会議の議題は――

アナウンサー「アジアの経済危機に対して議論が集中しています」

レポーター「会議を通じて、世界2番目の経済大国日本が、アジアにいながらいったい何をしているのかと集中攻撃を浴びる形になっています」

独銀行頭取 マーティン・コルハウゼン氏
「日本はこの危機の解決にあたり、もっと責任を持つべきだ!」

米経済学者 ルーディ・ドーンブッシュ氏
「防波堤となるべき日本が、世界で一番間違った政策をとっている!」

ドイツ銀行エコノミスト ケネス・カーティス
「今の指導者、つまり橋本龍太郎首相のもとでは、状況の好転は期待できない!」

 このダボス会議から5か月めの7月13日、グローバリストたちから見れば「間違った政策」をとり続ける橋本龍太郎首相が辞任に追い込まれた。

 その前日、7月12日の参議院選挙で、自民党は惨敗させられた。その理由は、経済問題にあるとされている。

アメリカのニュースでも「経済問題を解決できなかった橋本が辞任するのは当然」という論調が見られた。

 この選挙での惨敗の責任を取るかたちで、橋本首相は辞任させられた。まさにそれは、橋本首相に任せておけないというダボス会議の宣言どおり。彼らは一国の首相すら簡単に変えてしまう力を持っているのである。

 橋本首相のあとを継いだのが、小渕恵三(おぶち けいぞう)。
 小渕首相は実権を持っていない。すべて竹下登・元首相のいいなりだ。小渕政権というより、第二竹下政権というほうが正しい。

〔週刊現代の見出し「中曽根・竹下・宮沢が暗躍する」、中曽根、宮沢〕

 竹下だけでなく、中曽根、宮沢という元首相たちが小渕政権を支えている。彼らはすべてグローバリストの手先だ。だから、小渕政権は、グローバリストの操り人形にほかならない。

〔週刊現代の記事「日本の政権はすでに傀儡にした」〕

 グローバリストのなかでも支配的立場にあるロスチャイルド家も、「日本の政権はすでに傀儡----操り人形----にした」と判断している。


●20年前からの計画●

 これほどの力を持つ彼らは、世界を支配するために、巧妙な作戦を立ててきた。

 ゲイリー・アレン著『ロックフェラー・ファイル』。20年前に出版されたこの本で暴かれた彼らの計画どおりに、すべての事態は進行している。

“各国のトップを国連に集めて指令を下し、全世界をすぐさま支配しようと考えるのは、あまりにも性急で露骨すぎる。

 しかも、各国にはそれぞれの事情があり、大衆は必ずしもトップの指示に従うとは限らない。

 そこでエスタブリッシュメントとしては、各国の大衆がかかえる問題を十分に把握し、「大衆」の求めに応じる形で「国際的解決」を提案する。

〔選挙戦中、消費税3%などの公約を示す候補者〕

 そうすれば、各国のトップといえども「世論」の圧力には逆らえず、

 また、問題を一国で処理することはできないので、結果的にエスタブリッシュメントの代理人の提案を受け入れるだろう。”

“このようなボトム・アップ方式のほうが、私有財産と国家の廃止をめざす世界的億万長者の最終目標――地球政府=グローバル・ガバメントを実現する近道だ。”

“我々は再び警告する。今やロックフェラー一族は、大恐慌を新たに準備している。”
“1929年の世界恐慌は、主としてアメリカを支配下に収めるために企てられたが、

 次の恐慌は、日本をはじめとするアジア諸国を欧米エスタブリッシュメントの強力な監視下に置き、「新しい国際経済秩序」を受け入れさせる口実としてつくり出されるだろう。”



「すべては仕組まれていた」1998年10月執筆

  1. オープニング
  2. 橋本龍太郎つぶしはダボス会議で決められた
  3. 橋本龍太郎はグローバリストに抵抗していた
  4. ジョージ・ソロスの陰謀
  5. アメリカの没落が始まった
  6. エピローグ

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