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(回答先: 三井住友・大和証券 統合視野に交渉へ 持ち株会社軸に再編 (産経新聞) 投稿者 愚民党 日時 2005 年 2 月 10 日 15:35:44)
収益力強化の絶好機 統合視野で大和証券グループ
三井住友の個人顧客取り込み 王者・野村を追撃へ
大和証券グループにとって、三井住友フィナンシャルグループとの経営統合が実現すれば、メガバンクの膨大な個人顧客基盤を取り込む絶好の機会となる。証券会社に対し「敷居が高い」と感じる銀行顧客との接点づくりは、収益機会を大幅に増やすことにつながる。銀行、証券など業態の垣根を越えたサービスが求められるなか、法人部門にとどまっていた両グループの提携を全分野に広げて、収益力を強化することにより、業界トップの野村証券グループ追撃のシナリオも描けそうだ。
大和証券は平成十年に旧住友銀行と法人部門で提携し、共同出資会社の大和証券ＳＭＢＣを設立した。同社は株式の公募・売り出しや社債引き受けなどの分野で業界トップレベルの成績を上げ、現在では大和グループの稼ぎ頭になっている。
しかし、自己売買業務や投資銀行業務、資産運用業務はそれぞれが担当を置き、強化を急いでいる個人部門にいたっては協力関係がないに等しい状況。このため、激化する競争を勝ち抜くには、こうした部門の関係強化も必要と両社では認識しているようだ。
総資産百兆円を超える三井住友の顧客基盤は大和にはまぶしく映る。国内支店数も大和の百二十三（営業所含む）に対し、三井住友は六百（出張所含む）を超す。とくに平成十年に銀行での販売が解禁になった投資信託では、三井住友は他行を寄せ付けない圧倒的な実績を持つ。この強力な顧客基盤、販売網を活用し、大和が開発した金融商品を供給できれば、収益の飛躍的向上が期待できる。
また、ライバルの証券会社が銀行との提携を強めていることも三井住友との関係強化を促しているようだ。
日興コーディアルグループがみずほフィナンシャルグループと資本提携し、急接近している。現在は法人部門の提携に絞っているが、いずれ個人部門など全分野に波及するのは必至とみられている。
また、今年十月の三菱東京フィナンシャル・グループとＵＦＪホールディングスの経営統合に伴い、傘下の三菱証券、ＵＦＪつばさ証券が合併し、銀行、証券を含むコングロマリット（複合企業）が出来上がる。
すでに協力関係にある三井住友と経営統合すれば、他グループに先んじて次の一手を打つチャンスも増えそうだ。
≪東証、両社の株一時売買停止≫
東京証券取引所は十日、三井住友フィナンシャルグループと大和証券グループ本社の株式売買を午前八時二十分から一時停止した。両社が経営統合に向けて交渉に入るとの報道の真偽を確認するため。その後、午前十一時五十三分から取引を再開した。
http://www.sankei.co.jp/news/evening/11bus001.htm
題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。