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この1週間、毎日注目していたのが、昨年11月の『広島・女児殺害』事件の公判。DNA以外の物理的証拠もなく、かなり難しい裁判か?と思い期や「整理手続き」とかで5日間でのスピード裁判と決定?!
不安を感じて毎日ネット上で各紙の記事を比較。特に現場に近く、手続きに「疑問」の社説も書いた中国新聞が詳しい。
不安は的中。事件当時の記事の記録で見た物と、かなり矛盾した検察の主張が目立つ。
(1)被害者首には目立った痕跡がなく、舌骨が折れていない事等からは腕で締められたと推定。[11/28毎日]→検死医証言は「正面から両手で押し付けるように締められた。」
(2)被害者には顔の僅かな擦り傷のほか目立った傷はなく、内出血の締跡にズレが無い等抵抗した跡は無し[11/25毎日]。→被害者は抵抗したが悪戯目的で惨殺された(?)。
(3)殺害場所はアパートの容疑者自室内→場所はアパートおよびその周辺(場所未定)。
(4)犯行時刻は13時前後→時刻は13時40分までの間の何時か。
この内(1)(2)は「惨殺された」との主張の裏付けとなるものだが、捜査段階の報道を信じる限りは被告側の「口と首を抑えていたら死んでしまった」方が尤もらしい。検死結果変更の理由はなんだろうか。
また(4)は、操作途中で読売新聞[11/25]の取材で出た「13時半に見た時、現場に箱は無かった」小学生の証言を反映したように見える。これと第一発見者の「風のハルカの再放送の時間(12:45-13:00)には箱を見た」との証言を共に信じれば、箱は一度持ち去られてから戻された事になる。
更に(3)は、弁護人から「途中で争点を変えられては困る」と問題視された点。衣服の汚れが見られなかった事に加え、数少ない物証である「被害者の毛と血痕」のDNAが出た筈の室内を犯行現場としないのは、かなり妙に見える。恐らく、これは家宅捜索で犯行現場に有るべき物が見つからなかった為と考えられる(例えば、箱からは出た被害者尿の反応など)。
これ以外に捜査段階で疑問となっていた事は殆ど未解明のまま残された。例えば、未発見の被害者右靴下の行方、被害者胃から検出された(チョコでは無い)菓子の出所、コンビニ植え込みにランドセルが捨てられた時刻と状況、他に報告されていた不審者除外の理由など。
全ては捜査段階で確実な取り調べと実況検分をできないまま起訴してしまった検察の不備としか言い様がない。この状態では、残る物証である「被害者制服の背中の汗と、爪に残された皮膚片による容疑者DNA」を考慮しても、容疑者が事件当日被害者に触れたこと、何時か解らぬが被害者を部屋に入れた事しか解らず、殺人・死体遺棄の確証は無い。
たとえ容疑者が本国で対少女犯罪を繰り返し、偽名で密入国した仕様も無い男であろうとも、殺人犯と言えるのか。それ以外の犯人(例えば通り掛の配送業者が車内で殺害後、拾った箱に入れて置き去る等)が考えられる限りは有罪には出来ない。
因みに、テレ朝の解説人が「この件は裁判員制度のよいテスト」と言い切っていた。自分がもし裁判員を強制されたとしても、「童女を隈接目的で惨殺後ゴミ捨て場に放置」した可能性のについて、前科者でも『無罪』と言わねばなるまい。その発言が知られたら、間違い無く自宅に投石必至!と恐れるのは紀憂と言えるのだろうか?
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□広島女児殺害公判初日「手で首締めた」(跡は無かった筈では?) 戦争とはこういう物
http://asyura2.com/0601/nihon19/msg/545.html
□女児殺害公判2日目「広げた手で・首を握った」変わる鑑定結果(是までが嘘?) 戦争とはこういう物
http://asyura2.com/0601/nihon19/msg/548.html
□女児殺害公判3日目「女の子から声掛け・挨拶した」「こんろを捨てたい」(確証か?) 戦争とはこういう物
http://asyura2.com/0601/nihon19/msg/549.html
□女児殺害公判4日目:「悪魔の声」の「精神鑑定却下」(なぜ裁判を急ぐ?) 戦争とはこういう物
http://asyura2.com/0601/nihon19/msg/554.html
□小1女児殺害事件 公判5日目(殺害場所は間違いだった?) 戦争とはこういう物http://asyura2.com/0601/nihon19/msg/585.html