★阿修羅♪ > 雑談専用28 > 705.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
(回答先: 実現の困難性から、かなりの疑問符が付きます 投稿者 最大多数の最大幸福 日時 2008 年 1 月 11 日 23:10:05)
>最大多数の最大幸福さん どうもです。
>【民間平均賃金の90%の給与を払うつもりがあるのなら、 企業は、始めから「正社員」を雇うような気がします。】
どうして、このような考えになるのか良く分かりません。
新公務員に給与を払うのは「政府・地方自治」であり、企業ではありません。
民間平均賃金の90%の全てを「企業の寄付」で工面すると思われての意見かな?と言う気がしますが、一寸考えてもらうと分かるでしょうが、失業者全ての面倒を見ようと言う「この政策」は「従来の雇用保険」を「全て、この政策に回せます。」
まあ、究極的には「賃金は回りに回って企業が負担している。」という線もあるでしょうが、国民負担分もあり、少なくとも「企業の負担分は90%には達しないでしょう。」
>【実現の困難性から、かなりの疑問符が付きます。】
確かに、実現などしないでしょう。
しかし、ベーシックインカムよりは実現性は高いのではないでしょうか?
ベーシックインカムには「恒常的な財源の確保の実現性がない」でしょう。
仮に当初は「財源が成り立っても、次第に国民全体の労働意欲が減退してしまうので、早晩、財源的に需要と供給のバランスが崩れる。」と思います。
>【もし、この制度が受け入れられるような土壌があるのなら、派遣業法を改正して、同じ労働者を一年間継続して雇用したら、必ず、正社員にしなければならないと決めた方が早いのではないでしょうか。】
もちろん、そういった法改正も行うべきですが、大抵の法は「誤魔化される」のです。
実質的には「一年継続雇用」なのに「中間期間に一定の空白」を置き、「継続雇用ではない」とかの強弁をするのです。
Kが知っている例では「その人が勤めているのに、その人の家族の名義を借りて、その人は勤めていない事になっている」なんて例もあります。
併用くらいで良いのでしょうが、多分ですが、こういった事(=政府が失業者対策に本腰を入れる)になると、法で規制をせずとも「企業は職員を大切に扱うようになる」だろうと思われます。
全ての企業は「新公務員」という労働者に「劣る労働条件」は出来ない事になるのです。
当然ながら「ブラック企業はどんなに巨大な企業でも倒産となる」でしょう。
最大多数の最大幸福さんの言われるベーシックインカムの「効果」はこの政策で網羅されるはずです。
>【正社員の雇用を増やせば増やすほど、法人税が安くなったり、場合によっては、還付金を出しても良い。】
良い事だろうと思いますよ。財源の収支バランスが取れるのならですがね。
>【今は、「正社員」の雇用が少ないだけで、「非正社員」の身分でいいなら、いくらでも仕事はあります。 いかに「正社員化」を図るのかが、課題です。】
視野狭窄かもしれません。目標は「正社員化」よりも「労働条件の底上げ」です。もちろんですが「賃金待遇」はもっとも大きな要素です。
問題の本質は「正社員」と「非正規」の「賃金格差」ですから、無理に「正社員化」をしなくとも「非正社員」でも「正社員と同等の生活が成立する賃金収入の確保」が出来れば良いのでしょう。
「新公務員」という「失業者」でも「普通の人の生活ができる」とすれば、「民間平均賃金より大幅に低い賃金の非正社員は、こぞって、新公務員の正職員になる」でしょう。
>【地方の状況は、よくわからないのですが、地方は基本的には、農業を活性化することが、一番、望ましいと思うのですが、いかがでしょうか?】
ここはKにも良く分かりません。
しかし、Kの知り合いの農家はみんな「Kよりは金持ちです。優雅な生活です。」
Kの知り合いの農家は「キャベツ農家」ばかりですが、夏は「早朝の3〜4時から日がどっぷりと暮れるまで泥にまみれて働きます。」
でも「農閑期は、本当にノンビリ優雅」に暮らしています。パチンコ三昧、趣味に明け暮れています。
キャベツ農家は「10年に一回当たれば暮らせる」という話です。
当たった時には「億に近い収入がある」ようです。
Kを基準にして良いのか分かりませんが、Kは一時期はほとんど休み無しで「過労死寸前で働いた」訳で「今も過労死レベルまでは行ってないでしょうが、自己評価では、えらく働き過ぎ」ですが、農家はKと同い年齢の人の貯蓄はKの3〜4倍を平均して持っているという感触です。
Kが少なすぎると言う部分もあるのでしょうが、サラリーマンと比較した場合は「Kの2倍までの貯蓄のある人は少ないでしょう。」
もっとも、今現在は「自動車買ったために一般の人ならKの4〜5倍の貯蓄の人は結構いる」かもしれません。(上記でのKの貯蓄は最盛期を基準にしています。)
でも、そんなキャベツ農家でも後継者には苦慮しています。
>【ある一定の生産をした農家に対して、所得保障する、民主党案は、素晴らしいと思っているのですが。】
あくまでKの私感ですが、農家は「仕事その物が嫌われている」のでしょうから、所得保障だけでは「どうにもならない」だろうと思っています。
100人の労働者予備軍がいたとして「土方(肉体労働)」と「事務職(デスクワーク)」を選択させれば、多少の賃金差を超えても「事務職」を8〜9割までが選ぶでしょう。
実際に「体験させてみて」選ばせれば「結果は違う」という可能性もありますが、イメージだけで判断させると「肉体労働は超超不利」です。
それでも、1〜2割の人は「頭を使うより、身体を使うのが好き」という人もいるでしょう。
Kとしては
まず「体験」をさせるのが重要で、多くの人に「体験を通じて、実態を知ってもらう」のが大切
次に「農家は血族で継ごうとせずに、身体を動かす仕事が性にあっている人に継がせる」のが良いのではないか?
と思っています。
未来の農業の担い手は「国が努力と工夫をして、農家という家系にやらせるのではなく、担い手を見つけて、やってもらう」という方向でないと厳しいかな?と考えています。