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株式日記と経済展望
http://www5.plala.or.jp/kabusiki/kabu88.htm
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ライブドアのニッポン放送買収資金800億円の手配は
リーマン・ブラザーズ。MSCBに手を出した企業の末路は?
2005年2月10日 木曜日
◆ホリエモン後だしじゃんけん試みる? 2月8日 ぶっちゃけ(100−1)
http://bucchake.cocolog-nifty.com/bucchake/
ライブドアがニッポン放送の株式取得を発表しました。というか、朝一で内容をみて、あーそうという感じだったので先ほどの記事では書くの忘れましたが、おそらくニュースでみた人は中身がわからないと思うので少し説明。
まぁ、市場では朝から、ライブドア、ニッポン放送の株式を取得という情報が駆け巡ったわけですが、と同時に転換社債800億を発行という情報も入ってきました。
要は、800億円貸してくれる人がいたから買ったという感じでしょうね。
そして、この転換社債の引受人がリーマンブラザーズという証券会社。簡単に言えば、ヘッジファンド御用達の証券会社です。そこに株式に転換できる社債を発行したということは…。
俺はしーらない!という感じですね。この転換社債というのがくせもの。しかも転換価格の上限と下限が設定されている。これを正確には「(円貨建)転換社債型新株予約権付社債」(Moving Strike Convertible Bond、略してMSCB)という。
市場では悪魔の資金調達法とされています。理由は、この転換社債を買った人は、株価が下がっても儲かる仕組みになっているからです。
まぁ、MSCBを発行した会社の株価すべてが下がるとはいいませんが(敢えて穏やかな表現;笑)、上場した際の引受証券でもないリーマンを引き受け先として発行したMSCBがいいとは思えません。
例えば、
3)株式貸借契約
今回の調達に伴い、当社筆頭株主及び代表取締役社長兼最高経営責任者である堀江貴文は、その保有する当社発行普通株式のの一部をリーマンブラザー証券グループに貸借する合意を行っています。
こんな契約も当然しているわけで、堀江貴文氏保有株数 220,970,000株(35.7%)が悪用されると…以下(ry
まとめると
@ニッポン放送の株式を買ったはいいが、その取得費用は巨額の社債の発行である。
Aその社債の引受人はリーマンであり、MSCBである。
B当然、無担保でお金を貸してくれるところはないので、リーマンとライブドアの株をホリエモン所有の株式を貸借する契約をしている。
逆に利点は、ニッポン放送という既存のメディアに対する資本参入によって、持っている企業の資産のシナジー(相乗)効果 を得られる、といったところでしょうか。
でも、俺にはCXに後だしじゃんけんをしてけんか売ったとしか思えないんだけど(先日フジがニッポン放送に株式公開買付いわゆるTOB)の発表をしたばかりなので。
今回は黙っておカネをだしてから語り始めたホリエモン。
ただ、これはそのうち書こうと思っていたんだけど、自分のような普通の人は、人とのつながりを重視する。少し小金が入ってくる人やケチな人は人間関係よりも、資本の関係や経済論理で動くようになる、つまり人間関係を重視しなくなる←(これがホリエモンだと私は思う)。
人間関係ばかりを重視するのも、経済的合理性ばかり重視するのも問題だ。人情に流されるのも、経済的合理性だけで決断するのも限度がある。
ただ、本当の金持ちは義理と人情というものを非常に大切にする。なぜなら、お金持ちの世界は広いようで狭いから。それに自分のことしか考えない人は、狭い世界ではいずれそっぽを向かれる。
エレガントな生き方を好むお金持ちには、受け入れられないのだ。
これ最近、金持ち研究をしてわかった事実。
◆ライブドア、ニッポン放送株の35%取得 2月8日 弥七
http://kattchan.blog.ocn.ne.jp/yashichi/2005/02/post_6.html
ライブドアは2月8日、同社子会社のライブドア・パートナーズを通じて、ニッポン放送の株式買付けを実施したと発表した。買付け株数は、発行済み株式総数の29.6%にあたる972万270株。これにより、ライブドアの保有するニッポン放送株の累計は1147万7030株となり、発行済株式総数の35%を取得したことになる。
買収資金には新たに発行する海外円建て転換社債型新株予約権付き社債で調達した800億円や、自己資金を振り向ける。堀江社長は「ニッポン放送は、ラジオという媒体による集客をネットに生かしきれていない」と分析。ニッポン放送との提携では同社のホームページを活性化するほか、ライブドアがグループで展開する物販や証券業務との連携を深めたいとの考えを会見で明らかにした。
>私がこのニュースを知ったのは11:00(前場取引終了後)頃でした。後場開始前にライブドアに成り買いを入れましたが、価格高騰は一時的で予想外の市場反応でした。
ユーロ建てといわれる「転換社債型新株予約権付き社債」800億円のリスクを考える投資家が多かったらしく、売りに押され前日比+5円。一時はマイナスに転じる場面もありました。
でも16:30からの会見を見て安心しました。フジサンケイグループの価値向上のための提携を視野にした株取得であり、問題の社債は「リーマン・ブラザーズ」一社で引き受けているということ。
800億の社債が確かに大量の株券となって一気に市場に出回れば、株価は下がるでしょう。でもそうするとリーマン・ブラザーズにも利益が出ません。しかも引き受け手が一社なので他社より先に売り抜けるなどという競争が起こるわけでもありません。
リーマン・ブラザーズが、ライブドアの株価を上げるよう売買してくれるというプラスのニュースと都合のいいように考えています。
発行株数が多いライブドアだけに、すぐ利益に繋がるとは思っていませんが、新しい「TV/ラジオ/インターネット」のスタイルに投資が出来ているという自己満足感は得られるので、それでいいかなと思っています。ライブドア、ニッポン放送、そしてフジテレビの関係構築がトラブルに発展することなく潤滑に行われることを祈るのみです。
あと、今日の出来高は95,659,136でした。時価総額292,679百万円のライブドアが上がるにしろ下がるにしろ活発に売買され資金の矛先が向くのは間違いないので、明日新規上場の企業には若干不利な要因となったかなと見ています。
(私のコメント)
昨日は株式日記らしくライブドアによるニッポン放送の株買占めのニュースでしたが、例によってマスコミのニュースは表面上の出来事を伝えるのみで、その資金はどこから出たのかなどの事には触れていない。買い占める資金は自己資金なのか、あるいはどっかから借りてきたのかによってニュースの意味は大きく違ってくる。ニュース記事を見てもリーマン・ブラザーズのリの字もニュースには出ていない。
しかもユーロ建ての転換社債であり、株式に詳しい人なら知っている悪名高いMSCBによる資金調達である。株式日記でも以前にMSCBいついては解説しましたが、こんな転換社債があって良いものだろうかというほどの酷い転換社債だ。こんな転換社債を認めているのは日本ぐらいではなかろうか。転換社債を引き受ける方にとっては絶対損しない仕組みの転換社債で、既存の株主は絶対認められない社債だ。
それでもMSCBが出されるのは、倒産されるよりかはマシといった理由からですが、ライブドアがMSCBで資金調達したのは、リスクを覚悟で調達しても勝算があるからでしょうが、800億円以上でフジテレビに買い取らせると計算してのバクチだろう。フジテレビとしてはその手に乗ってTOB価格を引き上げても買い付けを進めるのだろうか。
株式関係のサイトを見てもライブドアの資金調達が悪名高いMSCBであることに触れているサイトが少ないのはどういうことだろう。上限下限はあるにしろ転換価格が自由に変動する転換社債は明らかにMSCBだ。この辺のところはまだ情報が混乱していて、普通のBCだという人もいる。MSCBに手を出したところはろくなことになっていないのは株に詳しい人なら知っているはずなのだが、情報統制がされているのだろうか。
昨日紹介した「佐々木の視点・考え方」のところでも、「空売りに利がある」と言う指摘もこの辺を反映した見方なのだろう。資金の手配をしたリーマン・ブラザーズという証券会社もヘッジファンド御用達の会社であり胡散臭いものを感じる。ライブドアが見込みどおりにフジテレビに高値で買い取らせれば成功ですが、失敗すればリーマン・ブラザーズはライブドアの株を空売りして確実に儲けることが出来る。
もしライブドアが高値でフジテレビに売り抜けられれば、ライブドアの株価が上がって高値で株式に転換できてリーマン・ブラザーズも儲けることが出来る。この辺の見方が分かれるのはフジテレビがどのように出るかまだわからないからだ。リーマン・ブラザーズもとんでもない安値の価格で株式転換しても800億円は回収できるのだからいい身分なのですが、一方的に損をするのは既存の株主だ。
私が株式から手を引いたのも株主を大切にしない株式市場の構造に気がついたからだ。情報公開もお粗末なら、MSCBなどといったものが認められることに対しても不信感が沸く。マスコミの経済記者たちも若い連中が多く不勉強だ。ポイントをついた質問が出来ないからまともな記事が書けるわけがない。只で読めるブログを読んだ方がまともな記事を読むことが出来る。
◆ライブドアがニッポン放送株を35%取得 2月8日 くたばれ!さくらい
http://oidon2.exblog.jp/603177
[16:30から記者会見から実況]
・フジテレビが目的らしい
・落としどころがありそうな感じだが、TOBはガチでいく姿勢は見せる
・大和持分の8.0%は取得の段取りがあるという含み
・MSCB発行によって調達された800億は5年以内で回収するという強気
・フジテレビのTOBには場合によって応じる姿勢も見せる
・ネットメディアの収益モデルが見えないことを語りはじめる
・とにかくLivedoorIDを集めて、金融じゃなくドコモみたいに課金したいって
・PEはやりたくないらしく、事業投資であるので長期保有したい
・しかし、100%の保証はできない。われわれはファンドではない
・どうやら村上ファンドからの譲渡では無さそう
・もうプロ野球はいいよ、どこの記者だよ阿呆か
★村上ファンド+ライブドアで50%超えている模様(提携は不明)
・インターネットの夢を語りはじめる姿勢をみせておく堀江氏
・夢のテクノロジーを語り始める、何年前の話だと問いたい
・MSCBの引き受けのアレンジャーはリーマンBros。引き受けも?濁された
・Nikkei Bizのいい切込み。時間外取引の公開買い付けに切り込む
・ネタ集めのための買い付けかと言われて怒る堀江氏。当然だな
・LivedoorのB/Sから見れば800億のCBって背水ですよね?
・MSCBは基本的に転換する方針らしい。Bondとしては残したくない
・転換によって、おそらく20%ぐらいの株式希薄化がなされる
・孫さんとは関係ないよと念押し
・フジがTOBを成功させたら困るんじゃねえのという記者のつっこみ
・それでも株は買いましたい堀江氏、それでもFinancial Investerではないと主張
・なんか産経新聞とかに興味ねえんじゃないかと思わせる台詞、役者か?
・たりい質問ばっかなんでlog out。
[One point(未確定含む)]
・調達資金はおよそ700億。海外で800億ほどのMSCBを同日発行してる。
・総株主議決権の1/3を超えると、解散請求権や拒否権の発動が可能。
・ライブドアの記者会見が16:30から開始予定(ここ。要ID)。
・村上ファンドからの譲渡かは不明(らしい)。
ミミ ヽヽヽヽリリノノノノ
ミ ,,、,、,、,、,、,、,、、 彡
l i''" i彡
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l ノ( 、_, )ヽ | 株をやってる俺はフジ女子アナといい事しまくり
ー' ノ、__!!_,.、| 貯金豚のお前らは西川口のピンサロ
∧ ヽニニソ l
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