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田母神論文の明察!!(神州の泉)
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投稿者 JAXVN 日時 2008 年 11 月 02 日 18:16:15: fSuEJ1ZfVg3Og
 

(回答先: 『小学校から勉強を』 「低レベル」論文内容 識者らあきれ顔(東京新聞) 投稿者 gataro 日時 2008 年 11 月 02 日 11:44:27)

「田母神論文の明察!!

神州の泉は田母神俊雄航空幕僚長の論文を強く支持する!!

 ついに待ち望んでいたものが自衛隊の上層部から出た。かなり遅きに失した感は否めないが、航空幕僚長である田母神俊雄(たもがみ としお)氏が実に素晴らしい論文を世に出した。タイトルは「日本は侵略国家であったのか」である。日本航空自衛隊はこの人物をトップに戴いたことを誇るべきである。戦後、憲法第九条の愚かな拡大解釈に翻弄され続け、自衛隊の身分は宙を揺曳したまま、浮遊霊のようにさまよっている。

 日本はアメリカに守ってもらうわけであるから自衛隊は必要ない。首都に横田基地があり、交戦権の永久放棄と武力不行使の九条がある日本は、自ら軍事力を持つ理由がない。しかし、この現状を少し違う角度から見つめなおしたらどうだろうか。沖縄を中心として、日本各地にアメリカの最強軍隊が常時いてくれる安心感から一旦離れ、少し考えてみたらどうだろうか。

 我が国に駐留軍を置いている国が、年次改革要望書なる取り決め文書を交わし、日本の規制緩和や商習慣の変革など、市場構造の急速な改変を指導した。その結果、国内大手企業は外資に半分も株を買われ、各地の優良資産も安く買われた。その上、一握りの富裕階級と極貧に向かう大勢の国民が出現し、格差分極社会が出てきた。おまけに、郵便局が有している350兆円の国民資産は、近い将来、外の連中の手に渡ろうとしている。このようなことをする国が友好国と言えるのか。そして、このような国がいざという時に日本を守ってくれるのだろうか?

 答えは明らかにノーである。米国はいざという時に日本を守らない。二国間同盟は有名無実と考えるべきだ。同盟国の富を効率よく収奪する画策を立て、それを実行するようなあざとい国が、日本を守ると思うこと自体が馬鹿げている。米国は日本に利用価値がなくなるか、あるいは他国との力学関係で不利になると判断した途端に日本を放り出す。米国史を少し振り返ってみればそういう国だということがわかる。ならば、戦後から今まで日本各地にいる米軍は何のためにいるのだろう。答えは簡単である。日本が占領地だからだ。だから占領軍がいるのである。

 戦後、この状況が恒常的に続いてしまった原因は、実は日本側の精神の深部に横たわる、この問題に対する思考放棄にある。終戦後の占領期から現在まで、アメリカの対日占領支配は継続中である。その事実から目を逸らし、九条の拡大解釈で自衛隊という軍隊の浮遊霊を存在させてきた。この状況自体が、戦後日本人が、内なるレジティマシー(正統性)を喪失していることの証しである。これに一石を投じた軍隊浮遊霊の精鋭が出た。田母神俊雄航空幕僚長である。彼が投じた田母神論文こそ、自衛隊憂国派による乾坤一擲の意志の表出である。日本の崩壊を心配する祖霊が彼に働きかけたのかもしれない。この論文を読んで、日本にはまだ救いが存在すると確信するのは私だけだろうか。

 戦後の日本人は、東京裁判史観に雁字搦めに囲繞(いじょう)され、コミンテルンによって醸成された赤化思想の思潮的揺曳感にいまだに翻弄され続けている。その結果、国民全体に宿る通念的世界観に、国家意識の危殆的な希薄化がもたらされている。これがどれほど民族の自尊心や国益を毀損しているか、その弊害は絶大である。

 終戦直後、GHQが国際法を無視した私設軍事裁判所を東京市ヶ谷(旧陸軍省参謀本部)に造営した。極東国際軍事裁判である。それはドイツ・ニュルンベルグ裁判を凝らし、日本軍の戦争犯罪人を裁くためと、日本人全体に、戦争はすべて一方的に日本が悪いという戦争犯罪史観を刷り込むために無理やり開いた法廷だった。これが国際法無視や国際的な慣行無視と言われるのは「法の不遡及」の原則が踏みにじられているからである。これは法治社会の不文律を破る野蛮性があり、人類史が生み出した法体系の精神から言って許されざる暴挙だ。

 GHQとは、体裁は「連合国軍最高司令官総司令部(General Headquarters)」、つまり見かけは複数の戦勝国の軍事司令部代表機関のようになっているが、その実質的な運用実体はアメリカであり、マッカーサーであった。GHQは日本の為政者や知識人など、指導層には東京裁判を、一般大衆には新聞とラジオ放送によって、日本悪玉史観を植えつけた。これら大々的な洗脳のための情報宣撫作戦をWGIP(War Guilt Information Program)と言う。

 占領軍によって用意周到に遂行された、占領期のこの情報作戦によって、日本人は徐々に精神の深部を蚕食され、日本人というのは先天的に悪い素質を持つ最低の民族なんだなという自国毀損、及び自国侮蔑史観が徹底的に刷り込まれた。特にマスメディアや教育界はWGIPの継続的伝播を国民にもたらした。この文脈で言えば、先日更迭された中山前国交相の日教組批判はまったく妥当なものである。

 極東国際軍事裁判(東京裁判)が生み出した洗脳史観を「東京裁判史観」と言うが、これによって、国民に染み付いてしまったのは、国家は悪、大東亜戦争も悪、日本はアジアや世界に大迷惑をかけた「人類の鬼っ子」という、自虐的かつ贖罪的なイメージであった。WGIPによる東京裁判史観は、太古から受け継いだ日本人の清新な精神を徐々に摩滅させ、日本人本来の馥郁たる情感や美的観念、長い伝統で培った互助精神、愛他精神を破壊していった。

 固有の美しい伝統や先祖の内面的特性は漸次消失し、平成の小泉政権時代を通過して、日本人は急速に日本的霊性を失ってしまった。米国の収奪主義、強欲主義が凝集した年次改革要望書を進んで受け入れ、同胞を騙し続け、アメリカや国際金融資本に卑屈な笑いを浮かべながら阿諛追従する売国日本人が多数輩出している。そのような現代の状況も、根底には東京裁判史観の猛毒が作用しているのだ。自民党の清和政策研究会、あるいは民主党の凌雲会などという政策研究グループも、典型的な東京裁判史観の崇拝者なのだ。つまり、骨の髄までアメリカの精神奴隷である。彼らには日本文明の真髄を誇る意識も、先祖の遺徳を崇める感謝の心も皆無だ。亡国の徒が二大政党の中枢に巣食っている。

 このように、最近の日本は自国の正統性(レジティマシー)も、自立自存の気運もまったく省みない亡国的思潮、亡国的政治風潮が色濃くなっていた。このような潮流にあって、11月1日のニュースに驚くべきことが出ていた。それは、航空自衛隊の最高責任者である田母神俊雄航空幕僚長が、ある論文を発表したが、この内容が政府の見解と食い違い不適切だということで、浜田靖一防衛相によって急遽解任されたというニュースだった。

 その論文は「アパグループ」によって開催された、第1回「真の近現代史観」懸賞論文であるが、これに応募して田母神空幕長はみごとに最優秀賞受賞者の座を射止めた。その論文の題名は「日本は侵略国家であったのか」である。「神州の泉」管理人は早速、この論文を精読してみた。読み終えて感動し、久々に目頭が熱くなった。論文の基底的骨子は、わが国がはたして本当に侵略国家であったのかという、大東亜戦争の通念的な歴史感に真っ向から強い疑問を投げかけ、その認識の修正を迫るものである。いわゆる日本の思想的戦後史を囲繞してきた東京裁判史観に真っ向から立ち向かう勇気ある論述である。

 戦後の日本人は多かれ少なかれ、WGIPによる日本悪玉史観に汚染されており、大東亜戦争を評価する時、左翼史観や東京裁判史観と異なる見解を示した途端に、拒否感情や怒りの感情を惹起させる。それは政府の要人であろうが、財界人であろうが、有識者であろうが、一般国民であろうが、軒並み強い汚染度を示している。日本人はよく反省する必要がある。我々の精神に住み着いている、大東亜戦争に関する基本的な歴史認識は、実は占領期のWGIP、つまり、東京裁判や新聞報道、ラジオ放送で行われた「真相箱」などの情報操作作戦で刷り込まれたものであることをよくよく考えたほうがいい。

 学校で教わった近現代史、特に大東亜戦争に関する知的情報の摂取は骨格そのものが大間違いなのだ。その重要部分はアメリカによる太平洋戦争史観であり、アメリカや当時の戦勝国に都合の良い捏造の戦争史観なのである。日本という国は、来日したアインシュタイン博士が喝破したように、古い伝統を誇るアジアの盟主、アジアの高峰である。わが国は本来、立派な伝統文化や良い国柄(くにがら)が残存する、世界に誇れる美しい国だった。それが終戦を経て経済大国になっても、国民は自国の伝統文化の本質を忘却し、日本人として生きるにあたり、いっこうに気持ちが満たされないという精神の貧困に喘いでいる。

 それにははっきりとした理由が存在する。アメリカによって刷り込まれた誤まった歴史観によって自分を見失っているからである。現在、経済的にも日本は青息吐息の土壇場に差し掛かり、活路を求めて足掻いている。しかし、アメリカ発のサブプライムローンから発生した世界金融危機によって、アメリカの真の正体が見えてきた。アメリカは今も昔も民主主義の聖なる殿堂ではけっしてない。この国にはいっさいの憧れを抱かずに、プラグマティックに賢く付き合う覚悟を持つことだ。この国に、親に対するような信頼感を持った途端に、骨の髄まで収奪されてしまうことになる。もう気付いた方がいい。

 アメリカが、プロテスタンティズムやカトリシズムが支配するキリスト教国であり、新約聖書でイエスが説いた、あの美しく慈愛溢れる「山上の垂訓」が息づいていると思ったら大間違いである。もしそうなら、イギリスを脱出した清教徒たちは現住民(インディアン)の土地を奪ったり虐殺したりすることもなく、奴隷船でアフリカから黒人を連れてきて強制労働などはさせなかっただろう。人種差別のどこに人類愛があるというのか。アメリカを聖書的に表現するなら、その性格は新約聖書にはまったく見つからず、むしろ旧約聖書に頻繁に記述されている古代イスラエル民族の闘争本能が具現化したような野蛮な行動原理を内包すると見た方が正確であろう。

 日本人はそういうことをきちんと見定めた上で、アメリカと付き合っていかなければならない。アングロサクソンは非常に頭のいい人種である。しかし、融和性、協調性、親睦性などの裏に、どれ一つとっても気を許せない奸智が透けて見える。大国で軍事力も強大、その上いたって狡猾。日本人は彼らの狡猾さを見究め、彼らの上を行く知略を持たなければならない。しかし、彼らの野蛮さを身に付けることはご法度だ。それをやれば国際社会が味方しない。最後には良心と誠実さが勝つだろう。要は本来の日本人に戻ればいいのだと思う。

 田母神論文は日本人が持つべき正統な歴史観を正直に提示している。これを航空自衛隊のトップが開陳したことに重大な意義がある。皆さんも大きな問題意識を持って彼の論文を読んで欲しい。日本がいつまで経っても幸福になれないのは、間違った歴史観がメジャーになってしまっているからだ。その根本的原因を解明した方がいい。

 以下に田母神論文の基底的なとらえ方である重要な箇所を引用する。

(田母神論文「日本は侵略国家であったのか」から引用開始)

「東京裁判はあの戦争の責任を全て日本に押し付けようとしたものである。そしてそのマインドコントロールは戦後63 年を経てもなお日本人を惑わせている。日本の軍は強くなると必ず暴走し他国を侵略する、だから自衛隊は出来るだけ動きにくいようにしておこうというものである。自衛隊は領域の警備も出来ない、集団的自衛権も行使出来ない、武器の使用も極めて制約が多い、また攻撃的兵器の保有も禁止されている。諸外国の軍と比べれば自衛隊は雁字搦めで身動きできないようになっている。このマインドコントロールから解放されない限り我が国を自らの力で守る体制がいつになっても完成しない。アメリカに守ってもらうしかない。アメリカに守ってもらえば日本のアメリカ化が加速する。日本の経済も、金融も、商慣行も、雇用も、司法もアメリカのシステムに近づいていく。改革のオンパレードで我が国の伝統文化が壊されていく。日本ではいま文化大革命が進行中なのではないか。日本国民は20年前と今とではどちらが心安らかに暮らしているのだろうか。日本は良い国に向かっているのだろうか。」
(引用終了)

 田母神論文のすべてはここで読める。
http://www.apa.co.jp/book_report/index.html

 これを読んでいる読者諸氏諸兄に問いかけたい。私がたびたびこのブログで問題を問いかけていることだが、米国による「対日年次改革要望書」について、不当な押し付けだと立腹する気持ちがあるならば、こんなものを唯々諾々と受け入れている日本側の精神の脆弱性にも問題があるとは思わないだろうか。「戦争に負けた国だから、アメリカには逆らえない」では未来永劫にアメリカの奴隷国家に甘んじなければならない。その道筋の果てに待ち受けるのは、古代カルタゴ国家の運命だけである。」  

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