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(回答先: 景気回復は貧しい人々に金を与える事によって実現します。 投稿者 ワヤクチャ 日時 2008 年 9 月 10 日 12:44:38)
>ワヤクチャさん どうもです。
多分ですがワヤクチャさんは「自分が考えているより有名」です。それなりに影響力もあると思います。確か、ブログにはかなりのアクセスがあると記憶していますし、行動力もあると認識しています。
>【どこでも使える電子マネーカード100万円分を年収300万円以下の人全員に配布すればいいと思います。】
このような意見を思考停止と言います。
この意見「ある意味では正しい意見」です。
しかし、「なぜ、その人が貧しいのか?」を全く考慮せずに「一律処理」となっています。
その人が貧しいの原因は大まかに分けて「3種類」あるのです。
1 社会システムのために「本人は努力しているし、頑張っているけど貧しい」
2 病気などの身体的要因によって「働きたくても働けないから貧しい」
3 本人が怠け者だから貧しい。
グローバル化は「日本だけの都合」とは無関係に押し寄せてきています。
日本としては「生産力向上」は否応なく行う必要があります。
「誰にでもお金を配布するようなことをして、生存権を認める」という政策は「生産性を低下させる」と言う事になり、最終的には亡国に繋がり、みんなが不幸になるでしょう。
>【財源なんか要りません。】
電子マネーに変えたところで「本質的には、紙幣を刷る」のと同じです。
確かに「日銀が紙幣を刷るだけ」なら財源は必要ないという考え方は存在はしています。
日本では通貨発行権を国家が持っていますので、流通通貨の増量は可能です。
しかし、流通通貨量が多くなるとインフレの恐れがあります。
電子マネーだと若干、その辺の理屈に「気が付かない人が増える」ので、インフレになる危険性は低くはなりますが、結局は「どこかで通貨に変換する」のですから、現実の通貨という裏付けが必要になります。
以前は「金本位体制」などで、金という裏付けがあって、通貨の流通量がある程度決まっていましたが、現在は、裏付けとなるのは「国の信用度」であり、日々、為替レートが変化するように「実は、お金の価値は、人の気分」という非常に好い加減で不安定なものです。
つまりは、現在の通貨は「幻想の制度に立脚した、何の裏付けもない制度」なのですが、ワヤクチャさんの意見では「その幻想の通貨制度の上に、更に電子マネーという幻想の制度を積み上げる」というもので、一般的には「砂上の楼閣」といわれる「愚策」です。
ワヤクチャさんの影響力が全くないのなら、Kも好きこのんでケチ付けたくはないのですが、少し「考えてから、意見を書いた方が良いと思います。」
「アホ人はワヤクチャさんの書いていることを鵜呑みにするかもしれないのですよ。」
なんせ、自分の頭では「考えもせず」に「他人が言う自分に都合の良い意見は無批判的に採用する」という人は多いのです。