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(回答先: ドラマのない総裁選で勝利した「花」のない新総裁 安倍晋三@(立花隆の「メディアソシオ・ポリティクス」) 投稿者 gataro 日時 2006 年 9 月 28 日 19:05:00)
http://www.nikkeibp.co.jp/style/biz/feature/tachibana/media/060922_hana/index1.html
その後、麻生太郎外相、谷垣禎一財務相が正式に出馬を宣言して、一応、三候補の間で総裁の座が争われる形をとったものの、誰も本気で総裁の座が三人の間で争われているとはとらなかった。
各種世論調査によって、(選挙権を持つ)自民党員の間でも、あるいは(選挙権を持たない)国民一般の間でも、あまりといえばあまりの差が、安倍と他候補の間でついていたので、この総裁選は、ただの消化試合としかみなされなかったのである。
それから数カ月、消化試合が予測された通りの筋書きで淡々と展開されていっただけで、見ている人がハラハラドキドキするような要素は何も出現しなかった。
ドラマが何もないところでは、一般人の関心は薄れるばかりだから、ニュースバリューとしては、ほとんど時を同じくして起きた紀子さまご出産のニュースに完敗していた。
何しろ、意外性の要素が何もなかった。もしかしたら安倍が負けるかもしれないなどと予測する人は誰もいなかった。
安倍が勝つことはわかりきっており、いくらかでも注目の的になっていたのは、安倍がどれだけ大きな勝ちっぷりを示すかだった。
結果的に安倍は66%の票を得て圧勝したのだが、事前の予測の中には、安倍の得票が7割を超えるとしていたものもあった。それと比べると、66%が若干低かったということで、そこを問題視する報道もいくつかあったが、その得票でも、小泉首相が過去の二度にわたる総裁選で得た得票よりずっと多かったのだから、勝利という点では全く問題がない大勝だった。
なぜ、これほどつまらない総裁選になったのかというと、理由は簡単。実質的な競争が不在だったからである。
2位の麻生外相は「善戦」をたたえられた。総裁選後の麻生陣営の打ち上げは、ほとんど当選祝賀会並みに盛り上がったというが、麻生は得票率にするとたったの15%しか集められず、麻生は安倍と肩を並べて競い合ったという表現からは終始はるかに遠いところにいた「善戦」だった。
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