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(回答先: ドラマのない総裁選で勝利した「花」のない新総裁 安倍晋三D(立花隆の「メディアソシオ・ポリティクス」) 投稿者 gataro 日時 2006 年 9 月 28 日 21:44:06)
http://www.nikkeibp.co.jp/style/biz/feature/tachibana/media/060922_hana/index5.html
この二度の選挙敗北で示された安倍の弱さは、この安倍には、生来の「花」において欠けるところがあるという要素と無関係ではあるまい。
つまり、「歴史上最も若い幹事長」ともてはやされて03年総選挙を戦ったときも、安倍はいつも「有名人安倍」の「花」、あるいは「幹事長職」の「花」によって、どこに行っても大群集を集めるには集めた。しかし、その大群衆が散っていくとき、人々は安倍の言葉に説得されたわけでもなければ、あるいは安倍の言葉に酔わされて帰っていったわけでもなかったということである。
要するに安倍人気は上滑りした人気でしかなく、安倍の言葉もまた上滑りしていたということなのである。
このように選挙に弱い安倍が、来年の負けられない一戦である参院選の陣頭に立つ。
果たして安倍はその選挙に勝つことができるのか。それに勝たなければ、安倍が最大の悲願としている、憲法改正などとても及びもつかないわけだが、安倍にそれが可能なのか。
──安倍内閣の姿がまだ見えてこないし、安倍の政治の方向性がまだ見えてこないので、本日はとりあえずここまでにする。
(この項、続く)
立花 隆
評論家・ジャーナリスト。1940年5月28日長崎生まれ。1964年東大仏文科卒業。同年、文藝春秋社入社。1966年文藝春秋社退社、東大哲学科入学。フリーライターとして活動開始。1995-1998年東大先端研客員教授。1996-1998年東大教養学部非常勤講師。2005年10月から東大大学院総合文化研究科科学技術インタープリター養成プログラム特任教授。
著書は、「文明の逆説」「脳を鍛える」「宇宙からの帰還」「東大生はバカになったか」「脳死」「シベリア鎮魂歌—香月泰男の世界」「サル学の現在」「臨死体験」「田中角栄研究」「日本共産党研究」「思索紀行」ほか多数。講談社ノンフィクション賞、菊池寛賞、司馬遼太郎賞など受賞。
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