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(回答先: なりますって。多分。 投稿者 フニャコ 日時 2005 年 2 月 10 日 14:17:58)
まんまんちゃんさん、フニャコさん、こんばんわ。
きのう、ダラダラ打ち込んでいたのですが、何かの拍子にキーに触れて消えてしまいまして、
また打ち込んでいるジャックです。「ジャック・どんどん」という面倒くさい長い名前なんで
「ジャック」呼び捨ててもらってけっこうです。もっと短い名前にしときゃよかったと後悔してます。生まれてきてすみません。
お二人の年寄り話面白かったです。ホットな血の通ったお話はやはり、いいもんですね。
宮沢賢治となぜ遭遇したのか気になります。賢治さんも、変人ですね。農民になろうとして作物食べれずに栄養失調になったり。チェロ習ったり(かなり下手クソやったらしいですが「セロ弾きのゴーシュ」)エスペラント習ったり、宗教にはまったり。絵描きの小林敏也さんが描いた宮沢賢治シリーズの絵本は大好きでたくさんもっています。一度、大きな本屋さんの、児童図書コーナーでのぞいてみてください。
太宰治も地元では、今でも非国民扱いですか、それとも、もう時効で、超有名文学者扱いなのでしょうか?
情けないですが、太宰を初めて読んだのは、大学生になってからでした。奥手でですみません。
高校の頃は、教科書にのっていた「走れメロス」や「人間失格」ぐらいしかのぞいてません。なぜか、意識的に避けていましたが、大学生になって読んでみるとこれ不思議。こんな美しい流れるような日本語の文章を書く人がいるなんて、感心しました。しかも、昔のヘンな先入観を覆す、ユーモアセンスのよさにびっくりでした。以前紹介した「畜犬談」はもとより、「御伽草子」なんかは最高です。でも、ちょっぴり、オカシイ・哀しいところが壺です。
文庫本が手元になくても、ネットで読めるのは非常に便利。
深沢七郎さんは、ラブミー牧場でしたっけ。ギターを弾いた渡り鳥生活も送っていたらしいですね。ぼくのおじいさんも、百姓やのになぜかギターを弾く少し(かなり)ヘンなジイチャンでした。
昔、子供のとき家の倉庫を整理していると、白馬にまたがった昭和天皇の肖像写真がホコリまみれででてきました。家の居間に飾れとは言わんが、ごみ同然のガラクタにまじったままだと、ちゃんとしてあげたらいいのにと同情してしまいます。
「天皇いうたら神さん同然ちがうの?白馬にまたがった天皇さんの写真、雨でにじんでほったらかしやで」と聞いたことあります。
すると、ジイチャンは、
「神さんいうても、同じ人間で生きてるねんから、ウンコもオシッコもそらするやろ。」
(またまた、ウンコねたにたどり着いてしまいました、すみません)
なるほど、天皇もウンコやオシッコをするんや。天皇から神聖さが消えさったのは言うまでもありません。母親は、そやけど天皇はエライ生物学者でもあるんやでー、と必至にフォローしてましたが。
三島由紀夫については、高校時代の倫社のセンセイが雑談してくれました。三島由紀夫が徴兵検査で父方の実家(本籍地・現加古川市志方町)に戻ってきて、検査を受けたのはいいけれど、甲種合格できず、天皇陛下の兵隊になれずに、小学校の校庭の鉄棒にぶらさがって、がっかりしてたのを見たことある、と。
三島由紀夫は、最後は切腹した壮絶な死に方をした記憶があってこれまた、読むのを避けていた作家のひとりです。
うちのギターを弾くヘンなジイチャンは、
「人間は可能なことしか考えつかへんねん。人間が考えることはたいてい実現するねん。脳がそういう風にできてんねん」
「そのうち、あんた、あのとき、何時何分どこに居てた、というくらい、技術が発達して管理されるようになるわ。」
とか、・・・・・・なぞの言葉を残して死んでしまいましたが、
「可能なことしか考えつかへん」、というのはマルクスも同じこと言うとったやないかと気付いたのは、社会人になってからでした。
田舎の百姓が、まさかマルクスの本を読んでるわけはあるまいし、どないしてこんな考えができるのかを聞いておけばよかったです。残念!
ダラダラと年寄りネタでした。ごめんなさい。