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真空管アンプについての よく有る誤解
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/923.html
投稿者 中川隆 日時 2018 年 11 月 14 日 19:18:40: 3bF/xW6Ehzs4I koaQ7Jey
 

(回答先: 音がわからないアホ・オーディオマニアが良く引用する「オーディオの科学」の何処がおかしいか 投稿者 中川隆 日時 2018 年 7 月 03 日 15:59:07)


真空管アンプについての よく有る誤解

SUNVALLEY AUDIO(旧キット屋) 大橋慎の真空管・オーディオ本当のはなし 単行本 – 2018/10/17
https://www.amazon.co.jp/%E5%A4%A7%E6%A9%8B%E6%85%8E%E3%81%AE%E7%9C%9F%E7%A9%BA%E7%AE%A1%E3%83%BB%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%AA%E6%9C%AC%E5%BD%93%E3%81%AE%E3%81%AF%E3%81%AA%E3%81%97-%E7%AB%8B%E6%9D%B1%E8%88%8E/dp/4845633043


人気番組「真空管・オーディオ大放談」の エッセンスが1冊の本に!

大橋氏は音に定評のあるオーディオメーカーSUNVALLEY audioの製品開発者で、真空管アンプのことは隅から隅までご存じ。その専門知識に裏打ちされた、真空管アンプを楽しみ尽くすための知恵の数々を、ぜひ堪能してください。

「真空管アンプに興味はあるんだけど、今一歩足を踏み出せない」「真空管アンプは持っているけど、使い方をもっと知りたい! 」……そんな方々に向けた、真空管・オーディオの新しい教科書が登場です。

本書は、ミュージックバードのオーディオチャンネルで人気の「真空管・オーディオ大放談」(パーソナリティ:大橋慎)のエッセンスをギュッと1冊に詰め込んだもので、真空管アンプの基礎知識から実際の使用方法、さらにはタマやカップリングコンデンサーを換えることによる音の違いの楽しみ方までを、一挙にご紹介しています。

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大橋慎の真空管・オーディオ本当のはなし カスタマーレビュー


Vacuum Tube Audio VINEメンバー

5つ星のうち1.0
これが真空管・オーディオの新しい教科書? ご冗談を2018年11月4日


パーソナリティー大橋慎氏は、「真空管機器開発だけでなく、広い音楽知識を有し」とありますが、看板に偽りあり、と言えるでしょう。

以下、ちょっと読んだだけですが、疑問点を挙げましょう。


1. 用語の独特な解釈

P.9三極管の内部構造とありますが、これは単なる回路図記号です。
ド・フォレストの三極管はこのような構造でしたが、オーディオ用で使われる一般的な真空管はこのような構造ではありません。

またフィラメント(A電源)、プレート(B電源)、グリッド(C電源)とありますが、B電源がプレートに直接つながることはカソードフォロワ以外ないですし、グリッドも直接C電源につながることはありません。

ここでA電源、B電源、C電源の話をする必要はないでしょう。


2. 真空管アンプを使うと倍音が乗る(P.11)

「真空管の出力波形は二次(偶数次)の高調波を多く含み」、「トランジスターの出力波形は三次(奇数次)を多く含み」とありますが、真空管であってもプッシュプルアンプであれば、偶数次の高調波はほとんど出ません。

SUNVALLEYのアンプではプッシュプルでも偶数次の高調波が出るのかもしれませんが、それは設計不良・調整不良というものです。

仮に、偶数次の高調波が快いものであっても、それはあくまでも単音の場合であり、和音が入力されると、混変調歪みが生じます。

これは高調波歪みと違って、倍音関係にない、周波数の和や差の音が生じますから、音を非常に濁し、ガチャガチャした音になります。

真空管アンプの音の良さを倍音の発生に求めるのは無理があります。

3. 初段がファーストギア、出力段はトップギア? (P.20)

トップギアというと、回転数は高いがトルクが低いわけですが、なぜ重い負荷をドライブする出力段がトップギアなのでしょう。
まったく喩えになっていません。


4. ダイオード(P.22)

二極管のことをダイオードというのを知らないのでしょうか?
英語の真空管のマニュアルを見たことがないのでしょうね。
シリコンダイオードというべきでしょう。


5. プリアンプの是非(P.48)

簡易プリメインの入力部にあるのはボリュームではなくアッテネーターなんだそうです。
で、このアッテネーターは全開で使用すべきであり、そのためにプリアンプを使った方がよいとのこと。

プリアンプについているボリュームと、簡易プリメインの入力部にあるアッテネーターってどこが違うのでしょうか?
アンプの設計者ならだれでも知っているはずのことです。

プリアンプを使うとゲインが増えるので、今まで拾い上げられなかったローレベルの信号を救えるようになる、とのことですが、そんなことはありません。
ゲインがいくら上がっても、同じ音量で聴くのなら、どこかでレベルを落とさなければなりません。

メインアンプのアッテネーターで絞らなければ、すべてプリアンプのボリュームで絞ることになるわけです。
今まで拾い上げられなかった信号はますます弱くなり、ノイズまみれになります。


6. ブースターアンプの復活(P.51)

P.44で、「真空管アンプの歪み率は1W前後が一番少なく設計されているわけです」とあるのに、ゲインが12dBブースターアンプを付ければ、その歪み率がもっとも小さい出力は16Wになってしまいます。

店主自身が一番おいしいところといっているところは、ブースターアンプを使うとノイズまみれになってしまいます。

これは仮にブースターアンプが一切の歪みとノイズを発生しない場合での話ですが、実際にはブースターアンプの歪みやノイズがさらに加わります(歪みは打ち消されることもありますが)。


7. MUSIC BIRDの放送について

番組内で、真空管アンプの出力にダミーロードを付けて、アンプや真空管の違いを放送しているようですが、それで音が変わったら、デジタル放送なのですから、データの違いとなって現れるはずです。
是非、それを検証してもらいたいものです。

今は昔と違って、デジタルですべてメモリーできてしまいますから、音の違いは測定できない、などというのは言い訳でしかありません。

また、インピーダンスが周波数により変わるスピーカーではなく、純抵抗のダミーロードを使って音の違いを知る、などというのは意味がないでしょう。
それで音が違うなら、確実に測定でわかります。

このような人が書いたものが教科書たり得るのでしょうか?
読者自身が判断してください。


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Y

5つ星のうち1.0
事実に基づかない、あるいは理屈に合わないおかしな記述が多い2018年11月9日


ネットで色々噂されてる方の本なので、目を通して見ようと思い置いてある書店に赴いて目を通してみました。
残念ながら、買おうとおもう気持ちは微塵も湧きませんでした。そっと閉じて、店を出ました。

”本当の話” ”新しい教科書” と銘打たれてますが、本当で無い事が沢山書かれており、とても教科書などと言えるものには、私にはとても思えませんでした。あまりにも、事実に基づかない、あるいは理屈に合わないおかしな記述が多いのです。

詳細は省きます。他の★一つ評価のかたが詳細に書いてくれてますが、そのとおりです。
おそらくは、自分の思い込みだけで、なんの検証もなく、誰からも監修も受けずに書いてるんだろうとおもいます。真空管は2次歪だから音が良い、半導体は3次歪で音が悪い、とか、半導体がもたらした特性競争とか、事実誤認も良いところです。嘘と言っていいぐらいです。

半導体が無かった時代から、特性競争がありました。電子回路技術が発達したのはそういう特性競争の結果です。半導体の特性競争というのは、昭和の時代の、メーカー間の販売競争、シェア争いがあっただけです。日本には世界的メーカーが沢山ひしめいていたというだけの話です。この方は、歴史を俯瞰して眺められない、あるいは調べずに思い込みだけで書いているのでしょうね。

佐伯多門氏の素晴らしいスピーカーの歴史に関する本を読み終えてその内容、執筆の姿勢に感動した後なので、余計に落差を感じました。この本は、真空管、半導体とわず、プロ、アマチュアとわず、真面目にオーディオアンプの研究をしている方から総スカン喰らうんではないか、と思える様な本だというのが、私の感想です。 
無学の方が信じてしまうと困ることになるかも。パワーアンプのボリウムは全開というのが良い例ですね。既に別の★1つの方も書かれていますが。 ちょっと呆れてしまうぐらい、常識からかけ離れてることを、正しい事として書いてる。
ちょっとした恐怖です。まあ、この会社のアンプのファンの方のカタログの本として存在してるのかもしれませんね。


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マーボウ

5つ星のうち1.0
スピーカーが壊れる恐れあり2018年11月8日


前半では真空管アンプの基礎知識が述べられていますが、肝心のUL接続の解説が全く無いのが残念。
後半はSUNVALLEY製真空管アンプのコマーシャルの要素が大きかったです。

真空管を取り換えたり、カップリングコンデンサを取り換えたりして音の変化を説明していますが、
耳の悪い私には信じがたく、空間、空気感、表情など抽象的表現のオンパレードでいい加減うんざりしました。

真空管アンプをやたら褒め称えていますが、最近の中華製D級半導体アンプなどは廉価で良い音がします。
パワーアンプとプリアンプの接続に関して、著者の説明通りパワーアンプのボリュームを最大にしたところ、S/Nの
最悪なノイズまみれな状態となり、とても音楽を聞けたものではありません。
パワーアンプのボリュームが最大であれば、入力された微小なノイズも増幅されてノイズまみれとなるのは誰が考えてもわかる話だと思います。

特にレコードでは、フォノイコライザーアンプの増幅度が高いので最悪でした。
又、その状態でパワーアンプの入力切替SWを誤って切り替えてしまい、爆音が発生し危うくスピーカーを壊すところでした。

皆さん、パワーアンプのボリュームはなるべく絞って、プリアンプのボリュームで音量調節するようにしましょう。
その方がとても良い音がしますし、スピーカーが安全です。

_____

mayu-chan

5つ星のうち1.0
オマージュという言葉のもとに名機の模倣品・コピー商品を企画販売している大橋氏の著作である 2018年11月11日

McIntosh のパワーアンプ MC275 の模倣品 SV275、
BBCモニター LS3/5a の模倣品の KIT LS3/5a、
Western Electricの通称パンケーキと呼ばれるスピーカー WE755aのコピー商品 LM 755A

を企画販売(自前の工場を持っていないので企画製造販売とは書かない)している大橋氏の著作である。

大橋氏の販売している商品は基本的に中国または国内小メーカーの製品の寄せ集めであるため、統一した思想が無い。

意匠についても商品それぞれバラバラである。

大橋氏の文章・説明には多くの疑問点があり一々挙げるときりがないがいくつか指摘しておく


・ゲインの問題

特に問題があると感じるのは商品群に統一した思想がないため、大橋氏の販売するプリアンプとパワーアンプの組み合わせはゲインが過剰であることだ。

大橋氏の言に従えば、パワーアンプの Volume は最大にしてプリアンプで音量調整をすることになるが、前述のとおり全体のゲインが過剰なため、プリアンプの Volumeをほんの僅か開いたところでしか使えない。少し上げると爆音になってしまう。

更には Volume のギャングエラーの多い部分で使用する羽目になる。

当然のことながら、大橋氏の言とは逆にパワーアンプの Volume を積極的に使用して、プリアンプ部の入力信号はクリップしない程度までできるだけ大きくとるほうが再生系全体のアンプの残留雑音の影響を小さくすることができるしギャングエラーの影響も避けることができる。現在のプロ用の機器でパワーアンプの入力 Volumeが無い機材は無いといっても良い。

レコード(Phono)の極めて小さな信号を増幅するため名機 Marantz7 は 12AX7 の 3段増幅をしていたが、大橋氏の企画販売しているプリアンプ Pre1616D は CD のようなレコードに比べて極めて大きな入力信号を扱うのに Marantz7 の回路で3段増幅させており(ちなみに Marantz7 は Tapeや Auxのような大信号の入力では3段目のみで増幅している)、結果として入力 Volume を少し開けると爆音となる。

ゲインを抑えるということはNFBの処理に大きく関係するが、発振問題もありそれには知識と経験と実験が必要である。それが欠如しているためゲインがうまく設定できていないのではないかとも想像する。


・半導体アンプ

筆者は真空管アンプも半導体アンプも設計自作するが、真空管アンプは適当に作っても鳴る。
半導体アンプは熱設計も含め真空管アンプよりも厳密な設計が必要となる。

その違いはあるものの、大橋氏の主張するように半導体が劣っているようには全く思わない。

現代の録音ソースは半導体機器(更にはOPアンプICを使った)によって作られている。プロ用の機器も半導体である。半導体のない時代の Western Electric を引き合いに真空管押しをすること自体ナンセンスであり、過去の有名ブランドの威を借りることは哀れでもある。


書き出すときりがないので簡単にまとめると、結局この本は読者費用負担の販売用宣伝冊子であると思ったほうが良い。

真空管アンプについて知識を得たいのであれば、Amazonで購入可能な

情熱の真空管アンプ /木村 哲
真空管アンプ設計製作自在―オーディオ用プリアンプからパワーアンプまで /長 真弓
真空管アンプの素 /木村 哲
https://www.amazon.co.jp/%E6%9C%A8%E6%9D%91-%E5%93%B2/e/B004LR2JM0/ref=dp_byline_cont_book_1


なども一読してはいかがか


▲△▽▼

SUNVALLEY AUDIO(旧キット屋)[真空管アンプ,オーディオ,スピーカー販売]
https://www.kit-ya.jp/


【偽バレ】サンバレー天守スレ【1周年記念】
https://www.google.co.jp/search?lr=lang_ja&hl=ja&tbs=lr%3Alang_1ja&ei=pCbZW8OQMcL78QWbwongCw&q=%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%83%90%E3%83%AC%E3%83%BC%E5%A4%A9%E5%AE%88%E3%82%B9%E3%83%AC&oq=%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%83%90%E3%83%AC%E3%83%BC%E5%A4%A9%E5%AE%88%E3%82%B9%E3%83%AC&gs_l=psy-ab.3..0i30k1.2397.2397.0.3804.1.1.0.0.0.0.107.107.0j1.1.0....0...1c.1.64.psy-ab..0.1.106....0.oVL4-HnC8Qs


 

  拍手はせず、拍手一覧を見る

コメント
1. 中川隆[-13591] koaQ7Jey 2018年11月14日 19:24:33 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-20668] 報告

300Bアンプ _ SUNVALLEY AUDIO(旧キット屋) SV-91B


SV-91B
\ 290,000 〜 \ 464,000 +税
https://www.kit-ya.jp/products/detail/597


当社のハイエンド300Bシングルパワーアンプが遂に再登場です!

世の所謂「91B型」300Bシングルは何故オリジナルとこんなに音が違うのだろう、という疑問からSV-91Bの開発がスタートしたのは2003年のことです。あれから10年、回路ならびに外観そのままに組立マニュアの一新など再現性(作り易さ)の向上のため内部を一新しました。

旧モデルと同様、3段増幅回路を用い、通常は送信管アンプに使う大型出力トランスを300B用にアレンジ。また300Bをフルスイングする為に通常では考えられない利得を電圧増幅段で稼ぎ、「マルチループフィードバック」回路で強力に音を締めています。並みのプッシュプルアンプを寄せ付けないドライブ力。大型SPを楽々と制動する私どものパワーアンプの最上級モデルの一つです。

電圧増幅管にPSVANE WE310A


形式:300Bシングルパワーアンプ

※使用トランスは全て橋本電気製

入力:入力1系統、ヴォリューム無
配線方式:オール手配線

ボンネット:無し
使用真空管:310A*4、300B*2、274B*1

 ※「真空管無し」の場合、全ての真空管は付属しません。
 ※「真空管有り」の場合、「PSVANE WE310A*2ペア」「Prime 300B ver.4*1ペア」「GD 274B*1」が付属します。
 ※「PSVANE WE仕様」の場合、「PSVANE WE310A*2ペア」「PSVANE WE300B*1ペア」「PSVANE WE274B*1」が付属します。


定格出力:10W + 10W(8Ω、THD:10%)

サイズmm(突起部・球含む):W400×D300×H220
重量:24kg

※本製品は真空管・配線材を含みます。
https://www.kit-ya.jp/products/detail/597


▲△▽▼


壊れにくい真空管アンプと壊れやすいアンプの内部の違い
http://open.mixi.jp/user/8290003/diary/1963912500


こちらのアンプでは複数に安定動作せず、故障が早かったり苦労させられたのであえて悪例として紹介します。

サンバレー キット屋の SV-91B という 300B真空管アンプです。

http://open.mixi.jp/user/8290003/diary/1963912500

この○を付けた部分の電解コンデンサーが早晩ドライアップして故障した例が多くレポートされているようで無理もありません。

平蔵のアンプです。
300B と WE252A 真空管双方を刺せるコンパチブルアンプです。


同じ機能の回路部分に赤丸を付けました。

http://open.mixi.jp/user/8290003/diary/1963912500


こちらは比較的能率の低いソナス・ファベール社ガルネリやアマティーを鳴らすためのEL156プッシュプル真空管アンプです。

同様の部分です。

http://open.mixi.jp/user/8290003/diary/1963912500


違いがわかりましたでしょうか?


・発熱するホーロー抵抗の耐圧の違いで、キット屋のそれはおそらくギリギリ。
 平蔵のは余裕ある2倍ないし3倍のW数
 これでホーロー抵抗の表面温度に倍以上の差が出てきます。

・ホーロー抵抗と電解コンデンサーが接近しすぎ。

・発熱する部品は上に、熱に弱い電解コンデンサーは下にの熱対流の法則を守れていない

おそらく設計者はこのイトケンこと伊藤健一さんのこのような本を読んだことは無いのでしょう。


ワットと熱と故障のはなし (SCIENCE AND TECHNOLOGY) 伊藤 健一
https://www.amazon.co.jp/%E3%83%AF%E3%83%83%E3%83%88%E3%81%A8%E7%86%B1%E3%81%A8%E6%95%85%E9%9A%9C%E3%81%AE%E3%81%AF%E3%81%AA%E3%81%97-SCIENCE-TECHNOLOGY-%E4%BC%8A%E8%97%A4-%E5%81%A5%E4%B8%80/dp/4526037273/ref=sr_1_1?s=books&ie=UTF8&qid=1540958165&sr=1-1&keywords=%E5%81%A5%E4%B8%80+%E4%BC%8A%E8%97%A4+%E3%83%AF%E3%83%83%E3%83%88%E3%81%A8%E7%86%B1

余裕を持ったシャーシを使わないそもそもの設計が悪いのだと思います。
このように商品として売られていても、耐久性など考えられていない設計製品は故障が早いので要注意です。

デザインや利益を優先するあまり、こういったセオリーが守られていない市販オーディオ製品もたくさん見ます。
内部をしっかり観察した上でないと買えません。

コメント

mixiユーザー2017年11月30日 06:48

そりゃ電解枯れますね(汗)。

PC電源の話になります。
数年前デスクトップPCの電源部を交換する時、それまでの500W物から、
CPU等搭載部品から推定し、ピークに必要な350Wの倍近い650W物、
かつ変換効率ワンランク上に換え、夏場でも排気FANの静粛化を目指しました。
今だと排気FANは気持ち程度の風量で済んでます(PCが暖房にはならない)。


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mixiユーザー2017年11月30日 06:55
> mixiユーザー 

ここのアンプは都合3台も誤って所有しました。
どれも多かれ少なかれかような問題を内部から観測することが出来ました(^_^;)。

伊藤健一著作シリーズによると、メーカーの熾烈なコスト競争から定格ギリギリは避けなければならないものの、せめて2倍の抵抗とされていました。
コンデンサーらも同様でしょう。

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mixiユーザー2017年11月30日 07:05
> ゴルゴ平蔵さん


引退した知り合いの古い電気工事屋さんが、最近の電源は定格以上流れる事を想定せず、ギリギリの部品しか使ってない、と嘆いていましたっけ。
定格でも発熱しているとも。
コストダウンし過ぎですね。


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mixiユーザー2017年11月30日 07:11
> mixiユーザー 

商業ビルやマンションの電線。中華無印当たり前だそうで、アンテナケーブルのシールドは網線も使わず、皮を剥くとばらりと銅線がたらーっ(汗)


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mixiユーザー2017年11月30日 07:20
> ゴルゴ平蔵さん

ムンクの叫ぶ男になりそう。

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mixiユーザー2017年11月30日 07:45
> mixiユーザー 

修理費用で儲かる。閉鎖したVW audiを売っていた地元のファーレンというディーラーの店長の朝礼挨拶を思い出しました。「皆さん、まだオープンして2年、苦しい!でも後1年我慢してください、車検と修理で最低維持できる利益が出るのですから!」

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mixiユーザー2017年11月30日 07:57
> ゴルゴ平蔵さん

電線だと最悪、火事ですけね。
車だって、冬の高速でエンコしてオーナーが瀕死の目に合ったら訴訟になりそう。


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mixiユーザー2017年11月30日 08:00
> mixiユーザー 

オーディオの電解コンデンサーを早くドライアップさせたところで火事もなければ保証期間は動けば足りて、訴訟しても客が負けますねげっそり


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mixiユーザー2017年11月30日 08:13
> mixiユーザー 

イトケンこと伊藤健一著作シリーズによると、電線メーカーはその火事だけ避ければ足りるので、電力ギリギリ。その代わり瞬間電圧降下の問題は避けられず、精密電気製品の誤動作や、オーディオの音質悪化は避けられないようです。電線メーカーに文句言っても駄目。それは機器の設計が悪いとされるそうです。

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mixiユーザー2017年11月30日 12:03
> ゴルゴ平蔵さん

安定した揺るぎ無い電源が全ての基礎ですね。

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mixiユーザー2017年11月30日 12:05
> mixiユーザー 

そうですね。イトケンさんもホンネはギリギリ耐圧の3倍くらいのケーブルやCRは使いたいんだと推測しました。

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mixiユーザー2017年12月01日 00:18
> mixiユーザー

キット屋さのアンプ…営業妨害になるので、余り言いたくは無いですが、部品が粗悪過ぎます。

トランスは菅野電気製ですから信頼性は中華製とは比較になりませんが、特性は悪いし、音もイマイチ…

また電解コンデンサはTKとか余り良いものではありません。
電解の事故は良くありまして、私はニッケミ、ニチコン、スプラグ、ローデンシュタィン、シーメンス辺りしか信用しません。

また抵抗器も余り良く無く、中華か台湾辺りのものが使われて居ると思います。
抵抗器も福島双葉とか日本抵抗器、デール等の信頼のあるものでなければ信用出来ません。

そう考えると、残念ながらキット屋さんのアンプは音もイマイチで、安かろう、悪かろうとなります。

____


mixiユーザー2017年12月01日 08:43
> mixiユーザー 

ここのSV501というアンプの300BのUXタイトソケット、だんだん端子が緩んでくるので、ラジオペンチで端子を締め直したら、端子が折れてしまいました。
SV63というアンプでは、始終電源FUSEが飛ぶとしたら、アンペアの大きなFUSEを送ってきて、とうとう出力トランスから煙りが立ち上がりました。

自作アンプのプロ用仕様状況にかかわらずの安定状況はレポートしたとおりです。
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1963688283&owner_id=8290003

さすがはおわかりのようですね。


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mixiユーザー2017年12月01日 08:52
> mixiユーザー


アンプから発煙ですか…Σ(・□・;)
一歩間違えれば、火災じゃ無いですか…

ソケット、コネクタ類は一番重要な箇所ですね!
安物を使うと、結局接触不良で泣くことになる…

しかし、カソード抵抗でバイパスコンデンサーを炙るとか、もう電気のこと何も分かって無いですね(*´Д`*)

そんなアンプに古典球、恐ろしくて刺せません。

私も学生の頃20年くらい前ですが、安いし、憧れたものですが…f^_^;

http://open.mixi.jp/user/8290003/diary/1963912500  

2. 中川隆[-13590] koaQ7Jey 2018年11月14日 19:33:45 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-20668] 報告

ギャングエラー

古いアンプに出やすい「ギャングエラー」という症状があります。
これはボリューム0〜1ぐらいの時に左右のバランスがちぐはぐになるというもの。

極端な場合、片方からしか音が聴こえなかったりということもあります。大きな音で聴く環境の方にはいいのですが、例えば夜中に小さい音でじっくりとオーディオを楽しむときに困ります。修理してみても、モデルによっては改善に限界があるので、「ギャングエラーのことは多少は仕方ない」、と不便なまま楽しんでおられる方も多いと思います。

 先日こういった症状で修理に出したアンプについて、いつもお世話になっている修理のご担当者様からこういったお話を伺いました。
「こういったアンプが作られた1960〜1970年代には、ライン入力が今よりも小さかったんです。じつは今のCDプレーヤーなどの出力は当時のチューナ―やテープレコーダーのライン出力よりも、倍ほどの音量に設定されています。」

「なるほど!」これを伺ったとき、長年思っていた疑問が解けた様な気がしました。

 つまり、昔のアンプに今のCDプレーヤー等をつなぐと、「入力信号が想定されているより大きいために→必然的にボリュームツマミを極わずかに回しても大きな音が出る」という状態になっているのです。そして小さい音で聴くにはツマミのごくごく最初の部分を使わざるを得ない。当時アンプを設計した人たちはそんな状態を想定していないですから、最初の0〜1位置での左右の音圧差についてはあまり気にしていなかった…。ということではないでしょうか。

 そのような場合、打つ手は?と尋ねてみました。

「アンプよりも手前にボリュームがあれば、それをしぼってみてください。例えばCDプレーヤーには固定出力(FIXED)端子と、可変出力(VARIABLE)がついているものがあります。その場合ならVARIABLEにつないで、OUT LEVELを半分ぐらいにしていただくと、当時の出力に近いので、ギャングエラーが気にならない状態でお使いいただけると思います。またプリアンプの後につないでいるパワーアンプにボリュームがあれば、そちらを小さめにしても同じ効果があります。」

こうすれば、アンプのボリュームが9時ぐらいでちゃんと聴けるようになりますね。なるほど。

 もちろん、CDの出力はFIXEDで出した方が「信号が大きい+ボリュームを通さない」→音が良いのでそちらにつなぐのがセオリーなのですが、ギャングエラーによってお困りの場合にはこういった方法も有効かと思います。VARIABLE端子がない場合は、途中でアッテネーターなどをつなぐのも良いかもしれません。
http://www.hifido.co.jp/merumaga/nihon/131101/index.html

▲△▽▼


【偽バレ】サンバレー天守スレ16【1周年記念】
https://lavender.5ch.net/test/read.cgi/pav/1537717438/


100名無しさん@お腹いっぱい。2018/10/05(金) 19:00:25.47ID:jog38ZNT>>107

簡易プリメインについているボリュームは音量を上げるための機構ではなく、
アンプに入力される電圧を絞って適正ゲインに調節するための"アッテネータ"(減衰器)であるということ。
https://web.archive.org/web/20170222005407/http://www.kit-ya.jp/etc/20170216_first%20step%20for%20tube%20amplifier.pdf

1ビットの分解能は1/65536であり、最大出力の2Vに対して僅か30μVに過ぎません。
この微小電圧を簡易プリメインでは掬い上げることが出来ません。
https://web.archive.org/web/20160408040951/http://tubeaudio.exblog.jp/25295030/

その理屈をハイレゾに当てはめると、ハイレゾは24ビットぐらいある。
しかも、サンバレーのプリアンプはCDなどのライン受けはバッファーも通さず直接ボリウムに入れている。

当たり前だが、ボリウムは減衰器だから、減衰してしまいますね。簡易プリメインはアッテネータ、プリアンプは違う、
と思ってるとしたら、どうにかしている。ボリウムの後ろにアンプが来てる。それはパワーアンプだって同じことだもの。

しかもハイゲイン上等の産婆アンプ群はゲインが高いのでCDやDAC入力だとボリウム位置8時9時で爆音になるので
ギャングエラーが出る程絞り込まなきゃ使えない、と来た。

つまり、天守理論によると、ボリウム絞るとCDでもダメらしいから、ハイレゾの1ビットなんて全くもって無意味、
にならないかいw  なんか、あまりに低レベルなんで、書いてて情けなくなってきたよwww

ものすごく単純な理屈なんだけど、それすら考えずに思い込みだけでおしゃべりする、自分でそれを信じこむ、
そうやって、摩訶不思議な珍説が生まれるんでしょうなあ。 


101名無しさん@お腹いっぱい。2018/10/05(金) 19:10:40.71ID:jog38ZNT

産婆アンプは低NFBでハイゲイン、つまりS/N的には不利だし、実際残留ノイズも多いという話もある。

まともなメーカー製とちがって、きちんとスペック出してくれてないので、想像になってしまうが、
CDの理論でのダイナミックレンジは16bitで約96dBだから プリ、パワーを合わせた総合S/Nがそれ以上
ないと、理論的には1bitなんてすくい上げられないことになるんよねw
実際家庭で静かに聞くレベルだと、録音されてても聴感上聞こえない音域ってのがあるわけで、
あんまり問題にならないんだけど、ボリウム通ったら1bitがすくい上げられないとか、その根拠とするものは
なんなのか、知りたいところですわ。 ボリウムは、抵抗分割回路だから、理論通りに微小な電圧がでるだけ。

それがノイズに埋もれるかどうかは、その系のノイズレベルとの兼ね合いであって、ボリウムを通るから
微小電圧がすくい上げられないわけではない。

簡単な抵抗分圧も、理解できないのかな、彼はw


102名無しさん@お腹いっぱい。2018/10/05(金) 20:59:19.92ID:eP+pSjZf

技術がわからないからなのか、
"音は人なり"とか"誰々さんの人生が鳴るときのような音"とか
全く技術的にも論理的にもおかしなカルト宗教じみたことを言うw


103名無しさん@お腹いっぱい。2018/10/05(金) 23:08:00.44ID:jog38ZNT

産婆プリのライン入力はいきなりボリウム。
天守理論だとボリウムは減衰し、抵抗体を通るので音が曇る

産婆プリ+産婆パワーはトータルでCDやDACのライン入力をスピーカーで鳴らす目的としては
ゲインが高すぎるので、8時、9時で爆音が出てしまう。
8時、9時の位置というのは当然抵抗体を通るので音が曇るはず。

何度も書くけどw インピーダンス云々で説明しようとしても、プリの入力でも
パワーの入力でも同じことが起きるはずで、プリのボリウムでは起きない、
パワーでは起きるというのは明らかに矛盾するわけです。
これは、電気分からなくても容易に理屈が通らないことが理解出来るとおもいます。

CDやDACのソリッドステートのライン出力はたいていとてもインピーダンスが低い。
産婆プリのカソードフォロアなんて目じゃないと思う。だからインピーダンスで説明してもダメすよw

プリを入れたほうが好ましい音になる、という言い方であれば、疑問は持たないけど、
無理くり理屈をつけようとして、逆に矛盾をさらけ出している事にも気が付かない。

素晴らしいプロフェッショナリズムと言えよう


104名無しさん@お腹いっぱい。2018/10/06(土) 00:25:18.34ID:5gmNjsuw

さて、ボリウムの抵抗体を通ると音が曇る、としようw まあ、そういう事もあるかも、しれない。
だとすれば、CDから産婆パワー直で、ボリウムを大きく開けて使う場合の抵抗体を通る量と、

CDから産婆プリ入れてパワー(天守理論で入力全開)繋いで、プリのボリウムを絞って使う場合の
抵抗体を通る量

同じ音圧で試聴するばあい、ボリウムの抵抗を通る量は、明らかに後者のほうが大きい。
プリのゲイン分、余計に絞らなければならないからだ。

で、なんだっけ、抵抗体を沢山通ると、音が曇る、って理屈なんだっけ。
じゃぁ、プリ入れたほうが余計に曇るわけ、だよね。

はい論破w

ほんと、純朴で疑わず、自分で調べない、分からない人が、そういうの鵜呑みにして、
パワー全開にして、プリを思いっきり絞って、ギャングエラーがでて困ってしまう、という悲劇が
現実に起きているという事実・・

https://web.archive.org/web/20171225112720/http://community.phileweb.com/mypage/entry/1990/20120320/29669/
https://web.archive.org/web/20171225162430/https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/c628098128
https://web.archive.org/web/20171225164020/http://cello300b.exblog.jp/14857128/
https://web.archive.org/web/20171226131644/https://blogs.yahoo.co.jp/goldzg2003/70800350.html


このプリ、30万ぐらい、するんだっけ。 お金は出せても、知恵は買えない、
お金を出しても、正しい知恵は得られず、珍なる説明をもらって納得してがまんするしかない人たち。

1人でもいいから、そのおかしさに気がついて、解脱されん事を祈りたいです 
西蓮寺の観音様彼らをお救いください 合掌


105名無しさん@お腹いっぱい。2018/10/06(土) 14:31:02.26ID:FHRzmbWG>>108

デタラメを言ってはいけません。
大恥は過去の名機やブランドの威光にタダ乗りし、ウソ、デタラメ、珍説をばら撒き
偽ブランド商品や粗悪品を売りつけて真空管オーディオを冒涜するとんでもない反社会的悪徳商人です。


Yoshihiro@オデオ垢
@DiaryOneword

この前のTriodeの山ア氏とか、
あとはサンバレーの大橋氏とか、確かな情熱で真空管アンプの啓蒙活動をされている方々もおられるからねえ…

真空管オーディオの世界を絶滅に追い込みたくない、理解者を一人でも増やしたい、という思いは我々だって同じなんだわ。
5:17 - 2018年10月4日
https://twitter.com/MakotoOhashi/status/1048398279124209664
https://twitter.com/5chan_nel (5ch newer account)


106名無しさん@お腹いっぱい。2018/10/06(土) 14:55:51.72ID:YyJNxEvQ

数少ない信者フォロワーの賞賛の言葉ですから大切にしましょうw
でも気に入らない発言があればキット屋倶楽部の時に本人に断りや連絡もなく一方的にリンクを消したように
ツイッターもフォローを外すのでしょうねw


107名無しさん@お腹いっぱい。2018/10/06(土) 15:03:52.00ID:xu/6VJ2T
>>100
その微小電圧をハムノイズ多い下手くそ半田付けアンプは雑音に埋もれさせるだけw


108名無しさん@お腹いっぱい。2018/10/06(土) 16:09:34.40ID:5gmNjsuw
>>105
真空管アンプって、天守とかがネット販売するまえから、
少しづつ復活基調だったのよ。天守はその基調と、ネット通販の普及に
うまくシンクロさせて安キット作ってるところを探し出したというだけ。
彼は、あちこち電話かけまくって、作ってくれるところ開拓したって、言ってたでしょ。

むしろ乱売や取っ替え引っ替えのおかしな風潮を作り出して、
昔からコツコツと、大きな商売にならずとも細い線を繋いでいたガレージレベルの店や
静かに楽しんでいた自作派とかは大迷惑の感が強いんでないか。

結局売って儲けることに情熱を掛けてるだけ。それは商売人だから、あたりまえ。
それ自体は非難すべきことではないが、

中露球をGEだのJANだの言ってるのを見ても、
5R4は5V3Aと吹聴してクレーム付けられたらその経緯を消去改ざんしてしまう、
それが、確かな情熱というんだから、そういうの見せられてる方としては、たまらんわけよw


109名無しさん@お腹いっぱい。2018/10/07(日) 13:12:15.21ID:RbN2b7qs

【注意喚起】
本日と明日、損保会館(東京)で反社会的悪徳企業サンバレーによる東京洗脳ミサが行われます。
技術を全くわかっていない主宰大恥によるウソ、デタラメ満載の口先だけのインチキ詐欺トークに
騙されないよう注意しましょう。

試聴再生は様々なバイアスをかけ、騙しのテクニック満載です。事前のトークによる印象操作、
加工された音源、ボリューム操作等に要注意です。
特に前方の列はサクラ信者で固められていると思われます。同調圧力をかけてくるのでこれも要注意。

催眠商法の手口(警視庁)
http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/kurashi/higai/shoho/saimin.html

クーリングオフをご存知ですか
http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/kurashi/higai/shoho/anote4.html






プリアンプ ボリュームのギャングエラー対策出来ず 2012年03月20日
https://web.archive.org/web/20171225112720/http://community.phileweb.com/mypage/entry/1990/20120320/29669/


2年ほど前に中古で入手したサンバレーの管球プリアンプ「SV310」、スピーカの能率の良さもあって、夜などでボリュームを絞り気味すると左右音量差が気になります。

ボリュームは「コスモス」のAカーブ20kΩが標準で、今回もう少しボリュームを開け気味にできる方が?との安直な考えと部品バラツキでギャングエラーが少ないことを祈りつつ、同じ「コスモス」の50kΩに交換してみました。
#配線は中古購入のまま引き直していないのであしからず。

ついでに、電源スイッチ、入力セレクターなどのノブもパネルとの隙間が広めだったのでワッシャやナット位置で調整してクリアランスを改良してみました。

トラブルが無い限り、滅多にケース内を覘くことが無いので、またまたついでにチューブラのカップリングコンデンサが「チュウブラりん」になっていたので事故や精神衛生上、当然振動から来る音質にも影響が有ろうかと「ホットメルト」でサブシャシーに固定しておきました。

蓋を閉めて入出力の機器類を接続してみれば、本来の目的であった「ギャングエラー対策」は効果無しでした。しかも20kΩと50kΩではそれ程ボリュームの位置は変わっていないようです。Aカーブの対数に因るものからでしょうか?

結局釈然としない投資と作業となってしまいましたが、こころなしか低域の厚みが増したような気がします。これがボリュームなのかコンデンサの固定なのか定かでは無いですが…

本来対策をしたかったギャングエラー、ディテント式のアッテネータしか対策無いのでしょうか…

【追記:備忘】
サンバレーに相談の結果、プリのアンプゲインを犠牲にするのはオススメ出来ないこと。パワーの入力ゲインで調整するのがベターとのことで、聴感で様子を見ながら約16dBの入力アッテネータ挿入。
(R1:HOT側…18kΩ/R2:GND側…3.3kΩ)

レス一覧

北の旅人さん、始めまして!!
O'Audiと申します。

私も下手ながら半田ごてを握ります!!
新参ものですが、どうぞ宜しくお願い致します。

VRのギャングエラー、厄介ですよね...私も良く苦しめられます(^^;)

さて、お写真を拝見したところ、ボリュームの3本足(片chあたり)の全てに配線が接続されているようですが、恐らくそれらは「入力」、「出力」、「GND(0V)」の3つではないでしょうか?
もしそうだとすると、ボリュームの「分圧比」で音量を調節しているものと思われます。
その場合、「ボリュームの回転角度」と「出力」の関係は、20kΩと50kΩでほとんど差が出ないと思われます。

さて、肝心のギャングエラーですが、以下のような対策はいかがでしょうか?

@ボリュームの入力ピンと入力(青色の配線)の間に直列に抵抗を入れる。
Aボリュームの出力ピンとGNDピンの間に並列に抵抗を入れる。

それぞれ、異なる副作用や制限事項が御座います。
また、いずれの場合でも、音色(音質)に何らかの影響を与えるかもしれません。

もし御興味があれば、より詳細にご説明させて頂きます。
(音色(音質)に関しては、駄耳ゆえ、あまりお力にはなりません...(^^;))

また、既にご存知の内容でしたら、読み飛ばしてくださいませ。m(_ _)m

では。

byO'Audi at2012-03-20 23:34


O'Audiさん 初めまして。

コメントを頂き有り難うございます。

仰ること理解できました。確かに20kΩであろうが50kΩであろうが抵抗分割の中点電位を拾っている訳ですから比率としては同じですね。
本来の半固定抵抗の抵抗変化成分のみが、音量変化として使えれば良いのですが、回路図も無いので少しWeb上で探してみます。

また仰せのようにシリーズで入力側にR追加、或いはGND側にパラってR追加も試してみたいと思います。
音質的には後者の方が抵抗による汚染要素?が少ないような気がします。トライしてみます。

有難うございます。今後とも助言、ご教授宜しくお願い申し上げます。

by北の旅人 at2012-03-21 21:12

https://web.archive.org/web/20171225112720/http://community.phileweb.com/mypage/entry/1990/20120320/29669/

▲△▽▼

中古美品★サンバレー SV−310U 真空管プリアンプ サンバレー完成品
https://web.archive.org/web/20171225162430/https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/c628098128


サンバレー SV−310U 真空管プリアンプ を出品します。
こちらのプリアンプはキット品ではなく、サンバレーによる完成品です。 
2007年の組立品です。 小さな打ちキズはございますが、ヘコミなどなく状態は良好です。

中古で購入し、購入後1年ほど使用し、ここ数年は使用頻度は極端に少なくなっていました。

動作は問題ありませんが、製品のボリュウームを絞り込んだ(時計でいうと8時〜9時あたり)時にギャングエラーが発生します。

これは音質重視でパーツを選定しているため、製品の仕様とのことです。

プリアンプ本体に、スベトラーナWE310A互換球2本、フィリップス5R4GYS1本、組立マニュアル、検査書、電源ケーブル(動作確認用)が付属します。

到着時に動作しない以外は基本的にノークレームノーリターンでお願いします。
https://web.archive.org/web/20171225162430/https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/c628098128


▲△▽▼

管球オーディオ雑感記。
謎体験??→解決。 2012-03-13
https://web.archive.org/web/20171225164020/http://cello300b.exblog.jp/14857128/


本当は SCORE 邸訪問第2弾を書くつもりだったのですが、ちょっと不思議な体験をしたので。

こないだ強盗もとい、ギャングエラー退治の話は書いたのでご存知だとは思います。
アルプスのRK272連Aカーブの10Kオームを取り付けたのですが・・・
念の為 サンバレーの大橋さんに報告をしたら、

「10kだとギリギリかな・・・という部分が(標準は20k。)ギャングエラー的には高い VOL で受けた方が有利〜(細かく刻むのと大きく刻むのではどちらが誤差がでやすいか)

〜私どもでは音質的見地で20Kで決めたわけですが、電気的には20k以上であれば問題ない〜

プレイヤーのなかには一部出力インピーダンスの高い機器もあるので、安全をみると高くしておく方が無難〜」との返答が。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

なるほど・・・と思い、早速こばちゃんさんから頂いたVOLに交換を試みました。


https://web.archive.org/web/20171225164020/http://cello300b.exblog.jp/14857128/


へったくそ〜。からげられなかったし・・・


まずはアルプスRK27の100kオーム。こばちゃんさんのお古です。

なんとか頑張って(最近半田つけは億劫・・・)繋いだところ・・・あれ!?
再び強盗出現!!そして軽い「ジー」ノイズ(VOL最大で止まる)。あちゃ〜。
半田づけが悪かったのかもしれませんが。
ともかくギャングはダメなので取り外し。こばちゃんさん、悪くおもわないでね。

次はカナダPEC製の100kのボリューム。これは(取り付けて気づいたのですが)シャフトが太く、
標準のツマミが使えなくなります。

今度はギャングも退散、でもやっぱりジーノイズ(328管と整流管の間に手を挟むと収まる)。

そして音がちょっと色がついていて(ビンテージ的??これはこれでいいかも)、ちょっとメインシステムには合わない気がしたので・・・最後のRK27の50kを試すのが面倒になり・・・
(というよりノイズが恐怖だったので10kに戻したら・・・)


やっぱりノイズ治まります。そして10kが一番音が解れて厚みを感じる。
(SPに拠ると思います。100kに替えたSCOREさんちでは全く気にならないですから)
↑勘違いでした。訂正。SCOREさんは20kの別のに替えたそうです。

なぜですかね〜?不思議。

サンバレーの大橋さんの「私どもでは音質的見地で20Kで決めたわけですが」と関係あるのかな。
今度聞いてみようと思います。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

〜という訳で、10kオームに戻してしまったんですよ。一体なんなんだ〜(雄たけび)!!
10kで困る機器が出てきたら、改めて検討しようと思います。


^〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜その後〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

大橋さんと再びお話を伺ったら(要約しました)・・・

「入力インピーダンスは高いほうがベターで10kより20k、20kより100kの方が負荷に対しドライブしやすくなる。つまり下がれば下がるほど前置機器から見て重い負荷となる。

ただ音質に関してはこれとは別で、必ずしも高い方がベターとはいいきれない。

なので音質的にSV-310は20kを選んだ経緯が。一部DVDプレーヤーやSACDプレーヤーには10k程度のものがある。

原則的に前置機器の出力インピーダンスの20倍以上の入力インピーダンスで受けるべきとされているので、一般的機器の出力インピーダンス600Ωを標準だとすると20倍は12kという意味でギリギリ。

VOL位置でも変わる。という理由で20k以上がお薦め。
ただ特に音質に問題がなければこのままでも問題はなし〜」


との答えが。

という訳で・・・面倒くさがりの自分は当分10kかな(笑)。ノイズもなく、音も良い。
少し配線も熱で被覆が溶けかかっているし。

Comments(6)  


Commentedby Owariの眞 at 2012-03-14 10:46 x

おはようございます。

100kΩとすると、入力インピーダンスが高くなって、ノイズを拾いやすくなっているのではないかと。多分50kΩあたりが限度かと。
どうしても100kΩを使うなら、VR〜グリッド入力ピンまでの間を片側のシールドを落としたシールド線でつなぐといいかもです。
Commentedby こばちゃん at 2012-03-14 10:55 x


お騒がせいたし、誠に申訳ございません。

どうも不良品とまではいかなくとも、許容範囲を超えた偏差があ
る個体ですね。
大橋さんが言われるのは、インピーダンス適合の問題もあります
が、普及品のボリュウムは構造上摺動子タイプなので、塗りムラ
の面からは、薄くて済む小抵抗のものがエラーが少ないというこ
とじゃないかなと考えますが。。

それもですが、気になるのは「ジー」ノイズの出現ですね。
音的にはアースラインからのノイズに思えますが、なんでシャー
シの上の状態(手をかざすこと)によって収まるのかということと、
なんで高抵抗のものだけ出るのか分かりません。
シールドケースに入れたら収まりそうですが。。
賢者の登場をお待ちします。
Commentedby score1204 at 2012-03-14 13:08


あれれ、うちはアルプスのミニデテント20kですよ。若松通商の店頭においてあるのを偶然手に入れました。
ジーノイズ、なんですかね〜??
私もアースラインのような気がしますが、正直判りません。
Commentedby kennoy-mini at 2012-03-14 18:59


Owariの眞様、対策ありがとうございます。
憶えておきます。
Commentedby kennoy-mini at 2012-03-14 19:01


こばちゃnさんこんばんわ。
管のせいかも。差込が良くなかった回だったのかもしれません。
何にせよ、10kだと以前より静かです(笑
Commentedby kennoy-mini at 2012-03-14 19:02


すいませんSCOREさん、訂正しました!!
ラッキーでしたね!
https://web.archive.org/web/20171225164020/http://cello300b.exblog.jp/14857128/




3. 中川隆[-13636] koaQ7Jey 2018年12月21日 17:30:25 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-22207] 報告

サンバレーの2a3アンプの出力16Ωの設定のしかた。
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q14155352919

kir********さん 2016/1/31 15:57:04
出力16Ωの設定のしかた。

https://dl.dropboxusercontent.com/u/74140044/IMG_1775.JPG

サンバレーの2a3アンプを買いました。

上が回路図です。アンプは間違いなく、正しくつくられています。
しかし、出力16Ω設定が何度もトライしてもできません。

通常は出力トランス8Ωが出力端子についていて、16Ωの線がフィードバックされています。

それで、16Ωの線を出力端子につなぎ、そこから線を伸ばしてフィードバックさせてもキューンという音がなり、音がなりません。

何度もトライしてもこの調子で、八方塞がりです。(もう一年近くも悩んでいます。)
通常のマニュアル通り8Ω設定にすれば音はなります。

以前他社のシングルアンプで、同じように16Ωがフィードバックだったので、16Ωを出力端子につなぎ、そこから伸ばしてフィードバックされてあげたら、音は無事鳴りました。
工作的にこの手法が間違っているとは思いません。

また、出力トランスも変えてチャレンジしても、同じようにキューンという音がなってしまうので、出力トランスの問題でもありません。どこか回路的なものだとは思います。

どなたか分かりますでしょうか。また、真空管も何度も交換しているので、真空管に起因するものでもなさそうです。

ベストアンサーに選ばれた回答
jun********さん 2016/1/31 17:32:09

結論を簡単にいうと、設計がまずくて発振寸前のアンプが、負荷が変動したために発振したのです

このアンプ、信じがたい設計ですね

3段構成ですべて単純なカソード接地回路

段間は全てCR結合

位相補正は何も無し

・・・

これでまともに音が出るのが不思議ですね

配線がまずければ低域でも発振します

大幅に回路を変更することを勧めます

でも

大幅な変更は無理なようですので、負帰還抵抗に並列に20〜100PF程度のコンデンサーを入れてみてください

下の方の回答に「オシロ・・・」がありますが、発振を止めるだけなら不要です
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q14155352919

4. 中川隆[-13630] koaQ7Jey 2018年12月21日 19:16:51 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[-22207] 報告

(株)サンバレー SV-S1628D キット(改)2017-12-10
https://ameblo.jp/yagihide-ameba/entry-12335266763.html


株式会社サンバレーさんの真空管アンプキット「SV-S1628D」を組んでみようと思う。

↓完成形はこんな感じ。


(・・・だった。当初はね。いつの間にか(改)が付いたケド)

そもそもは、納戸にVT-4C(211)が眠っており、何とかしたかったのだが、Eb=1250V、Ib=175mAに耐えられる出力トランスが。。。

(山水(橋本)トランスは適合なし。タムラトランスは全品生産中止。タンゴは、価格の桁が違うんじゃね?って感じ)


そんな中、株式会社サンバレーさんの真空管アンプキット「SV-S1628D 845/211シングルパワーアンプキット」の情報が有ったのだ。


まずは少し、真空管のお勉強をしておきましょう。

211(VT-4C)と845(VT-43)は共に、大型三極管で有名ですね。

プレート損失100W、煌煌と輝くトリウムタングステンのフィラメント、全長約20cm、直径約6cmの堂々とした風貌。

真空管好きなら、1度は手にしたい誘惑に駆られた事が有るのでは無いだろうか?

VT-4C(211)は送信管として開発された球で、プレート曲線でプラス側においても、その間隔が崩れない、高周波特性の良い強力な送信管である。


一方、VT-43(845)はVT-4Cのグリッドピッチを粗くし、高周波特性を犠牲にして、オーディオ帯域用に特化(使いやすく)した電力増幅管である。

【845は送信管では有りません】

(プレート曲線でプラス側の特性も無いです)


フィラメント電圧/電流、プレート損失は同じであるが、増幅率はVT-4Cが12倍、VT-43が5倍とVT-4Cの方が大きいが、出力は12Wと21Wとかなりの差がある。

これは、グリッドバイアス電圧の差に有るようで、VT-4Cは−61V、VT-43は−155Vと倍以上違う。

この為、両者共にプレート電圧1000V、プレート電流も53mAと65mAと大差が無くても、VT-43の方が高い入力信号電圧を必要とする反面、大きい電力を得る事が出来るコトを意味している。

裏を返せば、VT-4Cは同じ出力を得る為には、小さい入力信号電圧で良く、VT-43はそれより大きい信号を入れてやらないと同じ出力が得られないというコトに成る。

オーディオアンプを設計する側から観ると、VT-4Cの方が遥かに作りやすい。って訳だ。

(VT-43もブースターアンプとしてなら、話は別だが...)

※米国軍用ナンバーで書いてしまってゴメン。

845が送信管だと言っている輩が多すぎる...

つい熱く成ってしまった。。。


話を元に戻そう。

このアンプキットは、845/211シングルパワーアンプキットと成っており、845と211を差し替えて使える様に成っている。

また、初段は12AU7のParallel。次段を12BH7のSRPPとし、出力管をドライブしている。


(盤面のスイッチを切り替える事により、845使用時は、Fixed-Bias。211使用時は、Self-Biasで動作させている)

(個人的な意見たが、回路設計時における音質傾向は、Fixed-Biasは、輪郭のハッキリした音質。Self-Biasは、温かく厚みのある音質。に成る傾向が有る。必ずしも当てはまる訳でも無いが。。。)

(845と211の俺の音質イメージは、逆なんだケドね。設計屋の考えとして設計をする時には、ある程度狙う音質が有って、それに見合った回路構成にする訳だ)

さて、実際の組み立てだが、A3判のマニュアルに詳細に記載されているので、マニュアルに沿って作業を行えば、問題は無さそうである。

個人的な意見を言わせて頂くと、欲を言えば部品表(左)と実装図(右)を付き合わせて、チェックしながら作業を進めたいので、実装図の隅っこにも、そのページで使用する部品表が欲しいトコ。

(個人的には、この辺りはエレキットの説明書の方が、解りやすいかな?)


メイン電源部はプリント基板化されているので、作業は楽々。

ヒータ電源部については、アルミ板とラグ端子でブロック化。

初段部は、ラグ端子で配線。


まぁ、マニュアル通りに作業を進めれば、問題なく完成するでしょう。


ただ、最終チェック時に、1000Vレンジの有るテスターが必要です。


調整は、845使用時のバイアス調整のみ。

ハムバランサーは、中央で良いでしょう。

(残留雑音は、1mVってトコ)


音質の方は。。。


211使用時は、元気で明るく爽やか且つ柔らか。

845使用時は、安定した低域に中高域の厚さが加わる。


211と845どちらを選んでも、記憶に深く刻まれる事であろう。。。


キットのレポートはここまで。


以上‼


----- 以下、独り言。。。 -----


・シャーシ。板金、塗装、シルク印刷、良い仕事してますねぇ。


・左側にボリュームは嫌だなぁ。


・出力トランスが5kΩかぁ。(845でB1が800Vだとそんなモン。211だと、8〜9kΩだからチョット辛いかなぁ。まぁ、4Ω端子に8Ωのスピーカーを接続すれば.....)


・配線色は、何を基準に(何に準拠)してんだか。。。

 (JISの色識別では無さそう)


・シングルなのに、NFBねぇ。。。

 211の優れた高域特性をNFBで殺すってか。。。


・出力管を差し替えるのは、盤面でスイッチ1つなのに、スピーカーのインピーダンスを替えるには、裏返しにして底板外して、半田ごてが必要なのね。。。


・211のフィラメントをDC点火しているのに、ハムバランサー???


・ACの入力ケーブルはFG付きなのに、アンプ内のFGは無し???

 (ACインレットが2PのFGなし)

 絶縁破壊(漏電)したらどぉ〜すんだぁ?

 電線スイッチは、金属のトグルスイッチだべぇ。

 (電源ON-OFFの時、手で触るとビリビリするから、漏電すれば解るだろ?ってか?)


・出力トランスの一次側のケーブルって何を使っているのかなぁ〜ぁ。

 設計値だと810Vかかるしねぇ。

 品川電線さん。

 難燃規格、VW-1。

 ULファイル、No.E42933ですねぇ。

 良いケーブルですねぇ。

 電線の定格は...ん? 600V???


3000Vで試験しているケーブルなので、810Vは大丈夫です。ってか?違くね?

そもそも、定格が600Vのケーブルで定格不足だから、ガラス繊維チューブを付けて配線しろってか?

それは違うだろぉ〜ぉ。

じゃあ、トランスの中は平気なん?


・取り付けるヒューズは10Aねぇ。


 ACインレット、電源スイッチは15A物でOK。

 ヒューズボックスは10Aで定格ギリでOK。

 AC入力ケーブルの定格は7Aで失格っ!!

 (ヒューズが切れる前に、ACの入力ケーブルが焼き切れるから、アンプはヒューズ含め壊れません。ってか?焼き切れたAC入力ケーブルと、焼けたお家を交換して下さいってか?)

 そもそも、10Aは妥当な数値なのかねぇ?


まぁ、販売(お金を頂戴)するからには、もっと裏付けされた様々な膨大なデータが有って、絶対に安全だ!大丈夫だ!と言えるから、販売(お金を頂戴(諭吉さん14人))しているんでしょうケド。。。


音質は二の次だべ。

まずは、安全第一でしょ。

(いくら音が良くたって、ビクビクしながら聴きたくねぇし)


何を考えて設計してんだかなぁ。。。

誰かが設計した回路のデッドコピーの組み合わせかなぁ。

シングルなのに、不要なNFBをかけるクセの有る(見覚えの有る)回路。

DC点火なのに、不要なハムバランサー。

定格割れの部品。。。

FG接続なし。。。


だんだんと人間不信になるオイラです。。。

キットだからノーマルのまま、チョチョイッと組んで終わりにしようと思ったのに。。。


株式会社サンバレーさんですかぁ。

なるほどね。

ISO14000は取得しているけれど、ISO 9000は未取得なのねぇ。

物を作るならまず、ISO 9000だろぉ。

 (安全を裏付けするデータも、大丈夫だとチェックする機構も無さそうだなぁ)

 (まぁ、トヨタ(グループ)は、未取得だから、仕方ないですな)


 (まぁ。日産、スバルが無資格検査で問題になった。。。ISO管理項目の資格取得の管理がまずかった(台帳に名前が無かった)ダケだろうに。。。)


今すぐにでも、この忌々しいキットを焼却(爆破)処分したいが。。。


保証規程は・・・と。

「キットに保証はございません」かぁ。

そもそも、間違いがない、大丈夫であると認めて、責任を持って、製品として出荷してんだろうケド。(それを保証って言うんだケドね)

まぁ、こんな低レベルの設計や部品選定で保証されたくも無いがね。


大金出してコレとはなぁ。

今まで色々なキットを作ってきたケド、ここまで酷いキットは、初めてだなぁ〜ぁ。


なぁ〜ぁん だかなぁ〜ぁ。

どぉ〜すっかなぁ〜ぁ。。。


しょうがねぇ。

やるかぁ。


以下、キットの改造に成ります。

悪い子や、お馬鹿な子は、真似しないでね。

(きっと、良い子は真似しない・・・)


まずは、3PのACインレットと、定格15AのACケーブルを別途購入。


(左がキット付属のケーブル。太さが全然違うし)

どうせヤルなら、安そうな電源スイッチも、安そうなスピーカー端子も全部取り替えちゃえ!


何でチェック端子が白(プラス)と黒(マイナス)なんだね。

葬式じゃあるまいし。


配線もJISの5色や9色でも無さそう。。。


ヘアラインシルバーアルマイト処理されたアルミパネルと、取っ手、2mmのアルミ板を購入。


キット付属のシャーシは、穴加工。

(綺麗なシャーシには、加工したく無かったが・・・)


鉄シャーシは加工すると、赤サビが出るのが嫌なので、下地が出たトコは、黒サビ加工しておきます。

(ここまで、ボコボコと穴加工するとは、思わなかったなぁ。この加工が嫌(面倒)だからキットを買うのだが・・・)


さぁ、やっと部品の取り付けです。


ん?


あれれぇ???

取り付け方を間違ったか?

そんな訳無い!?

何で一個だけ高さが違う???


そもそも、ソケットの高さが違うし。


・・・ったく。

ソケットも全部、替えちまえっ!


ん?

何だコレ‼

汚ったねえトランスだなぁ。。。

仕上げがボコボコ。。。

(背面も作り替えてマス)


上側のネジと、下側のネジが同じ長さだし。。。

下側は、M5×75で良いけど、上側は、M5×70で良いんじゃね?


そんなこんなで、やっと完成。


(回路構成は基本キットのままのハズ。たぶん)

ヘアラインシルバーアルマイト加工のアルミパネルも良いねぇ。


音出し3分。

音質は、先に書いた通り。


おっ。

チャゲアスも良いねぇ。


♪あなたの愛をもっとぉ

♪ぬくもりをもっとぉ

♪あふれるほどにぃ


♪あなたの愛をもっとぉ

♪ぬくもりをもっとぉ

♪感じていたかったぁ


あっ。

完成〜す‼


取っ手がとっても良いねぇ。ガーン


バイバイキーン🚀

コメント(2)

Re:ソケットの高さ?

>kiyankiyan777さん

まいど。

ソケットの高さ違いには、ビックリでしたよ。
「まさか‼」です。
購入メーカが替わったか?ロットが替わったか?何かが有ったんでしょうな。
油紙で一つ一つ包んであったので、見ているとは思うのですが。。。

やぎひで 2017-12-13 19:50:56


ソケットの高さ?

何時も手際の良い工作を、見せてもらって、見習いたいと思うのですが・・・

それにしても、ソケットの高さが違うのは、どうかと思いますね。(^_^)
考えられないです‼︎

でも、良い音で良かったですね。(^_^)

kiyankiyan777 2017-12-11 22:26:36
https://ameblo.jp/yagihide-ameba/entry-12335266763.html


5. 中川隆[-10135] koaQ7Jey 2019年5月26日 10:51:52 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[2214] 報告


オーディオ物価指数 2019年05月23日
https://open.mixi.jp/user/8290003/diary/1971622097


トーマン75アンプ、モガミケーブル、シャイン電ケーらでだいぶオーディオ物価指数を音基地外レベルから、常識人レベルに戻った気がします。

プロ用アンプというのををかねてからご愛用はうにさん、モグラさん ナイトさんらごくわずかです。

ジャンクオーディオを外部に修理に出して、安くて3万、場合によっては10万、20万も。これも常識的市民からは立派な「音吉外」

しかし音質的にははるか昔に終了しているリレーや可変抵抗器はそのままというお笑いオチ付き(*^^*)。

ひどいのは油、接点復活剤をふきかけて終わり・・・・

あの是枝重治氏もガリが出たVOL(ポテンショメータ)が手に入らないと、それに孔を開けて、接点復活剤でした(苦笑)

いっとき使ったサンバレーの真空管アンプには驚きました。
肝心のプリアンプのVOLは無印(部品そのものに製造メーカーや型番の表示なしの最低部品を無印と呼びます)アキバ最安値の中華?
ロータリースイッチも同様の100円するかしないか。。

往時のオーディオなら、ラジオ、ラジカセかミニコンレベルに付いている部品レベルでした。

売るのに1年後、2年後なんて関係ない、最初の1ヶ月〜数ヶ月まともに音が維持できれば(T_T)。ああ、今のオーディオ儲けはこうしてやるんだな(苦笑)
こういうのを10万単位で買うのも市民からは音基地。

とにかくオリジナルパーツで直してもらわないと価値もないメンテです!となる現代では各種性能の悪いコンデンサー1個、鮮度命の電解コンデンサーなのに、どうしてもウン十年前のオリジナルでとに1個数千円〜数万円払うヴィンテージオーディオらも音基地外レベル?

誰にも迷惑なく、じゃんじゃんと浪費するのはこの厳しい時代にいいことでしょうけど(*^^*)

問題はトーマンら12,000円〜本国で売っている業務用アンプ類。

その他同社製品類をご覧ください。1Kwまでのアンプまで10万円もしないであります。
https://www.thomann.de/intl/jp/tamp_s75.htm?ref=search_prv_0

Amazonら通販だけで流通している中国メーカーオーディオ。

試聴できるショップがないのですね。

あるじゃないか!大阪にプロケーブルが!

いやいや、YouTubeでそこの音の生録が流れていますが、EVのPAスピーカーらを使ったそこの音って、記憶にある限り、平蔵がロックバンド活動をしていた30年前のPAレベルの音質にしか聞こえません(T_T)。

YouTubeを介してすら、キンキンして5秒と聴いていられません(T_T)(T_T)大泣き

プロケーブル理論?「音の焦点!」???信者用でしょうか(*^^*)これも立派なオトキチ。

Western Electric超え、クラウン超えも同様で、一旦信者にしたら、買った製品(クラウン、アムクロン)を陳腐化させて買い替えさせる、古くはクルマで取られた商い手法でしょうか?。

だいたいWestern Electricアンプも戦前のマグネチックSpeakerから戦中の今のハイエンドも鳴らせるものまで多数で何をもってWestern Electricアンプを超えたのか(苦笑)。

クラウンのアンプなんてPA用の現場用だから、聴いたこともない音吉の方が圧倒的で比較対象の意味もない。
プロケーブルのススメでクラウンのアンプを買った人は買い替えてもらえる?

なにやら凄いんだぞ!という、本国から通販価格の2倍以上の価格でたくさん売れば、懐ウホウホのナニワ商人ならではの商い手法?

プロ用アンプの流通は通販メインのほか、せいぜい楽器店ルート。
そこにあるスピーカーはPA用の大味?のがメイン。

こんな1万2千円のアンプを売るとなると、数を仕入れて本国の倍以上の27,800円(もしかしたらまとめ仕入れ値の3倍?)以上の値付けをして売るプロケーブルはともかく、一般オーディオ店に並べたら、儲け大きなかねてよりのオーディオ雑誌が取り上げるアンプが売れなくなるから置かない。

こんなかねてからの5万円を超える390シリーズより半値以下で、もっとハイエンドスピーカーのウーハーまでドライブ出来るアンプは、トーマンらいくらでも浮かびそうです。ねえ!

PMA-390RE こういうのが5万2000円では・・・売れないわ!
https://www.denon.jp/jp/product/hificomponents/amplifiers/pma390re

ONKYO DENON PIONEER。
うにさんがアップされていましたが、10万を超えるDENONのSACDプレーヤーメカがプラスチックのミニコンメカと同じらロクな製品がないのだから、みんなダメになるのも当然ではないでしょうか。

昭和国産ジャンクは万カネかけていくら完璧に治しても、中古価格は千円単位、ハードオフ買い取り100円から良くて数千円では?その程度の価値。
ここもオトキチ感覚が発揮される部分かと。

PIONEERなんか持っている工場ら土地、建物だって広いだろうに、メーカー全部を10億円単位で叩き売られたそうで(T_T)。

看板価値メインで、そこの技術者らの価格はほとんどゼロ円と見ました。
(つまり日本人技術者不要、ここを中国技術に置き換えてPIONEERブランドで売れば投資のバックがありそうと)

これらが消えたって、音吉平蔵 なーんにも困りません。海外にはもっと安いのに立派なメーカーが多数ありますから。
https://open.mixi.jp/user/8290003/diary/1971622097

6. 中川隆[-8910] koaQ7Jey 2019年8月03日 10:18:03 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[3820] 報告
2010年2月27日
新藤LABのアンプを聴いてみました。
http://ariajp.cocolog-nifty.com/free_discussion/2010/02/lab-ceb7.html

新藤のアンプを使っている知り合いから音を聴いてみてほしいと言われたので

気はすすみませんでしたが聴いてみました。

あんまりぱっとしませんでした。それだけです。笑。。。。。ではあまりにも無責任という気もしますのでちょっとだけ、あくまで私がどう感じたかを

書かせて頂きます。(あくまで私がどう感じたかであって,他人の事は知りません)多少でも参考になれば幸いです。

比較したのはCounterpoint SA5フルアップグレードです。SA5000フルアップグレードも比較してみました。

この新藤のアンプは 先 の2台と比べますと 鮮度とダイナミックスとスムースさなどがかなり不足しており音楽の躍動感とか,生々しさが あまり出て来ないしレンジも狭くこじんまりした音質のア ンプだなーと感じました。このアンプ要りません。と思ってしまいました。新藤labのユーザーの皆様,ファンの皆様すみません。率直な感想ですでのあしからず。しかしあくまで私の率直な印象です。で,ちょっと,中をのぞいてみましたが、私の過去の経験から 使われているパーツからすれば妥当で 十分良い音質だとも思いました。そして それは設計上の問題ではなく部品の問題なのでやむを得ないのではあるでしょう。。これは過去に同様の経験した私の 個人的な意見です。繰り返しますがあくまで私の個人的な意見です。。。しつこいですね 笑)

とにかく部品は出来るだ けない方が良いのですが、ただし減らせば良いという物でもなく,いろいろ有るようですが。。。先ず直流を作って増幅素子を動かしたり、するために部品は必用ですからやむを得ないのでは有りますが、音質を劣化させる すなわち伝 送、あるいは伝送増幅,変換途中では元々の大元であるソースに入っている物より必ず悪くなりながらあちこちを通ってスピーカーから出てきますよね。そして 元の音より物理的にはよくなる事は絶対にないのです。ここでは信号が劣化するかしないかの話をしておりまして、味とかキャラクターとかは物理的現象とは異 なる話で,音質(SOUND QUALITY)とはちょっと違うと思っておりまして、どちらかと言いますと どう感じるか?というインプレッ ションの話なのでなのでここでは致しません。そうしますと信号劣化の要因は伝送のワイヤーや基板上の配線パターン 基板の材料やデザイン,そこにくっ付い ている抵抗とか,コンデンサーなどにあり、それらがどんどん音質を劣化させているのです。(少なくとも私はそう思っております)

それを最小限に抑えつつ、 信号は変換されたり増幅されたりして、最後に鼓膜をふるわせ、人間の体内で変換され,脳と言うハードウェアと、個人個人 それぞれみな異なる脳の 信号処 理のアルゴリズム(ソフトウェア)で信号処理され、音や音楽として認識し解釈しているのですから 聴いている人間の体というハードウェアやソフトウェアで も音質は変るわけですね。人間の体も電気部品とは異なりますがタンパク質を基とする部品で出来ていますよね。機器の性能はウンヌンされますがリスナーも性能差が絶対に有るのに人間の聴く性能をウンヌンされる事がないのは不思議です。笑

おおむね 自分が主体でこのアンプの音ははこうだとか、良くお聞きしますが、それもその方はそうだというだけで絶対的な物ではないので、ちょっと違うんじゃないかなーとは思いますが。。まあ いいでしょう。笑

とにかく何かを通れば物理的には劣化するわけ ですから、部品はできるだけ良い物をうまくく使う事がやはり重要だなーと感じたのでした。ですので設計は良くても音質があまり良く無いということもあると思 います。これはコストと大きく関係する事ですので、このアンプが特に悪いのではなく、市販品に限って言えば世の中の同価格帯のアンプはどれも似たり寄った りかもしれません。もとも高い部品が良いわけではないのですが、経験上では音質劣化が少ない部品は高価で有るようです。私が自分で使う物ではコンデンサーは1個 数千円から数万円、抵抗は一本200円くらいが最低ラインで上は数千円くらいまででしょうか?

あくまでも私が自分で使う場合にはです。しかしそういう部品を使っても 真空管プリアンプを一台作るのに部品に10万円とか20万円も投資すればかなりの音質を確保出来ると思います。回路上の変更や小細工のみでは 部品による変化を超えるものは得られないのではないかと思っております。この新藤labのアンプと同等でこの後のモデルは米国では7000ド ルクラスのようですから70 万円としますと。メーカーとしてやっていくためには 最大でも部品コストは10万円くらいに押さえねばなりません。これに製造コストその他の間接コストがかかり,流通コストや,販 売店の利益など全て含めての70万円ですから。どうころんでもそれほど大し た物は作れないことは容易に理解出来ると思います。70万円の予算が有り, 自分で作れる人なら部品に70万円投資出来ますからはるかに良い物を作れる と思います(どう考えてもよほど凝った構造でない限り真空管プリアンプ一台に部品に70万円はかからないと思いますけど)は。という ことで商売として考えるなら価格も音質も妥当な製品だと思います。もっとも一人や2人のメーカーで100万円のアンプを原価70万円で作って30万円の利益を頂くだけで,直売でユーザーに届けているようなところも有ります。(こんな良心的なところはもうほとんどないと思いますが)これは普通の市販メーカーなら間接コストがかかるので市場価格は300万円以上のクラスになるでしょう。しかし現代のビジネスモデルからすればそれが正しいのです。そうしないと食って行けないからです。しかし人ついえる事は同価格帯だから同じくらいの内容だと言う事は当てはまらないのです。安い方が良い事も有れば逆も有るでしょう。また、利益を追求したければあえて高い価格設定にしてブランドイメージを作り上げて,高い方が売れるという構図もあると思います。こうなると間違った人たちを引き寄せてしまうので本質からはかなりずれてしまうかもしれませんが、儲けるための商売としてはあると思います。(こういうのは私は嫌いですけど、自分でも仕事を引き受けていると高くしたくなる気持ちは分かります。そうしないと精神的にもやっていられない気持ちになる事も有りますし。笑)

生意気なことを言ってしまいましたがここ数年は特にそう思いますし、良い部品を使わなけ ればある壁は越えられないのではないかと思っております。原価に少ししか載せないメーカー,2倍のせるメーカー(一般的にはこのくらいでしょうか?)3倍以上載せるメーカー等いろいろです。ですので同価格帯だから質も同じクラスだと思うのはかなり間違っておりまして、50万円の物を200万円で売っているところもあれば 100万円で売っているところもある頃は事実としてあると思います。価格は売る側の都合で決まるのです。高い物が内容がよいというのは間違いだと思います。。

さて また脱線したので戻りますが 自分がその壁を越えているのか?壁に貼り付いてるのか?まだ壁の下にいるのか,はたまたその一つ二つ前の壁にいるのか?は良くわかりません が、Mike Elliottのアップグレードを使い始めてからはなかなかそれを超えたなーと思う物には 出くわしておらず,また,自分は十分満足していることから、知り合いには薦めてきました。

例えばCounterpointの古いアンプを25万 円投資して(もちろん5万程度でもかなり改善します)良い部品を使ってオーバーホールを兼ねてアップグレードすれば見違えるようなアンプになりますが、25万円で買えるアンプでは新品でも中古でもそれほど良い物が なかなか無い事もまた事実だと思います。 ということで、あいかわらずよくわからなくなってきましたが。

ご自分でアップグレード したりオーバーホールしたりすれば古く劣化した部品を交換する事により音質も良くなりますし、買い替える必用もなく,やりようによってはそれ以上のアンプを探す事もなかなか 難しいほどに改善するかもしれません。資源の有効活用としても良い事だと思います。

。。。。。が。。。。。
http://ariajp.cocolog-nifty.com/free_discussion/2010/02/lab-ceb7.html

新藤ラボラトリーについての詳細は

新藤ラボラトリー Western Electric 300B Single limited
http://www.asyura2.com/18/revival4/msg/109.html

7. 中川隆[-8906] koaQ7Jey 2019年8月03日 10:29:36 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[3824] 報告

スピーカーの音色はケーブルで殆ど決まってしまう


ケーブル類について - Mr.トレイルのオーディオ回り道 2019年07月25日
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/41081149a50ba6ffb446e36cda77ff93


皆さんは「ケーブル」(配線)についてどのようなお考えだろうか? かたくなにケーブルの価格は¥15000までと決めておられる方もいらっしゃいます。どんな機器をお使いか?と尋ねるとCELLOのプリ+パワーアンプを使っているとの事。CELLOのプリ+パワーアンプなら当然¥100万円は軽々と超えている。

私の考えとは相いれないお考えだ。しかしそれも個人の自由、止めたりはしない。ただ、自分がケーブル材や配線で色々実験してきた結果や、「ケーブル」は「必要条件」である事の認識をしている。

どんなに高額な機器やSPであっても、ケーブルなしでは音は出ない。(必要条件の所以) 出て来たサウンドの半分以上は「ケーブル(配線)の音」である事。機器ばかりが音に影響しているのではないと云う事。

昔、オーディオ雑誌で色々な機器(アンプ)の比較試聴記が掲載されていたが、当時は「直だし電源ケーブル」全盛時代である。アンプの音など「電源ケーブル」の音で決まっていた。

電源ケーブルの重要性に気づいたパイオニア社ではエクスクルーシブC5・M5から独自の電源ケーブルを開発し採用し始めた。海外メーカーは1980年代から電源ケーブルをインレット化して、自由に好きな電源ケーブルが使える様になっていた。国産アンプメーカーがインレット化を始めたのは1990年代に入ってから・・・。如何に国産メーカーの「音質」に対する認識が甘いかが良く分かる。バランス回路についても同じことがいえる。

ただ一般ユーザーが困る事がある。国産のケーブル材の出来は「どんぐりの背比べ」的な処が強く、8N・OFC等とネーミングは良いが、芯材の断面積がφ10mm以上ないと使い物にならない。(音数的に) 更に、周波数特性的にも下も上も物足りない。更にもう一つ、「エネルギー感」が全く不足。 (安物ケーブルを束ねてSPケーブルにして実験してみると良い)

「耳に痛い音」が飛んでくるのは大体決まって、アンプやSPが「活性化していないか、ケーブル類の質と量(断面積)が極端に不足しているからである。

オーディオマニアと云いつつ「音質」を良くすることを避けている様では本当のマニアではないと思う。小さなシステムでもオーナーが精魂込めて成長させたシステムには聴かせる所が有る。
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/41081149a50ba6ffb446e36cda77ff93

アンプの音色 - Mr.トレイルのオーディオ回り道 2019年07月24日
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/beb50f68a6789981c2672b203f4fa1dd

漸く落ち着きだした自宅システム。サウンドも大きく変貌して来ました。その中で「アンプ」の「音色」について述べておきます。


マッキントッシュC22を模倣したこの自作プリアンプには、大きな癖や音色は有りません。ソースから入ってきた信号をそのまま即座にパワーアンプに送り出す様な非常に俊敏なプリアンプです。音色的には「ライトブルー系」の淡い色合いかとも思います。使っている球は12AX7(テレフンケン)と12AU7(フィリップス5814A)です。それぞれ試聴して、自分の耳に合格した球しか使いません。「ライトブルー系」の音色は「内部配線」の音色ですね。

プリアンプに対してパワーアンプのWE101Dの音色は確実に出ていますね。どう表現すれば良いのか?・・・・1960年代に良い映画館に行った時のサウンド(おそらくWEの球や機器を使ってある様な・・・)です。おそらく周波数特性的には上も下もあまり伸びてはいませんが、音の通りが良くて中域が非常に充実しています。内部配線の影響か?独特の音色もそう強烈ではありません。「楽音」の再現には申し分ないサウンドです。特筆すべきは音の粒立ちでしょうね。

私の7SPユニットシステム3種とも、すべてのケーブルを自作の最高峰ケーブルで接続しています。その結果、「見通しの良い音」(ベールが全くない)になっています。音数もソフトに入っている情報をすべて引き出して、且、さらに余裕をもってSPから音を出していると思っています。その為にケーブル類はとんでもない太さ(銀線で)に見えるかも知れません。一般的なケーブルの太さでないことは確かです。これは「ケーブル材の断面積」がすべての情報を引き出すために必要な「断面積」にしているからです。
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/beb50f68a6789981c2672b203f4fa1dd

8. 中川隆[-15251] koaQ7Jey 2019年11月27日 09:48:11 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-2330] 報告

オーディオはどこも手を抜けない - 「音楽&オーディオ」の小部屋 2019年11月27日
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/8ebcd69899be664e6113b47f24438432


つい先日のブログに記載したように、「掘り出し物」狙いで2〜3日おきにオークションの真空管部門で「STC=BRIMAR」で検索しているが、その網に引っ掛かったのが電圧増幅管「13D9」だ。

   

解説にはこうある。

「英国BRIMARの業務用高信頼電圧増幅双三極管13D9黒プレートの保存状態、程度の良い稀少な未使用新品ペア(2本)です(落札価格の設定は、ペア(2本)での設定です)。

管壁にBRIMARのロゴ、13D9、MADE IN ENGLAND、BVA、ロット等がシルク印刷されています。

この13D9は、一般的にあまり知られていませんが、1950〜60年代に英国のBRIMAR(STC)の工場で、主に厳格な品質が求められる産業用途向けに生産され、英国ナンバーのECC81、CV4024、米国ナンバーの12AT7とは、同等規格の真空管としてそのまま差し替えて使用することができます。

通常のECC81等と比較して、プレート電圧が幾分(約10%程度)高耐圧に設計されており、本来、産業規格品ですが、オーディオ用途に使用した場合においても、高信頼管として優れた特性と音質を有する真空管として高い評価がされています。

この真空管は、私が趣味で約20年程前に自作アンプの保守用として複数本購入していたものですが、未使用品の手持ちが少し残っていますので、それを出品いたします。」

以上のとおりだが、成る程、成る程、「13D9」は「12AT7=ECC81」というわけですね。

「12AT7」は「12AX7」や「12AU7」と比べるとあまり人気がないみたいだが、我が家のプリアンプに使用している大切な真空管だ。

このプリアンプは電源トランスにしっかりしたものが使ってあり、それが音にもきっちり反映されているので今のところ一番のお気に入り。

3か月ほど前に全面改造してもらったものだが、初段が「12AT7」、次段も「12AT7」、そしてバッファーが「12AU7」で計6本という構成である。

何とも贅沢な使い方だが、一方では効率の悪い使い方ともいえる。

まあ、音さえ良ければ「どうでもよろし!」かな(笑)。

これまで初段に東芝製、二段目にナショナル製の「12AT7」を使っており十分満足の一言だったが、「STC=BRIMAR(ブライマー)」となると、話はまったく違う(笑)。

何が何でも手に入れるぞ、と張り切って見事に落札。有名な真空管ではないし入札者は自分一人だけで出品価格そのままの超安値だった。しめしめ(笑)。


所定の手続きを経て、我が家に到着したので、ワクワク、ハラハラ、ドキドキしながらさっそく初段に使っている東芝製と入れ替えてみたところ、まったく、天と地ほどの音の違いに完全にノックアウトされた。

音の瑞々しさ、臨場感いずれもとってみても素晴らしい。

たかがプリアンプの真空管ごときでこれだけ音が変わるのか!

「BRIMAR」バンザイ!

プリアンプに使う真空管の重要性はこれまでのブログでも「音質を左右するプリアンプの真空管」など、投稿してきたが改めてその感を深くした。

音の入り口付近にあたる音声信号はパワーアンプによって増幅されていくので、ほんのちょっとした違いが大きな差になっていく。

CDトラポに次いで微小電流を増幅する役目を持つプリアンプは絶対に手が抜けないし、パワーアンプだってスピーカーだって手が抜けない。

つまり、オーディオはどこも手が抜けないので気が休まるときがないのが非常につらい(笑)。


https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/8ebcd69899be664e6113b47f24438432

9. 中川隆[-15206] koaQ7Jey 2019年12月06日 13:56:40 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-2271] 報告


明日は明日の風が吹く - 「音楽&オーディオ」の小部屋 2019年12月06日
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/b3bbb3cf9f82a6516f591a7c6df534e0


他愛ないことだがオーディオに関していつも迷うことが一つある。

それは自宅周辺のウォーキングに出かけるときに、真空管アンプのスイッチをオンのままにするか、それともオフにするかどうか。

何も電気代の心配をするのじゃなくて(笑)、アンプにとってダメージが少ない方を選択したいという思いからである。

   

スイッチの入り切りによる電圧変動が与える影響はアンプ自体にとって負担になるだろうし、その一方真空管は消耗品なので点灯時間が少なければ少ないほど寿命が延びる。

さあ、オンとオフのどちらを選択しようか。

何だか出かけるときのエアコンスイッチのオン・オフと似てますね(笑)。

雑誌で見かけた記事によると、1時間前後を目安にそれ以上家を空けるのならスイッチオフ、それ以内ならオンのままという内容だったが、アンプも似たようなものかな。

ちなみに、真空管に詳しい方によると、

「真空管、とりわけ古典管はあなたが想像している以上にタフですよ!寿命の心配をするよりもむしろエージング不足を心配したほうがいいと思います。ジャンジャン使って本来の能力を発揮させるべきです。」

そういえば、近代管については何度も球切れを経験したが、古典管に限っては球切れを滅多に経験したことが無いことに思い至った。

とりわけ「STC」(ロンドンウェスタン)については「ときには他の球と交換して楽しみたいのに故障しないので困るという悲鳴が上がっている」(販売業者談)というほどの丈夫さで知られている。

まあ取り越し苦労とはこのことかな〜。

(真空管を)使うだけ使ってダメになったときはその時に考えることにしよう。

名作「風と共に去りぬ」(原作:マーガレット・ミッチェル女史)のラストシーンでヒロインのスカーレット・オハラはこうつぶやく。

「明日は明日の風が吹く、何も先のことを思い煩うことはないわ!」

「Tomorrow is another day」

どうやら男性よりも女性の方が逞しいようですよ(笑)。
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/b3bbb3cf9f82a6516f591a7c6df534e0

10. 中川隆[-13969] koaQ7Jey 2020年2月07日 09:19:03 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[-643] 報告

「オーディオの相対性原理」とは
「音楽&オーディオ」の小部屋 2020年02月07日
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/50578857d77fe085218a470ad7c418fb


現在9台のアンプがあるが、1台は外部に発注して改良中、3台はウェストミンスター(改)用として固定しているので残りは5台となる。

この5台を毎日の朝起きぬけに1台づつ取り換えてその日1日中聴くことにしている。

なにしろ機械ものなのでときどき通電してやらないと調子がおかしくなる。

つい最近の5日間の例を挙げてみると次のとおり。

すべてのアンプのタイトルには「出力管」名を冠している

月曜日 「171A」(前段管:AC/HL)シングルアンプ

火曜日 「300B」シングルアンプ

水曜日 「171Aプッシュプル」アンプ

木曜日 「171A」(前段管:A411)シングルアンプ

金曜日 「6098」シングルアンプ

いずれ劣らぬ個性派ぞろいだが、それぞれに長所と短所があって「帯に短し、たすきに長し」で完璧無欠なアンプなんて無いことを常に思い知らされている。

まあ、そもそも単独のオーディオ機器に100点を求めるのは「世間知らずのおバカさん」でしょうよ(笑)。

たとえば、50点同士のアンプとスピーカー同士を組み合わせても相性が良かったら80点以上に変身したりするから、結局は組み合わせ次第でどのようにも変身する。

つまり、オーディオ機器の性能は「組み合わせの妙」に尽きるので、常に相対性を意識する必要があり、我が家では勝手にこれを「オーディオの相対性原理」と呼称している。

話のついでに我が家の4系統のシステムの自己採点をしてみよう。

1 AXIOM80(最初期版)は90点

我が家の羅針盤的なスピーカーだが、ワーグナーやマーラーなど大規模編成の音楽には向かないのが実に惜しい。こればかりは、どんなに相性のいいアンプを持ってきても無い物ねだりというものだろう。

ただし、ユニットを容れる箱の工夫次第では何とかなりそうな気もするところ。

1.5センチくらいの薄い板厚の大きな箱(ARU付き)をつくって、うまく箱を共振させる手があるが、いずれチャレンジしてみたい気もする。それだけの値打ちのあるスピーカーである。

2 3ウェイチャンデバで鳴らすウェストミンスター(改)は85点

低音、中音、高音の各帯域のアンプと各SPユニットの両方の組み合わせにはまだ見直す余地があって、もっと良くなりそうな気がする。

3 「トライアクショム」は75点

つい先日(2日)、大分からオーディオ仲間が2名お見えになったので我が家のシステムを聴いていただいた。それぞれ「アルテックA5」と「オートグラフ」を愛用されている方々である。

聴いていただいた順番は2、3だったが2は大好評だったし、3もそこそこだったので「次はAXIOM80を聴いてみましょうかね」と、入れ替えたところあまりの落差に愕然としてしまった。

「こじんまりとした音の世界では」という注釈付きの話になるが、どんなに創意工夫を凝らしてみても結局「AXIOM80」には敵わないことが判明した。まったく次元が違う音といっていい。

したがって、トライアクショムの3ウェイへの改造は所詮は無駄な抵抗だと悟ったのでお客さんがお帰りになった後で「即解体」の運びとなりました(笑)。

4 JBL「LE8T」は70点

前述の3強に押されてなかなか出番が回ってこないが、口径20センチならではの音のスピード感を楽しめるスピーカーだ。日頃イギリス系の思慮深い音に囲まれる中で気分転換を図るにはもってこいだろう。

と、ここまで書いたところで、前回のブログの末尾にある「小鳥の名前」談義に付随して関東地方の熱烈な「AXIOM80」愛好家の方からとても興味深い示唆をいただいた。

近々、記事にしますのでどうかお愉しみに〜。
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/50578857d77fe085218a470ad7c418fb

11. 中川隆[-13133] koaQ7Jey 2020年3月04日 11:39:55 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[399] 報告
「真空管アンプと音の響きについて」のネット記事の紹介
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/2c67fa684e71ad82afe94a6cfedd509c

「真空管アンプは、真空管の差し替えで音が変わります。最近私は真空管アンプに注目していますが、それは音源がPC/ネットワークオーディオになると、ますます潤いや音を作る楽しみが小さくなってしまうからです。

たしかに、PC/ネットワークオーディオでもケーブルを変えたり、再生ソフトを変えると音が変わるのですが、カートリッジの交換だけで1枚のレコードがまるで違う歌のように雰囲気までがらりと変わってしまったアナログ時代の音の変化とは、何かが根本的に何か違うように感じています。

デジタル時代の音の変化は、音の細やかさや透明感、立体感など「音質」に関わる部分で、音楽の雰囲気つまり「情緒」に関わる部分での変化が少ないように思います。

また、アナログ時代には「再生時の音作り」で生演奏よりも素晴らしい雰囲気で音楽を楽しめたのに対し、デジタル時代ではどう頑張っても生演奏を超えられないように思うのです。このアナログとデジタルの根本的な違いは、「響きの差」から生まれていると考えています。

音楽は響きの芸術です。音楽は、音の響きが多いか少ないかで情報量が変化します。良い例が「クラシック・コンサート」で、響きの美しいホールでなければ情緒深く美しい演奏が奏でられません。

演奏をより美しくするためには、楽器そのものの響きをさらに「響かせる」ことが必要です。音源がアナログオーディオの場合、再生プロセスではレコード盤そのものの響き、カンチレバーの振動など録音されていない「響き」が盛大に発生します。それを「味方」に付けることで音楽的な情報量を増やしたり、演奏の味わいを深められるのだと私は考えています。

ところが音源がデジタルになると、この「響き」が生み出されなくなります。アップサンプリングやビット伸長を行うことで音の細かさは向上しますが、響きが増えることはありません。

これが再生プロセスの芸術性でデジタルがアナログを超えられないと考える理由です。デジタルの音はアナログよりもあっさりしている、アナログのような暖かさや情緒深さが感じられない、立体感に乏しい、これらはすべて「響きが足りない」からだと考えられます。

このデジタルで不足する「響き」を補えるのが、真空管アンプです。今回のテストから明らかなように、真空管が音楽信号に呼応して響き、音楽の味わいを深めます。プレーヤー(音源)で響きを作るすべを封じられた今こそ、真空管アンプに注目すべきだと私は考えています。」

つまり、CDにしろSACDにしろさほどの変化を感じられなかった原因は「音の響き」がプアなせいだったのか、と思い当たった。

我が家の場合は、いまさらレコードに戻るのも億劫だしデジタルの音を「真空管アンプ+昔の高能率のユニット」で鳴らす方が「音の響き」にとって丁度いい塩梅だと勝手に思っている。

デジタルもアナログもそれぞれ長所もあれば弱点もあるので、長所をいかに伸ばし、弱点をいかにカバーするかが、ありふれたことだがオーディオの王道なのだろう。

そういえばオーディオ誌などを見ているとシステムや機器の「弱点」に触れている記事はまず見かけないのでうかつに信用できない。

たとえば「響きが足りないデジタルの音を響きの少ないTRアンプで鳴らす」風潮などがそうで、オーディオが衰退の一途をたどっている一因もその辺りにあると推察している。

https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/2c67fa684e71ad82afe94a6cfedd509c

12. 中川隆[-13080] koaQ7Jey 2020年3月05日 00:49:36 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[453] 報告

真空管パワーアンプの選び方

アンプの種類にはトランジスターアンプと真空管アンプに別れ、トランジスターアンプは20年前から大きく変化して、最近は出力段にFETが、ドライバー段やプリアンプにはIC(集積回路)が使用されています。

このことが音質を大きく変えてきた原因と見ています。

出力段のFETはスピードも上がりNFB(負帰還)量も少なくて済み良くなったと思いますが、全段のICは回路が非常に小さく小型化され低電圧低電流でオーディオ向きとは言えなくなったようです。

昔のトランジスターアンプをご存知の方は分かると思いますが、昔の3本足のディスクリート型のトランジスターアンプに比べ音質が細く力が無くなったようです。昔のトランジスターアンプの一部は、真空管アンプを脅かすような清涼感や力感と質感を備えていました。

一方の真空管アンプは、人気が出始めた10年前頃から新しいメーカーが出来たり輸入品が多くなったりして、良心的な良いアンプの比率が下がり、人気を下げるような結果を招いています。

最近、5万円ほどで300Bシングルアンプとして売り出されている物がありますが、このようなアンプは一昔前の50万から100万円したアンプに使用されているトランス1個の価格ぐらいにしかならず、良い物に名を借りた貧相な製品です。同じ価格ならばトランジスタアンプの方をお薦めします。

しかし、良い音のアンプを選ぶなら真空管アンプの方がお薦めです。LPレコードが一般的な生産対象ではなくなっても、アナログのLPレコードの人気は続いているように、真空管が一般的に製造中止になって30年程になりますが、20年前には5%に落ちていた真空管アンプの人気が、現在高級機では50%を越える程の人気ぶりです。このことは、トランジスターアンプの3本足のトランジスターがICに変わり、集積回路に変わることで音質の劣化が原因になったとも考えられます。そこで、良い真空管アンプの選び方を考えてみましょう。

真空管パワーアンプの回路的には種類があり、それぞれの目的があります。

種類はシングルアンプ、プッシュプルアンプ、OTLアンプ、BTLアンプなどです。

普通のシングルアンプは2本の出力管で右と左の音を出すため、1本の出力管が片チャンネルの音の全体を受け持ち素直に増幅するため大きな出力はありませんが音質は非常に素直です。しかし、出力管やトランスで性能に差があり、周波数特性は出力トランスの使用方法や質で大きな差が出てきます。

普通のプッシュプルアンプは出力管を4本使用し、2本で片チャンネルの信号を上下に分けて受け持ち出力トランスで合成する方法を取っています。その為、大出力には向いていますが小出力時や細かい音の変化には弱い部分もあります。

一般的に販売されている物はシングルとプッシュプルが殆んどです。真空管そのものは非常に良い特性をもっていますがこの2種はトランスの性能に大きな影響を受けます。

最近の安い真空管アンプはトランスに費用をかけられていませんので出力特性は負帰還に頼り、真空管らしい音に欠け柔らかい音ですが魅力が乏しくなります。実はこれらの真空管アンプは増幅の半分はトランスが受け持っています。真空管アンプと言うよりは真空管トランスアンプと言った方が正解かもしれません。
そこで考えられたのが出力トランスを使用せず、全てを真空管で増幅する真空管OTLアンプです。またはインピーダンス変換だけをトランスにした真空管BTLアンプです。

この2種は製品化するには非常に難しいところがありますが、これらの良いアンプを手に入れると2度とシングルやプッシュプルには戻れないと言う方が以外に多いものです。アンプのメーカーを選ぶにはこのOTLやBTLを候補に入れるか、又はこのようなアンプを作れるメーカーと考える事も一つの策ではないかと思います。それは真空管や回路の事を熟知している証拠となるからです。

かつて、大手のメーカーが真空管アンプの生産をやめる時に、最高級のアンプを競った時代があります。実力のある数メーカーがそれまでは作っていなかったOTLアンプを最後にして生産を完了したのです。しかし当時は出力を競っていたせいか、その真空管の寿命は短く、安定しているとは言えませんでした。現在では真空管規格表を見直し非常に安定の良い長寿命のOTLアンプが出来ています。

良い真空管アンプを選ぶ事は非常に難しいのですが、いろいろと見てきているうちに分かった事があります。

アンプの中を覗いてみて下さい。

良い真空管アンプはプリント基板を使わず、全体がラグ板の配線で部品の一つ一つが絡げて配線されています。この方法は一見古いように見えますが、一つ一つ確実にハンダを行い長期の耐久性があり、熱を出す真空管から部品を保護しています。
次に良いのは出力管部分がラグ板配線され、全段の入力やドライバー段だけをプリント基板に乗せた物です。

最後が全てプリント基板上にした物で耐久性は考えず、早く作ることを重視した物です。

このようなことでメーカーの姿勢を見るのも一つの方法です。

また真空管アンプには安くて良いものは無いと考えるべきです。

良い真空管アンプを作るには良いトランスが必要で、ある程度高価になります。

製品化されると10万円を切ることは難しく、真空管の種類やメーカーにこだわると15万円を切る事が難しくなります。それ以上に安いものを求められるなら量産向きのトランジスターアンプの方が良い結果になる場合が多くなると思います。

もう一つの方向からお話してみます。アンプとスピーカーは切り離しては考えられません。そこで、同じ技術で2種のスピーカーを作ったとします。

一つは高能率のスピーカーで能率が100dBで耐入力が10Wあります。
一つは並の能率で90dBで耐入力が100Wのスピーカーです。

音質を重視して振動板を軽量化し磁力を強力にした物が能率100dBで10Wのスピーカーで、出力や帯域を重視して振動板を重くしボイスコイルを太くした物が能率90dBで100Wのスピーカーです。

ここが重要なところで100dBのスピーカーに10W入力した時の音の大きさは90dBのスピーカーに100W入力した時と同じ大きさです。

また、アンプの場合は同じ大きさの電源トランスを使って10Wのアンプを作る場合と100Wのアンプを作る場合では、10Wが音質重視のもので100Wが出力重視の物と考えるべきです。
そこで、音質を選ばれる方は100dBのスピーカーに10Wのアンプを組み合わせ、帯域や出力を選ばれる方は90dBのスピーカーに100Wのアンプになると思います。

しかしこの両者の場合、最大の音量は同じです。同じ場所、同じ音量でボーカルでも聞かれたとしたら、その音の魅力でたぶん90%以上の方が10Wのアンプにされるでしょう。また能率100dBのスピーカーがあれば一般家庭では3W以上のアンプがあれば生演奏を越える大きな音量が楽に出せるのです。

始めてオーディオを購入される方が音質の良さを求め、耐入力の大きなスピーカーや出力の大きなアンプを選ぶと大きな失敗につながることもあるのです。
そのほかにも経験の少ない方が測定データを重視していると失敗する事が多くあります。例えば、

NFB無で40〜15000Hzの特性を持った真空管アンプがあったとします。これでは特性が悪く現代のオーディオ用のアンプとは言えませんが、NFBをかけて25〜20000Hzのアンプにすると何とか使用できるアンプになるでしょう。

しかし、もともと良い部品を使いNFB無で25〜20000Hzの特性をもった良質のアンプに、NFBをかけて20〜25000Hzにすると測定では更に良くなりますが、実際の試聴結果は狭くなった感じがして音質も少し劣化した感じがするものです。

要するに特性を満足しているアンプにNFBをかけるとカタログに書ける特性が更に良くなったとしても音質的に悪くなってしまいます。

この場合は真空管から出力トランスまでオールオーバーにNFBをかけた為に位相にかかわる問題が発生したと考えられます。この場合に測定器では良くなった面しか測る事が出来ないのです。NFBをかける理由は他にもあり、ハム等を除去したり、増幅度を調整したりできます。しかし、手作りの高級機パワーアンプはNFBをかけないで完成させるものが多いのです。結果的には、NFBは薬にも毒にもなり、上手に使えば非常に良い結果も生む事がありますので、何でもかんでもNFBが悪いわけではありません。

当店では音質重視で最高のオーディオシステムをご希望の方には、高価でもある程度の広い帯域を持った100dBを越えるスピーカーと、音質を重視した大型で小出力の真空管アンプをお薦めしています。

システムを安く組まれたい方には、高能率のフルレンジスピーカーに真空管(米国製純三極管)シングルアンプをお薦めしています。

アンプを検討する場合はスピーカーを切り離しては考えられず、またオーディオとは自分自身が思った良い音を作る事だと考えます。色んなタイプのスピーカーに色んなタイプのアンプを繋ぎ鳴らしたとき、最高の音が出たと思う組み合わせのアンプとスピーカーが自分にとって一番良いものと思います。

このときスピーカーの種類としては高能率と低能率、アンプの種類としては同価格での低出力と高出力に分かれると思います。

原音再生を目的とされ、音楽は演奏家の意図する音に一番近いものが感動できるという考え方をお持ちの方は、高能率スピーカーに低出力アンプの組み合わせが良いと思われ、

一方で原音再生は出来るわけがないので、何か素晴らしい綺麗な音と広帯域の音を創造したいと思われる方には、低能率スピーカーと高出力アンプの組み合わせが合うように感じています。
http://www.otono-edison.com/edisonkyo/amp.htm


なぜ真空管アンプをお薦めするのか
https://www.otono-edison.com/original/amp/sinosusume.htm

いろいろな増幅素子の中で真空管が最も優れているからです。その事は下記に述べて証明します。では何故メーカーが本気に真空管アンプを製造しないのでしょうか、その理由は儲からないからです。

真空管アンプはある程度の性能を出そうと思うと費用がかかり、大衆に販売できるコストを超えてしまいます。

第二は真空管やトランスを他社に依頼すると利益率が低い。

第三には輸送コスト、高電圧部品の調達が難しい、イメージが良くないなどでしょう。

1,真空管の中を電子が通過する速さはトランジスターの数千倍もあります。ということは、アンプの状態では数百万倍以上にもなるのです。このことは高域の裸特性に現れるのです。(裸特性:何も補正をしない状態)

真空管アンプの特性を決定するものはトランスであり真空管そのものの特性は、ほぼゼロヘルツから数十万ヘルツまであるのです。最近はトランスも非常に優れたものがあり負帰還(補正)なしで素晴らしい特性のものができます。

トランジスターの場合はトランスを必要としません。また、トランジスターは非常に安く、高出力のものでも費用は節約できます。しかし、トランジスターそのもののもつ特性はアンプにすると2000ヘルツの高域までしか再生できず。多量の負帰還(補正)を必要とします。

この負帰還は特性を良くしたりノイズを消したりする事ができ便利ですが、実際の試聴感では音が薄くなり伸びやかさが無くなったり、音に力がなくなったり、細かいニュアンスが感じられなくなったりします。負帰還そのものが理論上に解決しているとも思えません。(生演奏すり替え実験は無帰還アンプが使用されています。)


2,次はインピーダンスに対する出力特性の問題です。

トランジスターアンプのカタログを見て下さい。

例えば8オームのスピーカーの場合は100Wとすると4オームでは160W、16オームでは60Wとスピーカーのインピーダンスが大きくなれば出力は小さくなります。

しかし、真空管アンプの場合は倍のインピーダンス変化くらいではあまり出力の変化はありません。

スピーカーシステムのカタログを用意してください。そこには、周波数特性が表として掲載されています。その他にインピーダンスの特性も表として掲載されています。載せていないものもあるかと思いますが、どのスピーカーも同じようなものです。特性表の両方を重ね合わせると周波数特性が劣化し始めたところあたりからインピーダンス特性は上昇し始めます。よく考えてください。

トランジスターアンプを使用した場合はスピーカーの特性が悪くなるあたりになるとスピーカーのインピーダンスも上がるためアンプの出力も下がり、更に周波数特性が悪くなるということです。ところが、真空管アンプではほとんど影響がないのです。

一般的なスピーカーの周波数特性とインピーダンス特性

真空管アンプとトランジスタアンプのスピーカーに繋いだ時の裸特性

3,トランジスターアンプは真空管アンプと比較して同じ出力表示でも、スピーカーをつないだ場合の本当の出力は約1/3になります。

(スピーカーにインピーダンス補正というものが付けられているものがありますがほとんど意味をなしません。なぜなら、インピーダンスは下がっても分圧された状態になっているから結果は同じです。

8オームと表示されているスピーカーは最低インピーダンスが8オームということです。そして、インピーダンスの特性表にはなだらかな線を使ってわかりやすいように簡略化してありますが本当は気象庁の地震計のようにギザギザの状態になります。

それの影響をまともに受けるということは半分しか音が出ていないことと判断しても良いと思います。)
https://www.otono-edison.com/original/amp/sinosusume.htm

13. 中川隆[-13061] koaQ7Jey 2020年3月05日 01:17:57 : b5JdkWvGxs : dGhQLjRSQk5RSlE=[472] 報告
G「CDしか聴かない人には、プリアンプの代わりにボリューム付セレクターを薦めるのは何故?」


店長「プリアンプのCD入力では、プリアンプの送りだしアンプを通ることになる。この送り出しアンプは音量調整が行い易いように付けられたもので、実質的には不要だ。通す事により音質の劣化が起こる。

そこで、高価なプリアンプを止めて、アンプの無い安価なボリューム付セレクターにすることでパワーアンプに資金が使える。そうしてパワーアンプを真空管シングルパワーアンプにでもすればトランジスタの超高級品にも負けない音質に変身するのだ!殆んどの方がびっくりされる(^^)

前に言ったシンプル イズ ベストにあたる。」

G「アンプの回路に基盤を使用しない理由は?」

店長「基盤を使う事でアンプの量産は可能になるが、耐久性に問題があり、直接お客様に販売する以上なかなか使用できない。

特に真空管アンプの場合は電圧が高いため、基盤は使わずに丁寧なラグ配線にすることで耐久性があがり音質を確保できる。」

M「アンプに使用している真空管が殆んどUSA製の理由は?」

店長「真空管の製造はアメリカが非常に高い技術をもっている。耐久性が良く、品質や特性が揃っている。

真空管を比較する事でも大きな差が出てくる。
その代わり価格は数倍になるが、アンプ全体からするとそんなに大きな割合ではない。アメリカの真空管を使わずに良い真空管アンプと言ってしまうと嘘つきになる。」


営業部長「何故真空管アンプを進めているのですか?」

店長「簡単に言えば音を一番良くすることが出来るし、理論的にも良くなることが分かっているからだ。

一番大事なことは真空管の電子速度がトランジスターの5000倍以上と速い事、

次が電圧を高く使用出来る為信号増幅が素直に行える。

その他、アンプ同士、又はスピーカーに対してもインピーダンス特性上の都合が良い。

都合の悪いところは素子の大きさやヒーター電力が必要である事などで、音質に対する不都合な点は非常に少ない。

ただし、出力インピーダンスが高いことにより、トランスを必要とする事だ
真空管の特性は素晴らしいが、このトランスにより周波数帯域が制限されてしまう。そこで良質な出力トランスを使う必要がある為に、真空管アンプを安く作ろうとしても、ある程度の能力を出すにはある程度高価になってくる。

ここで断っておくが真空管がトランジスターやICよりも良いと言っているだけで、世間にある真空管アンプがトランジスターやICを使って作られたアンプよりも良いと言っている訳ではない。

真空管アンプは最近になり良さを認められ良く売れるようになった為、心無いメーカーが多く出てきている。これは聴き分ける力を持つことで災難を逃れる事が出来る。

安い国産品のものや、新しい高価な海外品には気をつけた方が良い。

真空管アンプも昔の物と違って最近では技術が発展しています。音のエジソンのアンプも昔の物とは違い無帰還でも特性表からはみ出すほどのものです。」
https://www.otono-edison.com/audionosinjitu/urabanasi.html#12

14. 中川隆[-13273] koaQ7Jey 2020年4月11日 12:23:06 : 8AFzBVbKDo : NXRHZUxHekZQOU0=[-23] 報告

真空管の測定やバイアス調整のやり方の基礎知識など。 禁断のKRELL
https://ameblo.jp/507576/entry-12588588035.html

真空管の知識 禁断のKRELL
https://ameblo.jp/507576/entry-12071585746.html?frm=theme

真空管のテスト 禁断のKRELL
https://ameblo.jp/507576/entry-12042714321.html?frm=theme

真空管選び 禁断のKRELL
https://ameblo.jp/507576/entry-12022235511.html?frm=theme

お薦めの真空管ショップ 禁断のKRELL
https://ameblo.jp/507576/entry-12150537673.html?frm=theme

お薦めの真空管ショップ 禁断のKRELL
https://ameblo.jp/507576/entry-12020314452.html?frm=theme

真空管アンプの魅力 禁断のKRELL
https://ameblo.jp/507576/entry-12037846586.html?frm=theme

真空管と半導体の違い 禁断のKRELL
https://ameblo.jp/507576/entry-12173431011.html?frm=theme

「 管 球 王 国 宣 言 」 禁断のKRELL
https://ameblo.jp/507576/entry-12526744525.html?frm=theme


15. 中川隆[-13323] koaQ7Jey 2020年4月13日 06:12:17 : fsqm4t39Lc : b0hWUUt3RHJnVDY=[7] 報告


明日は明日の風が吹く - 「音楽&オーディオ」の小部屋 2019年12月06日
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/b3bbb3cf9f82a6516f591a7c6df534e0


他愛ないことだがオーディオに関していつも迷うことが一つある。

それは自宅周辺のウォーキングに出かけるときに、真空管アンプのスイッチをオンのままにするか、それともオフにするかどうか。

何も電気代の心配をするのじゃなくて(笑)、アンプにとってダメージが少ない方を選択したいという思いからである。

   

スイッチの入り切りによる電圧変動が与える影響はアンプ自体にとって負担になるだろうし、その一方真空管は消耗品なので点灯時間が少なければ少ないほど寿命が延びる。

さあ、オンとオフのどちらを選択しようか。

何だか出かけるときのエアコンスイッチのオン・オフと似てますね(笑)。

雑誌で見かけた記事によると、1時間前後を目安にそれ以上家を空けるのならスイッチオフ、それ以内ならオンのままという内容だったが、アンプも似たようなものかな。

ちなみに、真空管に詳しい方によると、

「真空管、とりわけ古典管はあなたが想像している以上にタフですよ!寿命の心配をするよりもむしろエージング不足を心配したほうがいいと思います。ジャンジャン使って本来の能力を発揮させるべきです。」

そういえば、近代管については何度も球切れを経験したが、古典管に限っては球切れを滅多に経験したことが無いことに思い至った。

とりわけ「STC」(ロンドンウェスタン)については「ときには他の球と交換して楽しみたいのに故障しないので困るという悲鳴が上がっている」(販売業者談)というほどの丈夫さで知られている。

まあ取り越し苦労とはこのことかな〜。

(真空管を)使うだけ使ってダメになったときはその時に考えることにしよう。

名作「風と共に去りぬ」(原作:マーガレット・ミッチェル女史)のラストシーンでヒロインのスカーレット・オハラはこうつぶやく。

「明日は明日の風が吹く、何も先のことを思い煩うことはないわ!」

「Tomorrow is another day」

どうやら男性よりも女性の方が逞しいようですよ(笑)。
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/b3bbb3cf9f82a6516f591a7c6df534e0

16. 中川隆[-12754] koaQ7Jey 2020年5月09日 11:50:45 : QcuvlpHMNk : QnNKREY3S0p2OXM=[3] 報告


古典管はぜひ「縦置き」にしよう - 「音楽&オーディオ」の小部屋 2020年05月09日
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/06bce9aab782a9e5b7af403b83b7e81e


タメになる失敗事例についてだが、オーディオの場合でいえばやはり「実害」を伴うものが最たるものだろう。

そこでふと思い出したのが8年も前のブログ。

「WE300B」真空管についての解説の中の一部を引用して終わりとさせていただこう。

WE300B真空管は、過去に軍事用の通信機器に使用されていたこともあり、国策としてアメリカ政府が多大の予算を割いて作らせていたという逸話がある。

なにせ「敵との交戦中に真空管が故障して通信ができませんでした」とあっては責任重大、何物にも代えがたい多くの貴重な人命が失われる可能性があるので、ツクリは精緻を極め、不良管の選別検査は厳格そのもので普通の民間の真空管とは耐久性のレベルがまったく違う。まあWE300Bに限らず総じて軍事用の製品はハイレベルといっていい。

それにしてもWE300Bは何という優雅な形をしているんだろう。明らかに工業製品の域を脱して、もはや美術品といっても差支えないほどの佇まい。それでいて音が抜群にいいんだから・・・。まったく、魂をすっかり吸い取られそうな魅力を放っている!

                   

ウェスタンの世界は真空管をはじめアンプ、スピーカーなど奥が深くて先達も多いし、とても自分ごときが語る資格はない。

以下、伝聞だがこのWE300Bにもピンからキリがあって、「最上の音」とされるのは「刻印」と称されるもので、ロゴが真空管のベースにわざわざ彫り込んであり、「幻の真空管」として先ず手に入れるのは至難の業。製造されたのは1940年代で、値段の方も目の玉が飛び出るほどでオークションでは程度が良いペアともなるとおよそ100万円近くする。

これはずっと昔のオーディオ専門誌「無線と実験」に書いてあった記事だが、あるマニアがこの「刻印」をアンプから外して冷たい床に置いた途端、ピシリと真空管のガラスにヒビが入って使いものにならなくなったという逸話が今でも脳裡に焼き付いている。

実にお気の毒〜。おそらく自分ならショックのあまりしばらく寝込んでしまったに違いない。

以上のとおりだが、古典管を一時的に抜いたり、保管したり、あるいは送付するときはくれぐれも「縦置き」にすることを忘れないようにしましょうね!

https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/06bce9aab782a9e5b7af403b83b7e81e

17. 中川隆[-9123] koaQ7Jey 2020年12月21日 20:54:25 : 3zP1R1s2bc : MG41NHJjem1sTW8=[63] 報告
真空管アンプとトランジスターアンプ
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/music/11602/1299186282/l50

真空管アンプ
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/music/11602/1130944226/l50

真空管アンプ 2
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/music/11602/1234599810/l50

真空管アンプ3
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/music/11602/1412812634/l50

キット屋真空管アンプの選び方
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/music/11602/1206011337/l50

お手頃菅球アンプについて、ご意見をお聞かせ下さい
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/music/11602/1288869118/l50

2A3という桃源郷を語る
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/music/11602/1116631594/l50

ご贔屓の球ブランドは?
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/music/11602/1281432712/l50

ハンダの音?
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/music/11602/1181906477/l50


▲△▽▼

マッキントッシュの歴史と魅力
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/music/11602/1252830668/l50
マッキンを語ろう ※カーステはダメよ!!
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/music/11602/1259238940/l50

マッキンC-28と2300パワーを使用している方
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/music/11602/1171707096/l50

▲△▽▼

Marantzを語ろう
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/music/11602/1260433216/l50

18. 中川隆[-9122] koaQ7Jey 2020年12月21日 20:55:37 : 3zP1R1s2bc : MG41NHJjem1sTW8=[64] 報告
真空管アンプはこれからの方には勧めない 2017年06月09日
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/11de85ed9012b5a9eb2fa2ec304179df

自宅システムを再び使い始めている。毎日1時間から2時間聴く様にした。鳴らす度に「自分の好み」に一番合っている気がする。D130を使ったシステムなので、パワーアンプにパワーは要らない。それよりも「上質な質感」を求めてWE101Dppパワーアンプにした。球のアンプも色々使って見たり、外で聴かせていただいたが、WEの球やSTCの球の時代のモノが図抜けて音質(質感)や寿命が長い。

真空管は「三極管」の時代のモノが、手作りで音質が良く寿命が長いと思う。その中でもWEとSTCのモノは特に良いと感じる。現在でもWE300Bは管球アンプの憧れの的。現在の中国製の300Bとは形は似ていても「似て非なるもの」である。WE101Dの球も出力はプッシュプルで1W前後しかないが、当時のSPユニットは100dbを超える超高能率タイプのSPユニットが多かったので、普段使いの音量ならば不足感はない。

現在では程度の良い真空管は在庫が無いし、作られる事もないから、現在ストックしている球は非常に貴重だ。自分のアンプで使う球は20〜30年分はストックしている。その投資金額は軽く50万円は超えている。それも10年以上眠ったままだ。今からアンプを買おうと思っている方には管球アンプは勧めない。真空管には「寿命」がある。いずれ交換しなければならない。その時に交換球が無ければそこで終わりになる。

オリンパスシステムで使っているSTC4033Lの球は、毎日5時間以上使って10年以上使えている。初段管や次段管もまだ交換していない。唯一、整流管のみ2回ほど交換した。中古品を使っていたので仕方のないことかも知れない。現在は新品に交換後交換の気配はない。自宅のWE101Dの球はヒーター電圧が4.5V(一般品は6.3V)と特殊なので、電源トランスが特注になる。その分、ヒーター電圧が低いので、温度が「人肌」ぐらいにしか上がらない。この辺でも「長寿命」(多分5万時間を超える)を予感する。5万時間はLEDの寿命の目安でも有る。

WE101Dppパワーアンプにも泣き所は有る。整流管や初段管はヒーター電圧6.3V仕様なので、寿命は101Dの球並みとはいかない。ストックを十分に持つ必要が有る。
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/11de85ed9012b5a9eb2fa2ec304179df

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最近のSPには管球アンプは勧めない 2017年02月18日
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/37cb77933bb6b3980bbb211bdb87fe3d

1970年以降のSPをお使いの方には管球アンプは余りお勧めはしない。何故なら「低域の駆動力不足」を感じます。50Wや80Wクラスの管球パワーアンプであっても、SPの能率が96db以下だと「立ち上がり・立下り」の瞬発力にかける。

SPから出る音の70%以上は「低域」(ウーハー)から出ている。この帯域の「立ち上がり・立下り」が緩いと「キレ」を感じない。

管球アンプの良さは、SPの能率が100dbクラスのユニットに「分厚い音数」で出てくる事。1970年以降のSP達は「低域の再生帯域」を下の方に伸ばしてあるので、「重低音」が出易い様に作成してある。世の中のニーズに応える様に作ってあります。

40年以上前にJBL:L-100(センチュリー)をサンスイAU-9500でドライブしていました。その後ケンソニックC200+LUXMAN MB88(80W/ch)のパワーアンプの組合せでドライブして使っていました。その時に感じたのが「立ち上がり・立下り」のスピードが全く異なる事と「音の厚み」が異なる事。その後色々なパワーアンプを使って感じたのは、「Tr型アンプ」(石)は「キレが良い」・・・トランジスターの動作の仕方がそのまま音に出ている。一方管球アンプも球の動作の仕方がそのまま音に出ている様です。
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/37cb77933bb6b3980bbb211bdb87fe3d

19. 中川隆[-8963] koaQ7Jey 2020年12月25日 11:25:54 : FSuacswpLw : YmxBMnM2QW1TUC4=[11] 報告
「音楽&オーディオ」の小部屋
高級外車と真空管アンプ 2020年12月20日
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/c989170124b5efa55bec1eb4177ac1ed


「久しぶりに真空管アンプのヒアリングテストを行いますのでお見えになりませんか?」とのお誘いに乗って駆けつけてくれた近くにお住いのYさん。

相変わらず我が家のオーディオ実験の実例になるが、なぜこういう話を公開するかというとオーディオはまだ未解明な部分が多いことに尽きる。

結局、個々のオーディオ環境にとってあまりにも「変数」が多すぎるので理論もさることながら、やむなく実験に頼らざるを得ないのが実情です。

つまり、実際にやってみなくちゃ分からん(笑)。

そこで、我が家の実例を通じて「場数=疑似体験」を踏んでいただき、少しでもご参考にしていただければという願いと観点から記録をしたためています。ただし、真に受けられても困りますので適当に取捨選択してくださいね。

それでは、前提としてテストの概要を述べておこう。

まず、スピーカーの構成だがこのブログの恒常的な読者なら先刻ご承知のはずなので「今さらくどい」とお叱りを受けそうだが、初見の方がいらっしゃる可能性もあるので念のため。

フルレンジ → 「スーパー10」(ワーフェデール:口径25センチ・赤帯マグネット)

ツィーター → 「075」ツィーター(JBL:シンバル再生用としてマイカコンデンサーでローカット)

サブウーファー → 「スーパー12」(ワーフェデール:口径30センチ・赤帯マグネット)イン・ウェストミンスター

ムンドルフ(ドイツ)の「ゼロ抵抗コイル」(6.8+8.2=15mh)を用いて150ヘルツ(−6db/oct)でハイカット

このスピーカーのうち「150ヘルツ以下」を「EL34プッシュプル」(借用中)で駆動し、フルレンジ部分に限って3台の真空管アンプでヒアリングテストしようという魂胆である。

最初に登場するのは「6AR6=6098」シングルアンプの登場。

2年ほど前に手に入れたアンプで出力管は「6AR6=6098」(この球は初期版に限る)である。GT管とはいえ、素性を辿るとアメリカ軍のレーダー用に使用されていた由緒ある「WE350B」に行き着くのだから出自がたいへんよろしい。

これは5極管だが「3極管接続」にすると、あの英国の銘管「PX4=PP3/250」そっくりの周波数曲線になるというのが魅力。

初段管は「CV569=ECC35=6SL7」(STC)を使用。ボリューム部分は「クラロスタット型」に変更している。

そして、Yさんのご感想は次のとおり。

「とてもスッキリとしていて抜けがいい音ですね。昔あった”スカッと爽やかコカ・コーラ”という言葉を思い出しました。ただ、クラシックの場合はもっと響きが欲しい気がしますね。

TRアンプの再生音がこういった感じです。アッ、そうそう低音域は別にして我が家の「マーク・レヴィンソン」の音とそっくりですよ。お値段からしたら大したものですね」

「このアンプは響きが少ない分、解像力の良さが売り物です。ピアノでいえばヤマハとスタンウェイの差ですかね。しかし、AXIOM80を鳴らすと不思議なことに細身同士での相乗効果といいますか、そこはかとない色気が出てくるので重宝してます。この大型システムには相性がイマイチみたいですかね〜」

以下、続く。
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/c989170124b5efa55bec1eb4177ac1ed

切磋琢磨する真空管アンプたち
2020年12月24日
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/fea2d309babb9061769e8eb836163801


お待たせしました〜。前々回のオーディオ仲間との「真空管アンプ試聴会」の続きです。

「6AR6=6098シングルアンプ」の次は「PX25シングル」アンプの登場。

このアンプを購入してからもう25年ぐらいになるだろうか。どこかかしこに不満が出てくるし、己の使いこなしの未熟さも手伝うしで、専門家に改造をお願いすること延べ4回くらいにはなる。

今のところ落ち着いているが、基本的には「インターステージトランス」(UTCのA19)の性能に不足はないものの、もっと容量が増えたら「ベター」といったところかな。

球の構成のうち大切な整流管は「WE422A」(1958年製)を奮発し、出力管は英国製の「PX25」(ナス管)だが、音のいい3極管型の出力管として10年ほど前はアメリカの「WE300B」と並び称されていたほどだが、近年ではお値段的に「WE300B」の後塵を拝するようになった。

どうして人気が凋落したのかはよく分からないが、音質的に引けは取らないと思うものの「丈夫さ」の点では明らかに「WE300B」の方に軍配が上がるのでそのせいかな。

いずれにしても比較的リーズナブルなお値段で手に入れやすくなったのは喜ぶべきこと。

ちなみに、このPX25の上級管として「PP5/400」(英国マツダ:初期版)も持っているが、現在のインターステージトランスでは役不足「?」と大切に待機保存中である。

このアンプも前段管(ドライバー管)次第でくるくる音が変わる。これまで常用していたのはやや低音域に比重を置いた「GSXー112」(アメリカ:トリタンフィラメント)だったが、今回のテストでは中高音域にメリハリのある「3A/109B」(STC:画像左)に代えてみた。

すると、これが大当たり!

オーディオ仲間のYさんが「これならいつも聴かせてもらっているWE300Bアンプとそれほど遜色がありませんよ!とても瑞々しい音です。」

「STC」の優秀さはもちろんだが、おそらくプリアンプ(マランツ7型:3本の球はいずれもBRIMARの12AX7)との相性やRCAケーブルとSPケーブル(いずれもLAN素材)との相乗効果ということになるのだろう。

関係の方々に感謝です!

そして最後に登場したのは、真打の「WE300Bシングル」アンプ。

球の構成は整流管に「4274A」(STC)、前段管は71A(レイセオン)、出力管は「WE300B」(1988年製)のラインアップ。

そして各真空管の「ヒーター回路」は別々になっているのがミソ。

トランス類は入力トランスが「HAー100X」(UTC)、インターステージトランスは「HA-106」(UTC)、出力トランスは個人の手巻きによるもの。

そして、シャーシは「漏れ磁界」に強い厚さ2mmの銅板を使っている。

「300Bアンプはインターステージトランスに何を使うかで勝負が決まります」とは「北国の真空管博士」の弁だが、その点、我が家の「HA-106」は理想的な逸品だそうだ。ただし、オークションにもめったに出ないしもう入手するのは無理とのこと。

したがって、万一「インター・・」が断線したらこのアンプは価値が半減するので毎日がヒヤヒヤの連続である(笑)。

今回の試聴会も相変わらず信頼に応えてくれた。

「とても端正な音の一言に尽きますね。PX25アンプよりも音像が一段とシャープになって焦点(フォーカス)がピタリと決まる感じです。音の粒立ちも素晴らしいし、これはもう完璧な音ですよ!」と仲間。

何だか自慢話みたいになってしまったが、「ありのまま」を記載しているのでどうかお許しを(笑)。

さて、この原稿を書いている時点でこの試聴会から1週間以上経っているのだが、毎日出番となっているのは「PX25」アンプの方である。

さすがに「WE300Bアンプ」は何だか勿体なくてなかなか使う気になれない。

つくづく「貧乏性」だねえ(笑)。

そして、最後になるが現在仲間からお借りしている「EL34プッシュプル」アンプ。

低音域(150ヘルツ以下)再生の専用アンプとしてもう2週間ほど使っているが、お値段も大したことがないし使用されている真空管も近代管だし、そのうち何らかの破綻を見せることだろうと悠長に構えていたらどうして、どうして・・。

ちょっと欲が出てきて、ありふれた電源ケーブルを手持ちの「キンバー」ケーブルに交換したらすぐに耳ざとい仲間が気が付いた。

「アレッ、音に締まりが出てきました。何か代えませんでしたか?」

ギャフン!

それにしても、低音域専用だけなら近代管でも十分いけそう。言い換えると、古典管の持ち味というのは中高音域にあるようですよ。

https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/fea2d309babb9061769e8eb836163801

20. 中川隆[-8819] koaQ7Jey 2020年12月29日 17:59:11 : ALfcx8Vlfc : QWF2QW1ZSHBaRkE=[31] 報告
柔らかい、温かみがあるってホント?〜真空管の音の秘密 | 創造の館 音楽苦楽部
公開:2020/09/06  更新:-------
https://souzouno-yakata.com/audio/2020/09/06/43252/


真空管アンプの歪を分析、15倍のそっくり歪を作って真空管の音をご試聴いただきます。響きが豊かになる、エコーで音が艶やかになる噂も実験検証をして実態を明らかに。最後に真空管アンプの価値・存在意義を考えます。


 このコンテンツは動画でご覧いただけます。

真空管アンプで「いい音」は聴けるのか




この音の違いがわかるか〜ブラインドテストで真空管の音を聞き分ける





<関連記事>
アンプの音などというものは存在しない〜オーディオアンプの選び方
https://souzouno-yakata.com/audio/2007/05/02/2315/

<参考購入先>
動画で使ったFX-AUDIOの真空管アンプです
https://www.amazon.co.jp/s?k=%E7%9C%9F%E7%A9%BA%E7%AE%A1%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%97&rh=n%3A3210981%2Cp_89%3AFX-AUDIO-&dc&language=ja_JP&__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&linkCode=sl2&linkId=8f12d200c50434e5b430af37b8a350dc&qid=1599347394&rnid=2321255051&tag=asyuracom-22&ref=sr_nr_p_89_9


https://souzouno-yakata.com/audio/2020/09/06/43252/

21. 中川隆[-8812] koaQ7Jey 2020年12月29日 20:44:39 : ALfcx8Vlfc : QWF2QW1ZSHBaRkE=[38] 報告
アンプの音などというものは存在しない〜オーディオアンプの選び方 | 創造の館 音楽苦楽部
公開:2007/05/02  更新:2020/09/24
https://souzouno-yakata.com/audio/2007/05/02/2315/

 JBLの大型スピーカーにマッキントッシュやマークレビンソンなどの弩級アンプを組み合わせて小音量で鳴らす。これは最も音を悪くする方法だ。なぜこの組み合わせがダメなのか。何に注意して選べばよいのか。そもそもアンプに固有の音色というものは存在するのだろうか。


出力はどの程度あればよいのか

 これを判断するには、何らかの基準がいる。その一つに、106dBがある[1]。大編成オーケストラの一部は106dBを超えるものがあるので109dBみておけば十分といえる。オーケストラでは低音のエネルギーが最も大きく、下の図では100〜200Hz付近にピークがある。それ以外の帯域は103dB程度となっている。

オーケストラのピーク音圧レベルを周波数分析した結果
https://souzouno-yakata.com/audio/wp-content/uploads/sites/9/IMG-1-scaled.jpg

代表的なオーケストラ曲の音圧レベル周波数特性 出典:「ハイファイスピーカ」中島平太郎 日本放送出版協会 p11

 ピークで109dB出せるスピーカーとアンプの出力を選ぶためには、1m点の音圧を知る必要がある。距離 L(m)における出力音圧レベル(dB)の一般式は次だが、これは音が三次元的に広がる場合の話であり室内には当てはまらない。

出力音圧レベル=能率(dB)+10log10(W)ー20log10(L)

注:能率は〇〇dB/W/mと、〇〇dB/2.83V/m がある。スピーカーのインピーダンスが8Ωでない場合、Wもこれに合わせてみる必要がある。

 残響のある室内の距離減衰は定在波が邪魔をして実測が難しい。そこで、次のグラフから読み取る。

https://souzouno-yakata.com/audio/wp-content/uploads/sites/9/de7136eed3d6998c1957d9f7a8b1fbb3.jpg
残響のある室内の音の距離減衰 出典:リスニングルームの設計と製作例 加銅鉄平 P36

Rは部屋の室定数=Aα/(1-α)、A=部屋の表面積、α=平均吸音率(通常0.2〜0.5)、rは音源からの距離、方向係数Qはスピーカーの場合2である。αがやや大きめの0.5、広めの16畳を仮定した場合、距離1m→3mまで距離減衰がおおよそ3dBだから、このくらいみておけば大抵のケースに当てはまる。

 従い、1m点の必要音圧は、109+3=112dBとなる。ステレオ2ch同時出力で112dB達成できればいいので、片chの場合は3dBマイナスして109dBが目標になる。1m片ch109dBの音圧が得られるアンプの出力Wを計算したグラフを次に示す。

109dBの音圧を出せる能率とアンプ出力のグラフ
https://souzouno-yakata.com/audio/wp-content/uploads/sites/9/0b2e90e16be352892c708e496943b39a.png


この線上ならどれも同じ音質、とはならない。能率が高いスピーカーは、大音量の音を高品質で出せるが、能率が低いスピーカーでは、たとえそのパワーがスピーカーに入っても歪が増えて良質の再生音は望めない。

 できるだけ能率の高いスピーカーを使い、アンプの出力を小さくするのが、低歪で良質な大音量を再生するポイントになる。


アンプの出力は大きいほど音が悪い

アンプの歪率特性の例(LM3886)
https://souzouno-yakata.com/car/wp-content/uploads/sites/9/2004/11/18012601.png

歪率(THD+N)特性の例:LM3886データシート

 半導体アンプの歪率は、グラフのように「レ」の字を左右反転したような形になるのが普通だ。つまり出力を小さくして使うほど歪+ノイズが大きい。

 このカーブはアンプの出力が大きいと上にシフトすることがある。この場合、同じ1Wを出すための歪は、出力の大きいアンプほど多い。

 カタログスペックの歪率は、通常グラフの一番低いポイント付近の値なので参考にならない。


 この特性はABクラスの半導体アンプで共通する。アンプの出力は大きいほど良いというわけではなく、スピーカの能率に合ったものを選ぶ必要がある。

 それでも「アンプは余裕があったほうが良い」などと考え、必要以上に大出力のアンプを選ぶと、ボリウムを絞って歪の大きい、つまり音の悪い部分をメインに使うことになってしまう。



(2007/5/14追補)
 出力段にICモジュールを使ったアンプは小出力でも音が悪い。ミニコンやラジカセが小出力でありながら音が悪かったのは、ローコストなICモジュールが使われていた為。

アンプは出力が大きいほど音に余裕がある?

 オーディオ雑誌でよく見るこの論評は本当だろうか。トランジスタアンプで音の歪みが聞き取れるほど大音量を出すことは滅多にない。それに、大音量時はスピーカの歪みの方がずっと大きいのが普通だ。

 「音の余裕」は大出力アンプの貫禄ある見た目と、数字上のスペックからくる主観にすぎず、理論的な根拠はない。

 余裕が必要なのはスピーカーの耐入力であって、アンプではない。過剰な出力はコストや小音量再生の面で不利になるだけ。音質面で得することは無いと考えておきたい。

NEC A-10 TypeIVのカタログ
https://souzouno-yakata.com/car/wp-content/uploads/sites/9/2004/11/P2262053-1.jpg

 NEC A-10 TypeIV(写真は1987年当時のカタログ)。強力な電源部を備え2オームの低負荷駆動に対応。2オームまで駆動できるといっても、2オームの負荷を繋がなければ関係ない性能。

 しかし評論家がオームの法則どおり電流を流せる点を「アンプの理想」などと褒め称えるものだから良く売れた。




 私はこのTypeIVを所有していたが、肝心の音がソニー製の小形軽量アンプ(当時ヒートパイプ放熱だった)と聞き比べて差がなかった点と、ボリウムのギャングエラーが大きい点が気になって手放した。

電源が重要なのは当たり前

 アンプで一番重要なのは電源であると昔から言われている。そこで「ウン万μFのコンデンサを搭載して負荷変動に強くしました」とうセールストークが聞かれる。

 電源の容量は、周波数特性、出力といったスペックに対し十分なものを備えるのが普通であり、設計事項にすぎない。国産有名メーカーの商品を使う限り、私たちが気にするようなことはほとんどない。

 クリーン電源(リジェネレーター)は無駄の代表[8]。これで本当に音が変わったとしたら、アンプの電源の作りがお粗末な証拠である。

アンプの音は何で決まるのか(’20/3/14改定)

 アンプの出力音圧特性は、どの商品も可聴域(20Hz-20kHz)で真っ直ぐ(フラット)が普通。そこに音のキャラクターや音色といったものはない。つまりアンプに固有の音は存在しない。

 ところが実際は、アンプを変えるとスピーカーから出てくる音が変わることがある。それは、アンプの音が違うからではなくて、スピーカーの音が、繋ぐアンプで変わるから。これを理解するには、DF(ダンピングファクター)というものを知る必要がある。

 DFをごく簡単に言うと、スピーカーの抵抗とアンプ(ケーブル含む)の出力抵抗の比。これが大きいほど、スピーカーはアンプの言う通りに動く。DFが小さいと、スピーカーを制動できなくなって言う通りに動かない。これがスピーカーの出力音圧特性に現われる。

スピーカー周波数特性のダンピングファクターによる変化を示したグラフ
ダンピングファクターと周波数特性の変化
https://souzouno-yakata.com/car/wp-content/uploads/sites/9/2014/01/dfctorgh.jpg

出典: 「強くなる!スピーカ&エンクロージャー百科」誠文堂(1980) P38

 グラフはDFによって出力音圧特性が変わる様子を示した図。

 当館では、DFの基準値を20〜40とした[4]。

 DFが1桁台になると過渡応答が劣化して低音が良く響く「真空管アンプの音」に近づき、10を超えると過渡応答が改善すると同時に低音の締まりが良くなる。

 またこのDFは、スピーカーケーブルの抵抗や端子の接触抵抗の影響を大きく受ける[4]。 


 この原理を知らないと、アンプやケーブルに音の違いがあると思い込み、結果がイメージできない組み合わせ問題に見えてしまう。結局アンプによる音の変化をイメージするには、アンプとケーブルの組み合わせで結果的にDFがとうなったか知ることが重要になる※。

 DFで音が変わる!こういうことを考え出すとアンプ選びが困難になるが、上のグラフではDFが10と∞でほとんど変わらない。つまりDFが10以上の時、アンプ選びで音の違いを考えなくて良くなる。半導体アンプでは、ほとんどの商品でこの条件を満たすので、アンプ選びのポイントはデザインや品質などに重点を置くことになる。

※:DFは周波数特性を持っている。これがアンプによる音の影響を、最も正確に知るための情報の一つと考えられる。

ダンピングファクター(DF)は大きいほど良いのか

 ダンピングファクターとは負荷のインピーダンスとアンプの出力インピーダンスの比。この値が大きいほど、スピーカーが信号に対し忠実に動くが、上のグラフから解る通り10を超えるとあまり変わらなくなる。

 半導体アンプのDFは一般に40以上、中には300を超える商品もある。高いDFのメリットは、ケーブルを長く伸ばせること。10m程度の屋内配線では、アンプのDFは40もあれば十分である[4]。

アンプの試聴は無意味

 DFの話がわかると、お店でアンプをとっかえひっかえ試聴することが、ほとんど意味ないことがわかる。これは単に、お店のシステムでDFの変化を聞いているだけ。

 店頭では後述するようにオーディオチェックCDとテスターが役に立つ。


アンプの価値とは

 アンプは正確な増幅器であるべきだ。ステレオパワーアンプでは、左右の増幅率(ゲイン)が揃っている点も重要になる。すると、

 「左右のゲインがボリウムの位置によらず正確に揃い、その正確さがいつまでも変わらない」

ことが価値になる。

 市販のアンプに見られるいくつかの課題について以下にご説明する。

1.ゲインの経時変化

 当初はこれが目立たないくらいに小さいが、年月が経つと次第にズレてきてボーカルのセンター定位がおかしいことで気づく。私の経験では、原因がCDプレーヤーのアナログ出力だったこともある。

 いつまでも調子よく使うためには定期的な校正が欠かせないが、ほとんどの商品が売りっぱなしで、そのような手段もメンテの仕組みも用意されていない。左右で5%もズレていると、どんなに高額な機器もゴミに見えてくる。

 一応アンプにはバランスコントロールがあるが、変化が大きすぎて使い物にならないし、そもそもゲイン誤差は普段触れてしまうツマミで調整するものではない。

2.ボリウムの品質

 プリアンプの価値はこの部分で決まるといってもいい。よく問題になる品質に、左右のゲインがボリウムの位置によって違うギャングエラーがある。

アキュフェーズのプリアンプ C-275 ボリウムは、絞りきった状態から中音量までの回転域において、音量の変化がなめらかで、左右の抵抗値(音量)が同一になっている(ギャングエラーが小さい)ことが大切。

 実測してみると、アキュフェーズのアンプ(C-275)はこの点比較的優秀だった[5]。

https://souzouno-yakata.com/audio/wp-content/uploads/sites/9/2014/01/audioset2.jpg

 単なる抵抗体のボリウムは信号伝送の品質を落とす要因として知られている。この改善に取り組んだ事例がある。私の記憶ではビクターのGmボリューム(1983)が最初。2000年代になってアキュフェーズがAAVA方式を生み出している。ソニーはTA-A1ESにオプティマム・ゲイン・コントロールを搭載しこの問題に対処している。

  デジタルアンプでは数値演算の桁落ちによって情報量が落ちる。これに対しては演算をやめて出力の波高値を変えたり、小音量用の電源を別に用意し切り替えるなどで対処している[6]。

3.スピーカーターミナルの品質

 ナット式のねじ込みターミナルが一般的。これに線を剥いたケーブルを挿すのは、最も良くない接続法。次第に接触抵抗が増大しDFが低下する。ここはきちんと端末処理し適切な締め付けトルクで固定したい[7]。

アンプの価値を維持しやすいデジタルアンプ

 デジタルアンプには一切のアナログ処理を介さない「フルデジタル」と、パワー部だけD級アンプにした「デジタル」の2種類がある。

 フルデジタルはボリウムコントロールがきわめて正確で、原理的に特性の経時変化が無い。定期的に校正に出さなくてもアンプの価値を維持しやすいメリットがある。

 フルデジタルは少ないが、現在DENONのPMAシリーズがある。

次のようなアンプは買ってはいけない

1.トランスからうなりが聞こえるもの
 アンプは騒音、震動源。うなり音や振動問題はローコスト製品に多い。トランスの音や振動をゼロにする事はできないが、リスニングポジションまで離れても聞こえるものは問題。

 アンプが発する騒音振動が小さいことは重要なスペックだが、これを測ったり比較した記事をあまり見ない。

2.無意味に重いもの
 電源部で最も重い部品に「トランス」がある。なので「重量が重い=電源部がしっかり作られている」という関係がある程度成り立っていた。

 しかし1970年頃からとある評論家がアンプを重さを測って雑誌に公表し出してから、メーカーが重量の「水増し」をやりだした。ボリウムノブやシャーシなどが意味もなく重くなり、単純に重さで電源部の作りを判断できなくなった。

 重い製品は、自分でメンテするにも修理や調整でメーカーに送るにも苦労する。

3.音に関係ない「素材」にコストをかけているもの
 アルミ削り出し、鏡面仕上げ、鋳鉄製インシュレーター・・これら筐体の作りや素材は音に無関係。海外製の高級コンポのフタを開けてみたらスカスカだった・・そんな外観と中身のバランスがとれていない商品もある。

 趣味の商品に一定の外観は重要だが、見えない部分にお金がかかっていたり、外観だけやたら豪華な作りの商品に注意したい。

 プロ用アンプではこのような無駄を徹底排除している。プロ用アンプに見られない作りは、外観を良くしているだけで音質には寄与しないものと考えていい。

4.修理・校正サービスがない商品
 アンプは設置してオシマイではない。アナログアンプのゲインは次第にずれていくもの。アンプの価値を維持するために、定期的な調整や、劣化した部品の交換が必要になる。

 アキュフェーズはこのサポートがしっかりしていて初期性能を回復してくれるが、それ以外のメーカーはサービスの内容をよく確認した方が良い。

 海外の輸入品はほとんどが「売りっぱなし」。サービスがあるように見えても代理店が変わったり、代理店が取扱いをやめてしまえばそこで終わり。そんなリスクから、海外製は避けた方が無難。

振動はアンプの音に関係しない

 微妙な音の違いを問題にするスタジオモニターにパワーアンプが内臓されるのは、スピーカーの振動がアンプに影響しないから。音の変動要因になるスピーカーケーブルを無くせるというメリットもある。

 パワーアンプの中には「電源トランス」という振動源がある。アンプの振動対策では、「外からの影響を防ぐ」でなく「自分の振動を外へ出さない」方が重要になる。

マルチチャンネルの落とし穴

 チャンネルデバイダーと複数のアンプを使ってユニットを個別に駆動する「マルチアンプ方式」がある。

 ネットワークのインピーダンスが無くなり特性上は確かに有利だが、測定環境も技術も伴わない素人が音をまとめるのは不可能に近い。マルチアンプは泥濘の始まりだから手を出さないのが正解だ。


まとめ〜アンプはこのようにして選ぶ
 結局、次の手順で選べばよい。

1.必要なアンプの出力を求める
 使うスピーカーの能率を調べて次のグラフから必要なアンプの出力を求める。実用最大出力がこの線を上回っていればよいが、1桁超えないよう注意。出来るだけ能率の高いスピーカーに小出力のアンプを組み合わせることが、良質な再生音を生み出すポイントになる。

2.デザインと質感で候補を絞る(’20/3/14追加)
 オーディオ製品は趣味性の高い商品なので、デザインや質感が無視できない。

 デザインは、スピーカーや室内インテリアとマッチしたものを選ぶ。これに違和感のあるものを選んでしまうと、出てくる音にも主観的な影響を及ぼして買い替えたくなることがある。

 実際モノに触ってみて、電源ONのリレー音と、スイッチやボリウムなどの感触をチェックしたい。通販で現物を見ずに買うと、安っぽくてガッカリといった失敗をすることがある。

3.ボリウムのギャングエラーを調べる
 オーディオチェックCDとテスターを用意し、SP端子を次のように配線する。

ボリウムのギャングエラーを測るための測定回路図
https://souzouno-yakata.com/audio/wp-content/uploads/sites/9/2007/05/01301801.png

 マイナス同士をショートしてプラス端子の電圧を測る。浮いた電圧を測るので、テスターは必ず電池駆動のものを使う。


 オーディオチェックCDはデジタル信号がそのまま記録されたもの、例えばDENON オーディオ・チェックHQCD を用意するか、WaveGene(フリーソフト)で1kHz -3dB L+Rのサイン波をWAVファイルに落としてUSBメモリなどに入れたものを使う。



 テスターをAC測定モードにして、ボリウムを絞り切ったところから少しずつ上げていき、テスターの数字を読む。数字がゼロに近いほどギャングエラーが少ない。具体的なエラーの比率は、そのときのSP端子電圧で割って求める。

 ギャングエラーの上限は2%を目安としたい。4%を超えるものは候補から除外する。これでクズアンプを掴まずに済む。あとは、デザインや価格をみて決めればよい。

ヤマハ RX-S600のギャングエラーを測定している様子
https://souzouno-yakata.com/audio/wp-content/uploads/sites/9/2007/05/180130_194737.png


 ヤマハ RX-S600のギャングエラーを測定している様子。結果は1.6%(ボリウム位置に関係なくほぼ一定)だった。

 ちなみにボリウムが可変抵抗のアキュフェーズC-275は1.7%(MAX位置を除く)。ミニコンポで4%前後[5]。


4.動作音をチェックする
 電源を投入したら動作音を確認する。

 トランスのうなり、ミューティングリレーのON/OFF動作音、その他異音がしないか。デジタルアンプでは、まれに電源OFFでコイル鳴きが出ることがある。

 うなりは小さい音なので、周りが静かでないと聞こえない。触ってみるのも有効。

設置の際の注意事項 

 スピーカーケーブルは必ず端末処理して使う。端末処理は、圧着端子(Y形)か、バナナプラグが使いやすい[4]。続際には、締め付けトルクに注意する[7]。

AVアンプ裏面の使わない端子を養生処理している様子 
https://souzouno-yakata.com/audio/wp-content/uploads/sites/9/2014/08/DSC00175.jpg

端子類は新品のうちにコンタクトオイルを塗り、テープや防塵キャップなどで養生しておくと新品のコンディションをずっと維持できる。


買って終わりではない〜メンテナンスと校正

 年に一度、上記の要領で左右のギャングエラー(レベル差)をチェックして、4%を超えるようならメーカーに校正に出す。これはアンプの価値を維持するうえで必要な作業だ。


<関連商品>
小出力のデジタルアンプ
https://www.amazon.co.jp/s?k=%E3%83%87%E3%82%B8%E3%82%BF%E3%83%AB%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%97&language=ja_JP&_encoding=UTF8&linkCode=sl2&linkId=c2248b2ee2bf3f9eff611d314742ffd7&tag=asyuracom-22&ref=as_li_ss_tl

<参考文献>
1.オーケストラの出力音圧レベル 「ハイファイスピーカ」中島平太郎 日本放送出版協会 p9
https://www.amazon.co.jp/s?k=%E3%80%8C%E3%83%8F%E3%82%A4%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%82%B9%E3%83%94%E3%83%BC%E3%82%AB%E3%80%8D%E4%B8%AD%E5%B3%B6%E5%B9%B3%E5%A4%AA%E9%83%8E+%E6%97%A5%E6%9C%AC%E6%94%BE%E9%80%81%E5%87%BA%E7%89%88%E5%8D%94%E4%BC%9A&__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&linkCode=sl2&linkId=15e407db5ec9b058c05f5b10022b2a30&tag=asyuracom-22&ref=as_li_ss_tl


https://souzouno-yakata.com/audio/2007/05/02/2315/

22. 2021年2月26日 13:09:23 : fc4jWQ0cBc : ejRZV2tYUkxaSU0=[31] 報告
「音楽&オーディオ」の小部屋
真空管の生涯 2021年02月25日
https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/eb2513ce14b0d4894739ed9487f83cb2


名曲「4つの最後の歌」を遺した作曲家「リヒャルト・シュトラウス」に「英雄の生涯」という曲目があるが、それにちなんで今回は日頃お世話になっている真空管の生涯について。

真空管を愛すればこその心理だろうが、ときどき真空管と人間の生涯を重ねたくなることがある。両者とも「寿命」という共通の運命に支配されているのでそう無理筋でもないと思うがどうなんだろう。

まず人間の生涯を大まかに分けると「幼年期〜壮年期〜老年期」に分けられるが、寿命を80年としてその内訳を順に「15年〜40年〜25年」としよう。

もちろん肉体的にというわけだがこれを真空管に当てはめてみると、球の種類もいろいろあるし、ブランドによっても違うので諸説あろうが、十把一からげに大まかに時間単位でいくと寿命を6000時間として幼年期が100時間、壮年期が4000時間、老年期が2000時間といったところかな。

人間に比べると幼年期がとても短いのが特徴で人間の幼児教育にはとても手間と時間がかかるのがわかる(笑)。

さらに人間の場合、己がどの年期に属するのか把握するのは簡単そのものだが、真空管ともなるとはたしてどの時期に相当しているかこれを見分けるのが実に難しい。

なにしろ人の手を転変とするのが宿命なので見分けがつかない。

壮年期に当たるのならもちろんいいが、もし老年期に入ったとするといったいどのくらいで姥捨て山に行かせるか、その時期を常に意識せざるを得ないのが課題だ。

それともう一つ、幼年期に冴えなかった球が壮年期に差し掛かると大化けする可能性もあるので、新品のときに「これはダメ」といちがいに決めつけるわけにもいかないので用心しなければならない。

一例を挙げると、非常に信頼できる筋から手に入れた新品という触れ込みの電圧増幅管「MH4」(=AC/HL)。

          

持ち主が言うのもおかしいが、極めて稀少な「メッシュプレート」管である。画像右側の球の「網の目状になったプレート」がお分かりだろうか。通常はここがのっぺりした板状のプレートになっている。

メーカー側にしてみると開発した初期の頃は音質の良さを広くPRしなければならないので手間はかかるが音が良くてSN比に優れる「メッシュプレート」タイプにするが、そのうちひと通り行き渡ると途端にコスト優先で手を抜きたがるのはどこの国でも同じ(笑)。

なにしろ「(コストを度外視して)いい製品を作るメーカーほど早く潰れる」という悲しい伝説が横行しているのが、この業界の特徴である。

したがって音質はそっちのけでコストダウンを図って開発費を回収しようとばかりツクリが簡単な「板状プレート」に移行してしまうのが常套手段である。まあ、耐久性への対策もあるんだろうが、音質的にけっして良くないのは同じこと。

したがって、メッシュプレートの球は板状プレートの球に比べて通常では2倍程度のお値段がするが、音さえ良ければそれで良し、期待に胸をふくらませてイザ御開帳。

すると、アレ〜、何だか冴えない音!低音域はともかく中高音域がキリがかかったみたいにモヤっとしていて見通しが悪い。

おかしいなあ〜、ガッカリだなあ〜。丁度試聴にお見えになっていた仲間も「これはイケません」とばかり首を傾げられるばかり。

この時点から悶々とした苦悩が始まる。このまま、エージングを続けて大化けを期待しようか、それともいっそのこと新品同様ということでオークションに放出しようか(笑)。

「待て待て、メッシュプレートタイプに駄球はないはずだぞ。しっかりエージングを続けてみろ」と天の声がささやいた。

こういうときにブランドとか定評とかが強力に背中を後押ししてくれるわけだが、言い換えると結局権威に頼る弱い自分がいるだけだ(笑)。

以降、忍の一字で我慢して連日5時間以上のエージング。そして、およそ2週間経ったとおぼしき頃から「信じれば通ず」で今ではこの球無くして171アンプの実力発揮は覚束ないほどの存在となった。中高音域が随分こなれて柔らかくなったのである。

もちろん周辺機器との相性の良し悪しもあるかもしれないが・・。       

ちなみに「北国の真空管博士」に真空管の寿命のノウハウに関して伝授していただいたので紹介しておこう。

「真空管は頻繁にON−OFFを繰り返しますと著しく寿命を縮めます。真空管の寿命があとどれくらいあるのか推定するのは非常に難しいです。Hickok社のチューブテスタでライフテストを実施するのが最も簡便な方法でしょう。

ライフテストはHickok社の特定のモデルのみで可能ですので機種の選定は重要です。ライフテストが可能な最も安価なモデルは533型と思います。現在私は533型を使用しています。

539Cが最も有名な高級機種なのですが、完動品は〇〇万円以上します。WEタイプは更に高価で故障時のメンテナンス費用も相当にかかります。533型ですと本体〇万円に送料+メンテナンス費用くらいでしょうか。

最も有名なチューブテスタTV−7はHickok社の設計ですが、ライフテストができないのが難点です。私はチューブテスタのコレクターでもあり、修理待ちのテスタが15台以上あります。

チューブテスタの修理作業は非常に時間と費用がかかりますので1年に1台程度のペースで修理しています。部品が手に入らず10年以上手付かずのチューブテスタもあります。」

ご教示ありがとうございました。

我が家では真空管アンプのスイッチのオン・オフは慎重にしており、1時間以上家を空けるときはオフ、それ以外のときはオンの状態にしている。

これってエアコンと一緒ですね〜(笑)。

https://blog.goo.ne.jp/jbltakashi/e/eb2513ce14b0d4894739ed9487f83cb2

23. 中川隆[-6435] koaQ7Jey 2021年3月23日 08:32:18 : t9J5UnSZJw : Z3pWc3NXMkZ0NDY=[8] 報告
Mr.トレイルのオーディオ回り道
管球アンプの球の交換時期で悩む 2021年03月23日
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/7626164813c1da72f82fd0cb1049129b


15年も使っている管球アンプの球の交換時期でいつも悩む。特に「音は出ている」ので動作に問題はないが、「音質劣化」がどの辺にあるのか?交換時期はいつか?

予備球は十分なストックを持っているのでいつでも交換可能だが、使える球を交換するのは「もったいない」気がする。ただ、パワー管を新品球に交換して見たら、音数や音の鮮度感が更に上がる。前段管や次段管も一緒に交換したら更に良くなるだろう・・・と云うか、初期性能にする事が出来る。

ストックしている球は6セット分ある。15年持つ球なので、私の一生分は優に超えている。気が向いたらすべて交換して見ようと思う。球の交換頻度が高いのは「整流管」。整流管も10セット以上ストックが有る。今迄に交換したのは整流管のみ。それも1回だけ。真空管は丈夫で長持ちしますね。特に古典管と呼ばれる「手作り品」の寿命は長い。1960代以降の大量生産されたビーム管とは寿命に大きな差が有る。

24. 中川隆[-5026] koaQ7Jey 2021年5月04日 15:51:58 : vbgG8GEIm2 : bDllNGVRQTBaamM=[1] 報告
真空管の種類や働きを整理
知識ゼロからの真空管アンプ選び。これだけ覚えればOK!
2021年05月04日
https://www.phileweb.com/review/column/202105/04/1253.html

ほのかに灯る光とともに、柔らかな響きが立ち上る——そんな時間を過ごさせてくれるのが真空管アンプです。……とは言ってみたものの、そもそも真空管アンプってどんな仕組みなの? 球にもアンプにも、いろんな種類があるようだけどどう違うの? マニアックな情報は多いけれど、入門者にやさしい入り口になるような情報がなかなか見当たらない! というわけで、ここではイチ、いやゼロから真空管アンプについて学び、アンプ選びに最低限必要な知識をまとめてみました。

ご協力いただいたのは、数々の真空管アンプのヒット作を世に送り出しているメーカー「トライオード」の社長・山崎順一さん。何もわかっていない超ド初心者の筆者でもわかるように、辛抱強くいろいろな質問にお答えいただきました。

トライオード社長の山崎順一さん(右)と、「真空管女子」まっしぐらの飯田有抄さん(右)

■真空管ってなに?

CDプレーヤーやレコードプレーヤー自体が発する音の信号はとても弱いため、そのままではスピーカーを鳴らすだけの力がありません。そこで、アンプが必要になるわけですが、プレーヤーからの音の情報を電気的に増幅させる際に真空管を使ったものが、いわゆる真空管アンプです(管球式アンプとも呼ばれます)。

真空管とは、電球のような形のガラス管で、その内部は文字通り真空状態になっています。管の中には電気の流れる回路が仕込んであります。

アンプで使用される真空管の内部には、3つの回路がセットされています。そのため「三極管」と呼ばれます。ちなみに、覚える必要はぜんぜんありませんが、その3つの回路に付けられている部品の名称は、「フィラメント」「グリッド」「プレート」です。それぞれの役割についてはここでは深入りしないことにしますが、ものすごく簡単に言えば、フィラメントとプレートの間を行き来する電子の量をグリッドが調整し、それによって音の増幅がコントロールできる仕組みになっています。

三極管の仕組み(出典:wikipedia 真空管)

なお、三極管が発明される前に、2つの回路からなる「二極管」が発明されています。二極管にはグリッドが存在せず、フィラメントとプレートの間を電子が流れ、熱や光を出したり、電気の流れを(交流から直流へと)変える“整流”の働きをします。

■真空管アンプの構造と管球の種類

真空管アンプとひとくちに言っても、全体のサイズや、使用される球の数も形もさまざまです。何を基準に選び、どんなものを購入すれば良いかを知るために、真空管アンプの大まかな構造と、管球の種類について、ざっくりとつかんでおきましょう。

代表的な真空管。一番左が出力管の「300B」、残り2つは電圧増幅管で、中央が「12AU7」、右が「12AX7」。サイズや役割も真空管によってさまざま!

【入力管】 
どちらのモデルも真空管が複数本使われてますが、「入力管」と「出力管」に分かれています(「プリ管/パワー管」、「電圧増幅管/電力増幅管」などといった言い方もされます)。入力管は、CDプレーヤーやレコードプレーヤーからの音楽信号を最初に受け取る場所です。まずは一旦ここでエネルギー(電圧・電流)を増幅し、出力管へと信号を送ります。「12AX7」(ECC83とも呼ばれます、国によって呼び方が違うだけで同じものを指します)、「12AU7」(ECC82)、「12AT7」(ECC81)などがあります。

【出力管】
入力管から受け取った信号をさらに増幅させて、スピーカーから鳴らせるようにします。真空管の王様とも呼ばれる「300B」や「KT88」、「EL34」といったモデルが有名です。

【整流管】
一般の家庭に流れてくる電気はAC100Vです(ACとはAlternating Currentの略で、交流の意味)。しかし多くの電気製品はDC(Direct Current、直流の意味)に変換しなくては使用できません。そこで、整流作用が必要になります。昨今では整流ダイオードによって整流されることがほとんですが、上述の二極管を整流管として用いるアンプもあります。「274B」や「5AR4」といった管球が知られています。

ここで、入力管と出力管に使用される真空管の種類を整理してみましょう。トライオードの製品を例に、具体的に見ていきます。

小型の機種「Ruby」および「Pearl」では、入力管も出力管も、見た目に小さなサイズの真空管が4本使用されています。入力管は内側の2つで「12AX7」という球。出力管は外側の2つで「6BQ5」という球です。2つずつあるのは、左右のスピーカーのためにそれぞれ増幅しているからです。

トライオードのジュエルシリーズ、「Ruby」(左)と「Pearl」(右)。中央2本が入力管「12AX7」、外側2本が出力管「6BQ5」。右の青い光は発光ダイオードで光らせています

一方、より大きなサイズの「TRV-A300XR」では5本の真空管が使われています。入力管は2段階になっており、まずは中央に1本ある「12AX7」で受けます。スピーカーは左右あるのに、なぜここは1本で良いのでしょうか? 実は「12AX7」という球はとても小さいのに優秀で、先に説明した「三極管」が、1つのガラス管の中に2つ入っているのです! こうした三極管のことを「双三極管」と呼びます。

トライオードの「TRV-A300XR」。中央が双三極管「12AX7」、その外側が「12AU7」、一番外側のひと回りサイズが大きいのが「300B」

1本の「12AX7」で受けた音の信号は一旦増幅されて両隣の「12AU7」に送られます。ここまでが入力管です。

なんと真空管って取り外して交換できるんですよ!? 知ってました?

3本の入力管の後ろに控えているのが、存在感のある大きな出力管です。TRV-A300XRにはPSVANE(プスヴァン)の「300B」という人気の高い真空管が使われています。「300B」はまさにオーディオファンの憧れ、国内外を問わず多くのブランドが300B搭載モデルを発売しています。

「TRV-A300XR」の真空管5本を全部はずしたところ。300Bの足は4本、12AX7と12AU7の足は7本と異なるのが分かります。また、どこにどの真空管が入るかソケットの近くに記載されており、好みの真空管との差し替えも可能です

なお、形についての名称もあります。300Bのような形をした真空管は「ST管」、12AX7や6BQ5のように小型で、突起のついた銀色のベレー帽を被ったような格好をしているのは「MT管」です。MT管は現代の真空管アンプの主戦力として使われています。そのほかに、ST管とMT管の間のサイズで「GT管」というのもあります。

MT管のベレー帽のような頭部や、ST管の下部側面は銀色になった部分があります。これは「マグネシウム・ゲッタ」と呼ばれ、真空管内にガスや空気が入った場合に吸着し、真空を維持する働きをしています。

真空管内に発生するガスを取り除いてくれます

【トランス】
どんな真空管アンプでも、たいてい真空管の後ろに、四角い箱のようなものが並んでいますね。通常、2つないし3つの箱に分かれていますが、電源を変圧して供給する「電源トランス」と、真空管によって増幅された信号をスピーカーへと送る「出力トランス」です(RubyやTRV-A300XRの場合、真ん中の箱が「電源トランス」、左右の2つの箱が「出力トランス」)。

真空管アンプがずっしりと重いのは、このトランス部分が重いからなんですね。持ち上げるときは、トランスを自分の体側に持ってきた方が腰にいいみたいです(笑)。

さて、出力トランスは、アンプの音質の決め手といっていいくらい、とても重要な働きをしています。真空管からの高い電圧と、スピーカーが要する低い電圧との繋ぎ手になってくれるトランス。簡単に言ってしまえば、ここが大きくて重たい方が、いい音が出ます。大きいと値段も大きくなりますし、もちろん場所も取ります。購入の際には、音質・価格・スペースから総合的に判断して、納得のいくものを選びたいですね。

真空管の種類も大切だが、音の決め手になるのは後ろの「トランス」。ここが重たいので持ち運ぶときは注意!
https://www.phileweb.com/review/column/202105/04/1253.html


■真空管アンプ、それぞれ音もぜんぜん違う!
https://www.phileweb.com/review/column/202105/04/1253_2.html

トライオード社製の製品で見れば、RubyとTRV-A300XRではトランスの大きさも重さもかなり違います。それぞれ試聴すると、トランスの大きさの違いは、音にそっくりそのまま反映されているのを実感しました。Rubyはコンパクトで持ち運びもしやすく、軽やかなスタイルで楽しめます。音質も聴き疲れしない軽快さ。

TRIODEの真空管アンプをイタリアAUDELのスピーカー「Nika mk2 ART」(176,000円/ペア/税込)と組み合わせ。寄木細工のカラフルな色合いでRubyちゃんと素敵なマッチング

一方、TRV-A300XRは重さも音質もズッシリです。音が濃厚になる印象。とはいえ重量は17kgなので、女性でも一人でセッティング可能。実はわたくし、この取材ですっかり気に入ってしまい、自宅に購入しましたが、16Lのスピーカーを元気に優雅に鳴らしてくれています。

真空管は、1つ1つが手作りです。そのため大量生産はできません。現在では、人件費が比較的安価な旧共産圏のロシアや中国に生産工場があります。トライオード社の山崎社長から、女工さんが1つ1つ丁寧に制作している写真を見せてもらいました。一生懸命、丁寧に作っています!

■真空管アンプの選び方

さて、ここまで全体の仕組みや代表的な真空管の種類・働きを見てきましたので、何もわからずに購入に踏み切る、といったリスクは避けられると思います。なお、カタログにはよく「A級」や「AB級」といった言葉も出てきます。「A級」は発熱が大きく、自動車で言うところの燃費があまりよろしくないのですが、音質は非常にハイクオリティ。「AB級」は発熱を低めに抑えながら音質も良好となっています。

入門機としての具体的なチェックポイントとしては以下でしょうか。
・入力系統(いくつのプレイヤーをつなげるか)

・重さやサイズ
・価格
・外観(意外と大事!)

また、真空管と半導体を組み合わせたハイブリッド形式の真空管アンプもあります。例えば、前段を半導体、後段を真空管とすることで、小型でもハイパワーなアンプを作ることもできるのです。

最終的には、ご自身のライフスタイル、かけられるコスト、置けるスペースなどから現実的に選ぶしかありませんが、可能な限りお店などで実機を見たり試聴することをオススメします。最後は何といっても、音質が自分の好みに合うかどうか、かもしれません。

■真空管アンプの魅力と使用上のTips

カタログ数値的にはトランジスタアンプより“劣る”はずなのに、なぜ「真空管アンプの音は良い」と言われ、人気が途絶えないのでしょうか。なぜ、どこか生々しく、温かみがあり、流麗で気品を感じさせる響きとなるのでしょう。

山崎社長によると、「そこはわからないんです」とのこと。アッサリしたご回答にやや戸惑いましたが、こればかりは人間の感覚の不思議かもしれません。

そもそも音というのは、空気振動を通じて私たちの耳に届きます。鼓膜を通じて「聴こえ」として認知されますが、実はそれ以外にも微細な波動を肌でも知覚しているのでしょう。自分で「聴こえている」と思っている音以外の、いわゆる高次倍音や周波数なども体全体で受け止めているわけですが、「スペックで表されない何か」は、どうやらそういった部分に働きかけているのかもしれません。

さて、実際に真空管アンプをお迎えしたら、存分に楽しみたいですね。新品は、1日3時間ほどの使用で10日間くらいで「慣らし」がおわり、馴染んでくるそうです。また真空管は発熱が大事ですから、毎回聴き始めるときは、スイッチを入れてから20分ほど温めるのが理想的です。

ときには部屋の電気を消して、真空管の明かりとともに音楽を楽しむのはいかがでしょう?

筆者が使用した実感では、暖機運転が終わって聴き始め、だいたい30分ほど経つと艶やかでヴィヴィッドなサウンドになっているのを感じます。あまり電源ON/OFFを繰り返すのはよくないと言われますが、山崎社長によれば、「普通に切ってください」とのこと。無駄に付けっぱなしにせず、あまり神経質にならないでよいそうです。

真空管自体は消耗品と言われます。寿命があるなら、もったいなくてあまり使えないかも…という心配はいりません。だいたい人間の一生よりは長く持ってくれるそうです。ただし、何らかの理由で真空状態が保てなかったり、不純物が混入すると、音が薄くなったり歪みが発生するそうです。その場合には交換が必要です。

寿命が来て交換、というのとは別に、真空管そのものの音の個性を味わうための、いわゆる「球転がし」をして遊べるのも真空管アンプの楽しみの1つです。真空管メーカーには、ムラード、テレフンケン、シーメンス、RCA、GEなどといった会社があり、それぞれの音の特性があります。1台のアンプで複数のサウンド体験ができるのもおもしろいところですね。
https://www.phileweb.com/review/column/202105/04/1253_2.html


■おすすめ真空管アンプブランド(編集部)
https://www.phileweb.com/review/column/202105/04/1253_3.html

Carot One(キャロットワン)
予算:6万5000円〜
イタリア・ナポリに本拠地を置くCarot Oneは、その名の通りオレンジ色の「魔法の小箱」といった外観が特徴。コンパクトなプリメインアンプの他、ヘッドホンアンプ、またイヤホンなども取り揃えています。2010年に創業された比較的新しいブランドですが、デスクトップにも設置できるミニマムなサイズに、こだわりの音質技術が込められています。
「ERNESTOLONE PHONO EX」は、フォノ入力も搭載するプリメインアンプで、前段にオペアンプ(半導体)とJJ製の真空管「ECC802S」を採用しています。サイズ感を超えたパワーあるサウンドを聴かせます。取り扱い:(株)ユキム

Carot One「ERNESTOLONE PHONO EX」

AUDIO-TECHNICA(オーディオ・テクニカ)
予算:13万円〜
ヘッドホンやマイクでもよく知られるオーディオ・テクニカも、実は真空管アンプ製品を用意しています! 元々はレコードのカートリッジ製造からスタートした会社ですから、アナログ機材についてはどこよりも長い歴史とノウハウを持っていますね。
「AT-BHA100」は、前段に真空管「ECC83S」、後段に半導体を使用するハイブリッドモデルです。バランス接続のヘッドホン端子を搭載していますので、ちょっと凝ったヘッドホン再生を楽しみたい方はもちろんですし、スピーカー再生も可能。デスクトップで真空管を、という場合におすすめできるモデルです。

AUDIO-TECHNICA「AT-BHA100」

LUXMAN(ラックスマン)
予算:20万円〜
1925年に創業された国内でも有数の歴史を誇るラックスマン。真空管ならではの世界に浸りたい、という場合には大きな候補に上がるブランドでしょう。2020年に発売になった「SQ-N150」は、コンパクトなA4サイズに、フロントにVUメーターも取り付けたアナログライクな見た目もポイント。前段には「12AX7」を2本、後段に「EL84」を4本をプッシュプル構成で搭載しています。
他にも、300Bを出力段に搭載したパワーアンプ「MQ-300B」、「KT88」を搭載した「MQ-88uC」など、真空管の旨味を引き出すラインナップを揃えています。

LUXMAN「SQ-N150」

AIR TIGHT(エアータイト)
予算:95万円〜
国内のみならず、海外でも評価の高い真空管専門ブランド、エアータイト。価格もサイズも重量も、ぐっとハイエンドクラスです。なんと大阪・高槻市で熟練の職人達(通称:エアータイトガールズ)がひとつひとつ手作りで組み上げているそうです。まさに“メイド・イン・ジャパン”のものづくりの真髄を感じさせてくれます。
同社の「ATM-300R」は、まさに300Bの魅力を引き出すために生み出されたパワーアンプ。300B出力管は別売りで、好みの「300B」を取り付けて違いを楽しむことができるというのも、遊びココロの溢れるポイントです!

AIR TIGHT「ATM-300R」

https://www.phileweb.com/review/column/202105/04/1253_3.html

25. 中川隆[-5132] koaQ7Jey 2021年7月04日 12:11:21 : oK8CEMlMsc : dnU4eC52a0R2cC4=[22] 報告
北国の真空管博士のブログ

球球コレクション 仄かな灯に魅せられて
https://d404f203.blog.fc2.com/

26. 中川隆[-17264] koaQ7Jey 2021年8月13日 04:59:35 : CFw0roH3lo : UXpORjVUUUVyUnM=[2] 報告
真空管アンプはこれからの方には勧めない
http://soundtrail.blog57.fc2.com/blog-entry-14.html

自宅システムを再び使い始めている。毎日1時間から2時間聴く様にした。鳴らす度に「自分の好み」に一番合っている気がする。D130を使ったシステムなので、パワーアンプにパワーは要らない。それよりも「上質な質感」を求めてWE101Dppパワーアンプにした。球のアンプも色々使って見たり、外で聴かせていただいたが、WEの球やSTCの球の時代のモノが図抜けて音質(質感)や寿命が長い。

2.jpg

真空管は「三極管」の時代のモノが、手作りで音質が良く寿命が長いと思う。その中でもWEとSTCのモノは特に良いと感じる。現在でもWE300Bは管球アンプの憧れの的。現在の中国製の300Bとは形は似ていても「似て非なるもの」である。WE101Dの球も出力はプッシュプルで1W前後しかないが、当時のSPユニットは100dbを超える超高能率タイプのSPユニットが多かったので、普段使いの音量ならば不足感はない。

D90 015


現在では程度の良い真空管は在庫が無いし、作られる事もないから、現在ストックしている球は非常に貴重だ。自分のアンプで使う球は20〜30年分はストックしている。その投資金額は軽く50万円は超えている。それも10年以上眠ったままだ。今からアンプを買おうと思っている方には管球アンプは勧めない。真空管には「寿命」がある。いずれ交換しなければならない。その時に交換球が無ければそこで終わりになる。

オリンパスシステムで使っているSTC4033Lの球は、毎日5時間以上使って10年以上使えている。初段管や次段管もまだ交換していない。唯一、整流管のみ2回ほど交換した。中古品を使っていたので仕方のないことかも知れない。現在は新品に交換後交換の気配はない。自宅のWE101Dの球はヒーター電圧が4.5V(一般品は6.3V)と特殊なので、電源トランスが特注になる。その分、ヒーター電圧が低いので、温度が「人肌」ぐらいにしか上がらない。この辺でも「長寿命」(多分5万時間を超える)を予感する。5万時間はLEDの寿命の目安でも有る。

WE101Dppパワーアンプにも泣き所は有る。整流管や初段管はヒーター電圧6.3V仕様なので、寿命は101Dの球並みとはいかない。ストックを十分に持つ必要が有る。

http://soundtrail.blog57.fc2.com/blog-entry-14.html

27. 中川隆[-17179] koaQ7Jey 2021年8月17日 17:59:27 : sazZhf9RME : bHZwdXZPbWZIMWs=[33] 報告
Mr.トレイルのオーディオ回り道
管球アンプの内部配線について
2021年08月17日
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/718b960d639bd679055b706d9a0f9f1b
上の写真は、「一般の方が配線されたKT88シングルアンプ」の内部配線の状態です。自作の場合、「音が出た」と云う事で「完成」と思っておられる方が多いと思います。配線の色も太さも、材質もメーカーもテンデンバラバラな配線をなされているのが現状です。信号ラインに同軸ケーブルを使い、電源ライン周り、その他信号ラインと配線の種類を変えて、自慢されている記事も拝見した事が有ります。

そもそも、「どんなケーブルが良いのか?」があまり吟味されていない様に思います。ケーブル1本(メーカーの型番)毎に「情報量の差」や「伝送スピード」、「音のバランス」が異なります。全てに良いケーブルで統一して配線した方が「良い音質」が得られることを確認しています。

個人的に、このケーブル材について、20年間も追及して来ました。アンプ内の場合、「太さ」や「硬さ」の制約が出て来るので、「すべての配線」を一つの配線でやり終えるには大変な苦労が有ります。強度の弱い端子や極度に狭い処など難しい問題が有りますが、「最高に良い配線」ですべての配線をやり替えたら、同じアンプが別物、それも、数百万円のアンプを凌駕する様なサウンドが出てきます。管球式だからTr型アンプのSN比に及ばない・・・等と云う事は有りません。良い配線で内部配線をすれば、完全な「ノイズレス」でTr型アンプを上回るSN比を実現できます。

https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/718b960d639bd679055b706d9a0f9f1b

28. 中川隆[-15814] koaQ7Jey 2021年10月26日 11:48:44 : Axx9xfYkCA : aUhHZUxLMDhkcGM=[13] 報告
Mr.トレイルのオーディオ回り道
1W/chアンプの世界
2021年10月26日
https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/8717faff28a1d0f108549761424bf041


正直、今時1W/chのアンプが使えるか?・・・SPユニットの能率が100dbを越えないと使えません。SPの能率が90db程度では、全く駆動力が不足するでしょう。

現在はTr型アンプの時代。安物のエントリークラスでも100W/ch位の出力が有ります。低能率(90db以下)のSPでも楽々と駆動出来ますが、「安物の音」では音楽表現が不足します。SPユニットの能率を考えて1W/chの管球アンプを組み合わせると、思いがけない「音色」の付いたサウンドが得られます。

だからと云って、「管球アンプ」を今の方にお勧めはしません。「良い球」はもう殆ど「死蔵」されているか?・・・稀にしか出てきません。出て来ても価格が高くて手が出ない水準になってくるでしょう。自分もWE300Bのアンプが欲しくて、20年程前に数セットの300Bアンプを持っていましたが、肝心のWE300Bが手に入らなくて諦めました。10年程復刻版を待ちましたが出てきませんでした。300Bも国産や中国製のモノは手に入りますが、音質が伴いません。2〜3流の球を使うぐらいなら、止めた方が良いと判断しました。

https://blog.goo.ne.jp/nishikido2840/e/8717faff28a1d0f108549761424bf041

29. 2021年11月26日 09:05:45 : rIa0k1hVh2 : NHpRSDVuNTFnL1k=[17] 報告
超お買い得 Audio Nirvana EL34 シングルアンプ (アメリカ) 157,300円(税込)
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1199.html

超お買い得 Audio Nirvana トランス結合 300B シングルアンプ (アメリカ)
欧米製300Bアンプ : Audio Nirvana 300B トランス結合、真空管整流 シングルアンプ (アメリカ)
http://www.asyura2.com/18/revival4/msg/120.html

115V用オーディオ機器を100V電源に接続してはいけない
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/982.html  

30. 中川隆[-15060] koaQ7Jey 2021年11月28日 14:50:14 : buDTBzriJk : RjBUa0dYTlkueS4=[19] 報告
EL34 シングルアンプ
http://www.asyura2.com/18/revival4/msg/149.html

EL34 を使ったアンプ
http://www.asyura2.com/18/revival4/msg/137.html

EL34 アンプの音はトランスですべて決まる
http://www.asyura2.com/18/revival4/msg/151.html

EL34-B (中華)=EL34 (欧州大陸)=6CA7 (米国)=KT-77 (英国)
http://www.asyura2.com/18/revival4/msg/150.html

31. 中川隆[-14864] koaQ7Jey 2021年12月04日 12:59:45 : GsebW1pNtY : OWJKeFZIcTZMVFE=[28] 報告
45 シングルアンプ
http://www.asyura2.com/18/revival4/msg/153.html

My Audio Life (趣味のオーディオ) 45 シングルアンプの製作
http://www.asyura2.com/18/revival4/msg/154.html

32. 中川隆[-14381] koaQ7Jey 2021年12月30日 14:30:34 : Px2cu61Sds : ektmNVFpdEpWdDI=[9] 報告
真空管アンプ基礎講座:「300B」「845」など代表的な出力管を知ろう
飯田有抄(真空管解説:岡田 章)
2021年12月30日
https://www.phileweb.com/review/column/202112/30/1462.html


真空管アンプの魅力といえば、球に灯がともる美しさ。そして、その球によって音が決まる要素が大きいという神秘であろう。ここでは、音の決め手として大きな要素となる真空管アンプの「出力管」に焦点を当てて、主要な球とその先祖のお話と歴史、またそれらの球から真空管アンプを選ぶ指標までを探ってみたい。“球博士”こと岡田 章さんを講師としてお迎えし、“真空管女子”の道まっしぐらのクラシック音楽ファシリテーター/音楽ライター・飯田有抄さんにレポートしていただこう。


■真空管を使えばシンプルなアンプができる

真空管のほのかな光や、薄いガラスの美しさ、どこか温かみのある響き。そうした魅力に、昨今また注目が寄せられている。筆者もその幻想的な佇まいに惹かれ、1年ほど前から真空管アンプを使用している。

真空管愛好家の岡田 章さんによれば、「管球式のアンプは、最小で2本の真空管とトランスを通って音を出せるので、ある種ダイレクトで歪みの少ない響きを楽しめます。そのシンプルで素直な音質が、音楽の心や温かさを伝えてくれると感じる人が多いようですね」とのこと。

今回は入門レベルの筆者でもよく分かるように、代表的な出力管とそれらのご先祖にあたる貴重なヴィンテージ管の歴史、そしてアンプの選び方まで、岡田さんにたっぷりと語ってもらった。その全貌をまとめてみよう。

■直熱型三極管:代表選手は「300B」

真空管にはさまざまな種類があることは、皆さんもよくご存知だろう。球の大きさも形もさまざまだ。まずは大きく2種類に分かれる。三極管と多極(四極・五極)管だ。

三極管はもっとも歴史が古く、「フィラメント」「プレート」「グリッド」という3つの電極から成る。フィラメントから出てプレートへ流れる電子の量を、グリッドが調整するという仕組み。現在も出力管として使用される代表的なものとして、岡田さんが教えてくれたのは「300B」「845」「211」「2A3」と呼ばれる4つの球だ。

三極管の基本構造

「300B」は、真空管アンプといえばだいたいこの形がイメージされるほど、広く知られる“憧れ”の球。比較的柔らかな響きが特徴的で、音楽ジャンルを問わず、真空管の良さを端的に味わうことができる。日頃からクラシック音楽を聴く筆者も、実は300Bの出力管アンプを使用しているが、ピアノソロからフルオーケストラまで、響きをつぶさに再現してくれて満足度が高い。癖がなく、どんな音源も安心して再生できる。

音の良い直熱三極管の代表。特にシングル動作では出力は8W程度とやや小さいが独特の真空管らしい柔らかく繊細で素直な音色が発揮される

「音楽をしっかり鑑賞したい人にとって、間違いのない球。音質の理想的な基盤として知るにはとてもいいですね。でも逆を言えば、真空管の世界を段階的に追求してみたいという人にとっては、いきなりアガリに到達してしまうので、“これ以上”を求めようとすると難しい。コストが100倍くらいかかってしまいます(笑)」と岡田さん。

なるほど、考え方によってはいきなりゴールに到達してしまうので、管球ワールドそのものをじわじわと探訪したい人には、先々のお楽しみ・目標地点としても良いかもしれない。音楽ソースの情報を間違いのない安心クオリティで楽しむことを狙いとするなら、お薦めできる出力管だ。

ウェスタン・エレクトリックが1930年代初頭からWE211Dに替わる自社のトーキー劇場用アンプ(WE86A)の出力管として開発したWE300Aの改良管。内輪な動作の方が音は澄んで良い(編集部注:2018年よりカンザスシティに新工場が設立され、再生産もスタートしている)

■軍事用から劇場用へ。安定した300Bの安定した品質が評価される

なぜ300Bはそこまで安定感があるのだろう。実はこの球のご先祖は、ウェスタン・エレクトリック社が1917年に製造した「VT-2」という球だ。これは軍事用に力を入れて開発されたもので、飛行機からの無線通信や音声増幅のために用いられたものである。軍用だからコストに糸目はつけられなかった。プラチナを使用した大変高価なものだった。岡田さん所有の実物を見せてもらったが、現在の300Bよりも丸くて小さく、可愛らしい形をしている。

1917年、第一次世界大戦末期の米軍用として開発された元祖出力管。WE-300A/Bの先祖。航空機の無線通信機の発振(5W)・変調に使った

第一次大戦後、1920年代にはラジオ放送が開始し、1930年代には劇場でトーキー映画が流行した。また時を同じくしてSPレコードの電気吹き込みも可能になった。ウェスタン・エレトリックはVT-2を土台とし、オーディオ専用の球を総力をあげて開発。それがWE-300A/300Bという球となった。ウェスタン・エレクトリック社の英国系の会社STCは、「4300B」という300Bと見た目もそっくりな球を作った。またRCAでは1920年代末にナス型の「UX-250」を製造し、電蓄や業務用に使用されるようになった。

1930年代半ばにトーキー映画の劇場用として開発されたWE-300Aを改良したWE-300Bの英国STC版。WE-300Bと同様、1970年代まで一般には市販されなかった
1929年、低周波(オーディオ)専用として米国Westinhouse社で理論的に設計された最初の出力管(シングル4.6W、プッシュプル12W)。フィラメント電圧(7.5V)はVT-2の名残

このように、まずは軍備品として誕生し、そして映画・ラジオ・レコードといったエンターテインメント産業の隆盛とともにあった300B系の真空管は、安定した高いクオリティで作り続けられたのだった。

■パワフルな送信管系三極管、「845」と「211」

さて、300Bとともに出力管として活躍している三極管に「845」と「211」がある。姿形は300Bよりも大きく、フィラメントの材質が異なるため、かなり明るく光を放ち、音質もパワフルだ。845も211も見た目はそっくりだが、どちらかといえば211は無線用として米軍で大量に使用されていた。

211をオーディオ用に改良したのが845である。845は1000V近い電圧が必要になるため、扱いは易しくないが、三極管でそれだけのパワーを持つ球は他にない。もともとは放送局で使用されていたが、現代はオーディオ用として普及している。岡田さんによれば、211の方が歪みの少ない素直な音として感じられる場合があるそうだ。

煌々と輝くトリエーテッドタングステンフィラメントが特徴。使用には高度の技術が必要だが、直線性が素晴らしくシングルで最大30Wも得られる

この2本の真空管のご先祖にあたるのが1918年頃に作られた「CW-1818」という球で、元祖中型出力管として地上無線局で使用されていた。

1918年、ウェスタン・エレクトリック直熱型三極管VT-4、WE-211A。元祖中型出力管(750V、50W級)、地上無線局の出力・変調用。後のVT-4C/211(GE)、UV-845(RCA)の直系の先祖(フィラメント電圧10V、ベースが同じ)

三極管ではもうひとつ、「2A3」という球もよく知られている。こちらも300Bと同時期に誕生したが、比較的安価で、電蓄やラジオに使用されてきた。RCAが最後に手がけた三極管である。300Bに比べれば、多少高音域が出しにくいとのこと。

RCA系の音の良い直熱型三極管の代表。シングルで3.5W、プッシュプルで15Wが得られ、フィラメント電圧は2.5Vと低く、交流点火でもハムが出にくい
https://www.phileweb.com/review/column/202112/30/1462.html

■多極管:より高能率なビーム管、五極管
https://www.phileweb.com/review/column/202112/30/1462_2.html

さて、シンプルな構造の三極管に次いで後から登場してきたのが四極管や五極管といった多極管である。現代のアンプで活躍している代表的なものにはビーム管「KT88」と五極管「EL34」がある。

英国系キンクレス四極管(KT)シリーズのビーム管。米国系ビーム管に比較し、豪快さに加え、伝統の渋みが特徴。現行管のペア精度は高い

ビーム管は、四極管にビーム形成電極を加えて、電子の流れをビーム状に集め効率をあげた球。イギリス生まれのKT88はその代表的なもので、見た目は太くて音質も元気。マッキントッシュなどアメリカのゴージャスなアンプで使用し、それをJBLのスピーカーと組み合わせるのはまさに王道。出力を強めたKT90、KT120、KT150などがあり、現在はロシア等で製造されている。出力がKT88の半分程度の「6L6-GC」も有名。

2010年頃にロシアのTUNG-SOLブランドが発表したプレート損失60Wに耐えるように設計されたKT88系の増強版。音色は英国KT88を踏襲
2013年末に発表されたKT88系のプレート損失70Wの高出力管。斬新な縦長の卵型バルブと電極構造で、ビーム管特有の低出力時の歪みも改善

KT88のご先祖にあたるのは、なんと黒い金属製真空容器に収まった元祖6L6。岡田さんに見せてもらったが、ひんやり冷たくずっしり重い。劇場での連続使用に開発されたのが1622。これらは1930年代半ばに誕生している。この系統は当初からパワフルで高能率、大出力なのだ。

RCAが開発したオリジナルビーム管の直系で、豊かでパワフルな音色で、プッシュプルで最大55Wだが、ウルトラリニア接続など30W以下を推奨
1930年代半ばに開発されたビーム管(四極管)の元祖6L6の劇場用連続使用管。高効率、大出力、金属製真空容器が特徴。のちに同一電気特性でパワーアップした5881や6L6-GC、2倍容量の6550及びその英国版KT88も製造された

五極管は、三極管よりも2枚多くのグリッドを持ち、安定した電流特性を得られる球である。その最終型と言えるのがEL34だ。こちらも劇場用やモニター用に改良が重ねられ、その後オーディオメーカーが製造を続けてきた。やはりこちらもパワフルで高性能。ご先祖にあたるのは、オランダのPhilipsやドイツで1940年代末に開発されたEL60である。9本のピンを持った脚が特徴的。

欧州系5極出力管の最終形となった高性能管。プッシュプルでは歪みが少なく正確でクリアな音色が特徴。優れた構造設計によりばらつきが少ない
1926年にドイツPhilipsが発明した五極管の直系となる五極出力管で、1940年代末に電子の流れをもとに設計された高性能管。五極出力管の最終形となるEL34の先祖。9ピンロクタル管で、多用途に使用するためG3が別に引き出されていた。それをEL 34も踏襲している

多極真空管には他にもラジオ等でも使用される「6BQ5」や、テレビ用あるいは自作派の入門用として安価に売られた「6BM8」などが誕生するが、真空管の開発は1960年初頭には一旦終わりを迎えた。60年代には33回転のLPレコード、ステレオ録音が登場し、時代はトランジスタへと移行して、さらにハイファイを目指すようになっていったのだ。

EL34と同じ頃に同一思想でEL34のほぼ2分の1の出力管として設計され、音質傾向も似ていることが特徴。6BQ5は米国名。欧州、米国、日本で大量に製造された改良品も多い
ヨーロッパ設計のTV用で、1960年頃に開発・市販され、米国、日本でも多用された電圧増幅用三極管と小出力五極を一緒にした複合MT管。その後オーディオ用の小出力用としての適性が認められ、1970年頃には、日本の自作派の入門用として知られるようになった

■球とアンプ選びのポイント

さて、代表的な球と歴史が分かったところで、実際に球やアンプを選ぶ際のポイントについてもまとめてみよう。

Point1.生産国による球の特徴

例えば同じ300Bの球でも、メーカーによって音の特徴が異なる。岡田さんによると、生産国別にも特徴があり、ロシアはバランスがよく忠実な音質、比較的安価。チェコは豊かな響きを実現する。中国は高音域が得意で綺麗に鳴らす。アメリカは迫力のあるサウンドが得意とのことだ。

Point2.シングルアンプかプッシュプルアンプか

アンプにはシングル/プッシュプルの形式がある。シングルアンプは、出力管が2本ついており、ステレオのLとRに1本ずつ。出力は小さいが、小さな音から大きな音まで、素直で繊細な響きを生むことがメリット。出力は小さいため、高能率型スピーカーの方が好相性と言われるが、リスニング環境が甚大でなければ十分。

真空管とアンプの回路方式の組み合わせ。それぞれの球の特質を生かし、三極管はシングルアンプに、多極管はプッシュプルアンプに採用する傾向がある。しかし近年は、三極管を使った先進設計の大出力アンプも見られる

一方、プッシュプルアンプはLとRでそれぞれ2本ずつ使用。2つの増幅回路を逆方向につないで歪みを打ち消す仕組みを持っている。ただしバランスが崩れると逆に歪みの原因となるため、設計力が問われる。出力が大きくとれるため、現代の低能率型スピーカーも鳴らしやすい。多極管を使う場合は、プッシュプルによってその性能がより良く引き出される。

Point3.出力トランスとの相性

アンプには出力トランスと電源トランスという大きく重い箱がついているが、出力トランスと球の相性はもっとも大切で、音質の大きな決め手になるそうだ。鉄製のコアに、コイルが巻きつけられている仕組みだが、コアの素材や、コイルの巻き方によって音質が異なる。アンプビルダーによって球に合わせた設計がなされている。現代のアンプは、2Hz〜20kHzの幅位広い帯域に対応できる設計だ。

球の差し替えやヴィンテージ管は要注意

トランスとの組み合わせは非常に重要なので、球を差し替えたい場合は念のためメーカーに確認するのが安心だ。基本的に同じ名前の真空管であれば差し替えは可能だが、同じ300Bでも出力に改良が加えられたものもあるという。場合によっては真空管の寿命が縮まったり、トランスが焼けてしまうこともあるので要注意。

その意味で、ヴィンテージ管には簡単には手を出さない方が賢明だ。この取材で貴重なヴィンテージ管を見せてくれた岡田さんだが、それぞれ寿命が不明であること、プッシュプルアンプではバランスがとりにくいことなどから、現行品を使うことが最善だと教えてくれた。

最終的には、自分がどんな目的で、どんな好みで使用したいのか、自分の耳で判断することが一番大切だと岡田さんは言う。
https://www.phileweb.com/review/column/202112/30/1462_2.html


■試聴で音の違いを体験! 三極管の艶やかさと多極管の余裕
https://www.phileweb.com/review/column/202112/30/1462_3.html

実際に球とアンプ形式の違いを音で確認してみた。使用したスピーカーは、 低能率型84dB(ソナス・ファベール「Lumina I」)と、高能率型93dB(クリプシュ「R-51M」)の2種類。

低能率タイプのスピーカー
Sonusfaber「Lumina T」能率:84dB(価格:108,900円/ペア税込)
高能率タイプのスピーカー
Klipsch「R-51M」能率:93dB(価格:39,800円/ペア税込)

アンプは出力管に多極管6BQ5のシングルアンプ(トライオード「Ruby」/出力3W)、300B使用のシングルアンプ(トライオード「TRV-A300XR」/出力8W)、そして多極管KT88のプッシュプルアンプ(トライオード「TRV-88SER」/出力35W)の3種類である。試聴した音源はコダーイ作曲の「ハーリ・ヤーノシュ」組曲第4曲「合戦とナポレオンの敗北」で、打楽器や金管楽器の活躍する華やかなオーケストラ作品である。


【低能率型スピーカー+6BQ5】(Lumina I+Ruby)
一番軽やかな組み合わせ。晴朗でクリアな響きが思いのほか心地よい。若干低音の弱さと、高音のシャンシャンするような響きは気になった。

【低能率型スピーカー+300B】(Lumina I+TRV-A300XR)
低音がグッと感じられ、全体的に太く滑らかな印象。音場が一気に広がった。

【低能率型スピーカー+KT88】(Lumina I+TRV-88SER)
金管楽器の華やかさなど、全体的に作品の派手なキャラクターが生きる。ひとつひとつの音の輪郭がはっきりするような印象で、定位がクリアになった。300Bアンプと比べると余裕はあるが、音質のテクスチュアはやや大味な印象に。

「三極管アンプ、シングルアンプは出力が小さいといっても、ひ弱に聴こえるわけではありませんね」

【高能率型スピーカー+6BQ5】(R-51M+Ruby)
スピーカーの違いがはっきりと分かった。金管楽器やタンバリンの響きが鮮やかに。やはり低音にやや物足りなさを感じたが、気分転換に音楽を聴くには申し分のない音質。
【高能率型スピーカー+300B】(R-51M+TRV-A300XR)
楽器ごとの音色の違いが鮮やか。特に木管楽器と金管楽器のキャラクターの違いが見事に再現される。エレガントで立体感に溢れ、音楽鑑賞として楽しい時間が過ごせる。
【高能率型スピーカー+KT88】】(R-51M+TRV-88SER)
能率の低いスピーカーよりも余裕が出たため、耳に刺さるような強さではなく、ふくよかで豊かな音になった。太く派手なキャラクターは変わりなく、明るく強めの響きが好きな人にはたまらないだろう。

高能率型スピーカーと組み合わせると、音がラクに鳴る印象

奥深く魅力満載の真空管の世界。まずはご自分の耳と感性で、好みのものを選んでみてはいかがだろうか。

本記事は『季刊・analog vol.73』からの転載です。

https://www.phileweb.com/review/column/202112/30/1462_3.html

33. 2022年2月13日 12:05:14 : ymwCbDy2jg : YmhSM3VMenFsOHc=[9] 報告
真空管を交換した時にバイアス調整は必要か?
http://www.asyura2.com/09/revival3/msg/1224.html

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