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(回答先: うーむ 投稿者 するめいか 日時 2002 年 11 月 13 日 11:03:41)
たこでーす。
>うーむ、57年前までの歴史を忘れてもいいなら私も大いに
同意するところですが。大東亜戦争は天皇の名において戦われ、
無条件降伏(ただし天皇の保身の確約は取った上で)の宣言も
天皇によって為されました。そういうお調子者とその黒幕共に
命を捧げた数百万人の同胞の生命は実害のうちには入らないのですか?
そういう理解ではなく、数百万の尊い生命のおかげで実害がない
天皇制にすることができたという理解です。天皇=神の考えを捨てることが
できたのは敗戦と失われた生命のおかげです。
>天皇の戦争責任を追及しないのは
平和とやらを、同胞の生命を二束三文で売り渡して手にしたようなもので、
確かに仏さんをどう侮辱しようと今を生きる人間が大事だという
価値観に立てばそれもいいかもしれません。
そうではなくて、「本当に天皇が悪かったのか?」と多くの国民が考えた
ということだと思いますよ。一億総懺悔って言葉まであったんですから。
天皇そのものが悪いんじゃなくて、それを神と崇めある政治目的を達成
しようとした支配層が間違ってた、それにうかうかと乗った我々国民も
バカだった、ってことじゃないでしょうかね。
>具体的には、あざとく政治に干渉し日本をガタガタにしている
各種の既得権益機関を裁こうとせず失望絶望と破滅への道を歩いている
現状と、その土壌は共通しているのではないでしょうか。
これじゃあ日本はダメになるという危機意識は相当数の国民が持っている
はずですよ。それが端的に小泉首相の高支持率に現われています。
ただ、改革を断行した結果デフレ・スパイラルになって日本経済が無茶苦茶
になっても良いと考えている人はほとんどいないでしょうから、純粋に「改革
なくして真の景気回復はない」と信じているということでしょうね。
>私もそうなる事を切に願います。しかし天皇はタダの王様
じゃないんです。少なくとも戦前は、
宗教的な、全体主義原動機だったんですよ。
許す許さないの問題ではない、日本人が持つべき運命だという
話になったのです。その上で他の生き方を許さなかったのです。
そんなので良いという価値観なら否定しませんが、そうでないなら
ちょっと楽観的に考えすぎていると思います。
天皇がまた前面に出てくるような現実的な想定がありうるとは思えませんね。
そんなことは天皇ご自身も拒否するのではないでしょうかね。
天皇を担ぎ出したところで、今の日本の抱える問題は解決しないでしょう。
>そういえるほど日本が成熟していれば同意できますが、
日本はまだそんな一人前の国ではありません。国家運営はそれなりに
出来ていても、理念はカラッポです。その結果いちいち
つまづいていますし、経済的にも追い詰められて行きます。
>アングロサクソンのいかれぽんちどもが並べる人権とかの御託は
所詮、理屈の整合性を最小限取るための建前でしかなく、
奴らが本気で信じているものではありません。
日本人が戦後そういうものを本気で崇め奉ったから
やばくなっているんです。
>じゃあ何が日本の軸になるのか?という問いに、
天皇は答えることが出来ます。伝統が物を言います。
だから、本当にそれでいいのかという問いの答えを、
天皇を裁く事から導くべきだと思うんです。
いずれにせよ、この先どう転ぶかはまだ全然分かりません。
良い悪いは別として、天皇にも十分復権の目があります。
するめいかさんは日本人をどこかの未開の地のプレモダンの原住民並に
見ているような印象ですね。そして、ご自身は「天皇は戦争責任を負うべし」
というお考えなのかも知れませんが、その反面、お考えの骨格に奇妙に国家主義的な傾きを
感じました。
どこかの国と戦争をするならともかく、経済の問題が主なのですから、
天皇が出てきても始まらないんじゃないでしょうか。