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(回答先: 一点を除き同意します。 投稿者 匿名希望 日時 2002 年 8 月 24 日 19:38:25)
レスありがとうございます。
過剰債務=過剰設備は説明されたことで解決できる問題ですが、マクロ的な供給力過剰状態=需要不足の問題が解決できるわけではありません。
債務負担はなくなった(極端な言い方)から債務を返済するために無理な価格で生産した財を販売しなくてもいいという状況は生まれますが、タダになった設備を稼働させるためには、需要が増加しなければなりません。それは、過剰債務の解消では実現できません。
そうでなければ、無理に稼働させる必要もなくなった設備とともに失業者がさらに増加し、そのような状況を感知した国民はお金を使うことにさらに慎重になります。
「はじき出される雇用者についてはひとまずはセーフティ・ネットで受け」る前に、政府が用意する需要拡大プログラムへの'供給者’として供給側に立ち戻ってもらうことが明示されていなければ、現状は解消できないでしょう。
最低限、先行き不安を解消するレベルの自然的需要増加政策を同時的に実施しなければならないと思っています。
私の価値観から言えば、セーフティ・ネットは、供給者になり得ない人を別にすれば、極力避けるべきものだと思っています。
(既に350万人もが網に掛かっています。それで確かに生活は保証されますが、その状態が人に与える影響は甚大です)
セーフティ・ネットで救う人はできるだけ少なく、救う期間もできるだけ短くというのが基本だと考えています。
供給とりわけその内容問題は、最終的にはグランド・デザインと直結する話なので、それ抜きでああこう言えることではありませんが...