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あなたらしい生き方、とか、色々な価値観を持つ者が 等しく人間らしく生きられる社会、とか言われるけれど、それと同時に、こどもには、父親や母親や祖父、祖母に愛され、親戚や友人や近所の人の愛情に囲まれ、精神的に安定し、優しさ、思いやり、勇気、その他の道徳心 などを持った人に成長してほしいと考える。
男女も平等に働いて 収入を得て、お互い自立しつつ、尊重し、尊敬し、生きていく。
なるほど素晴らしい。
でも、今現実にある社会を見て、考えてみると、こんな社会が本当にありえるのか、疑問に思わざるを得ない。
たいだい、可能なのでしょうか。
資本主義でなくなれば もしかしたら、できるでかもしれませんが。
小沢民主党党首が格差社会に疑問を呈し、昔のような平等な社会を目指しているようですが、
昔は正社員は男性だけで、女性は結婚したら、多くは仕事をやめ、職場にもどっても、子育てなどの責任があって、ほぼパートの低賃金労働者。
つまり、昔の平等社会は、現実には、男女の収入大各差社会だったのです。平等とは、家庭間の平等だったのです。一般の女性が悲惨でなかったのは、日本の男性が給与を自分のものとして、独占せず、家庭をきりもりし、子育てをする女性をある意味尊重したからでしょう。そしてその考えが、税制にも影響し、離婚においても、経済力がある男性が一方的にとくをする、という制度にしなかったからでしょう。
で、そういう社会に 今の女性、男性はもどることはいいのでしょうか。
同意する、しないに関わらず、格差社会解消と男女平等と、安定した家族生活は同時には手に入らないと私は思います。資本主義の中で生きていくのならですが。
男女平等とは、一体どういう社会なのでしょうか。
子育ては、男女が半々でするのでしょうか。
すると、今まで、男性が400万稼いでいたとして、この収入は男が一家の大黒柱として企業が払っていた賃金で、女性を低賃金労働者として雇えなくなり、さらに、夫婦とも働きが当然となってくると 今度は、まさか、男女とも400万づつ稼げるわけないので、(こうなると格差が生じる)男女で200万づつ稼ぐことになる。
結果、夫婦とも、フルタイムで働くことになり、そして専業主婦はいなくなる。
オーストラリアがこんな感じですが、格差解消に取り組んでいないので (生活保護は充実している)男女ともパート労働者、失業者がいっぱいいる。
こういう社会では、保育所というかこどもを育てる場所が絶対必要になるので、たいへんな整備が必要になってくる。男女の収入合わせて、一人分なので、女性が出産時、授乳期(認めるなら)にきちんとした手当てを払わないと、みなこどもを産まなくなる(産めない)。
安定した家族生活とは、離婚が少ないことなどを想定しましたが、男女いっしょにいることに経済的、社会的に利益のない今の欧米社会では、離婚が当たり前です。これは、もともと個人主義で、親子のつながりより、夫婦の愛情が大切で、愛のない結婚生活は 絶対したくないのが、彼らです。
だから、欧米とは文化が違う日本で、男女の経済的平等が進むと この離婚率はどうなるでしょうか。
離婚されるとこどもはやはり精神的な安定は損なわれていくように見えます。
そして しかし環境になれやすいこどもは、親の生き方を見て、自分も生きていくので、自分が大人になったとき、パートナーとは、子供をつくっても、簡単に別れます。自分の親がやっていで、まわりもみんなやっているからです。
現実には、精神が安定せず、カウンセラーやそういうサービスは ひっぱりだこです。
ここでは 一面的な見方のみ書きましたが、皆さんは、未来の理想の社会の姿をどう見ていますか。
どんな暮らしがあって、男女はどういう風にくらしたらいいと思いますか。
離婚は、別にどんどんしてもいいのでしょうか。
さらに、離婚した場合、女性だけが子育てにかかわっているとは限らないので、男性が養育権を主張し、どちらがひきとるか、離婚訴訟は欧米なみに 大繁盛するでしょうか。
欧米では、だから慰謝料という考え方はありません。別れても、財産分与はあっても、浮気したほうが(特に男性が)相手に払う なんてことはありません。
私は それぞれ人には、違った生き方があって、価値観があり、どれを選んでもいい社会 なんて、できるわけないと思っています。男女ともずっと独身を通しても、こどもを産みながら働いても、やめて専業主婦(主夫)になっても、こどもがある程度の年齢になったら、仕事にもどれて、民間企業の男女の給与に差がなくて、税金でも、手当てでも、損をしなくて。結婚せずにこどもを生んでも、どんどん離婚してもよくて、こどもも精神的に幸せな社会。
資本主義下ではありえない、と思ってしますのですが。
格差解消、男女平等、こどもの幸せ、精神的安定、ここには述べませんでしたが、日本のたいせつな伝統文化である料理や家族の健康管理などの仕事はどうなるのでしょう。