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2006年9月22日
9月20日、自民党総裁選が行われ、安倍晋三官房長官が、第21代の自民党総裁に選出された。
だが、およそ、これほどつまらない自民党総裁選がかつてあっただろうか。
自民党総裁選といえば、形式的には、自民党という一つの政党のヘッドになる人を誰にするのかを決める、私的組織内選挙でしかないが、実質的には、日本の政治構造上、それは即日本国の総理大臣の座に座る人を決める最高政治レベルの選挙となっている。
言ってみれば、それは日本国の権力闘争の最終ラウンドとして機能する選挙なのだ。
だからそこにはいつも大きなドラマがあった。
政治の本質は、基本的に権力闘争であり、政治家たちは本質的に権力闘争大好き人間であるから、いよいよその最終ラウンドが目前に迫っているという事態になると、みんな当然のごとく、血がうずいてくる。そして、必然的にかなり長期にわたって、権謀術数のかぎりを尽くしての政治ドラマが党内で展開されるのが常だった。
それは、総裁レースに出馬できるようになるまで、数々の予備的な権力闘争を苦労して勝ち上がってきた男たちが展開する最後の死闘だから、面白くなかろうはずがない。当然メディアでもその表話、裏話の種々早々が面白おかしく伝えられ、大衆の間でも、総裁選挙が近づくと、どの候補が有力で、誰が不利かなど、その下馬評がさかんに戦わされるのが常だった。
ところが今回は面白いドラマが何もなかった。
基本的には、7月の時点で、安倍の最有力対抗馬とされていた福田康夫元官房長官が不出馬を宣言したあたりで、安倍の独走が決まってしまったからである。
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