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(回答先: Re: 少々楽観的すぎますね。 投稿者 GOKAI 日時 2005 年 4 月 16 日 17:45:00)
>GOKAIさん 解説ありがとうございます。
でKは表題の様に思います。
【国家破産というのは、誤解しないで欲しい。対外支払いが不能に陥った時に起きる。】
というのは正しいのですが、それが全てではないのです。
例えば、銀行破綻、最終段階では兎も角として「2回目の不当たり出して破綻したのでしょうか?」
超巨大スーパーなども「巨大な資金を持ったまま破産させられています。」
現在の破産は「あまりに理屈に合わない状況に陥った時」にも起こるのです。
将来的に「この借金は返済不能だろう」と判断されれば、仮にその時点では正常に運営されていると「ほとんどの社員が信じていてもOUT」です。
債務不履行が実際に起こらなくても、起こる確率が一定限度を超えたと判断されれば、今日破産になる可能性だってゼロではないのです。
【今でも、現在までに知られている経済的手法では返済不能な額ではないのですか?】
どうなのでしょう?何か、まだ手段があると思っている人が多いのでしょうね
もし、国民の多くが「国家破産しそうだ」と確信的に思っているのならば、国債は売れませんし、場合によっては取り付け騒ぎ、海外資産移動騒ぎに発展するでしょう。
すでに水面下ではある程度行われているでしょうが、それほど多くないのも事実です。
ただ、過去に戦時国債がチャラにされた事はあります。(Kの父はその被害者です)それは事実です。全ての預金は封鎖され解除された時には無価値になっていました。
また、何かの拍子に「国債の取り付け騒ぎ」が起こったならば、国家は支払い不能です。
債務不履行ですので、国家破産でしょう。
それは、起こるとは言えませんが、起こらないと断言する事も不可能でしょう。
まあ、現在の通貨制度は「幻想の上の制度」だとKは主張していますから、理屈に合わない国家破産の回避があっても、不思議ではありません。全ての人が共通の「幻想の踊り場で踊っているのです」
ただ、長引けば長引くほど、赤字が増えれば増えるほど、幻想から醒める人は多くなります。それに政府が耳を傾けたら破滅でしょう。
と、ここまでは主観の主張です。客観的に保障できるような実証性には乏しいのでKの思い込みの可能性は否定できないでしょう。
で、本論です。
実はKは困っています。
【民間貯蓄=民間投資+政府財政赤字+経常収支・・伊藤元重著「マクロ経済学」より引用】
との事ですが、これが、何で国家破産にならない論拠になるのでしょう?
円は国が発行しています。個人もしくは企業の財産になるという事は国が放出した貨幣を
そこが所得したと言う事で、国の方から見ればその分の貨幣は何らかの支出項目に入る事になります。当然ですし、できれば「赤字国債という項目には載らない方が良い」くらいの考察にしかなり得ません。
Kの思考停止の脳みそでは「言いたい事が理解できません」
無理に理解しようとすると「国の財政赤字の増加は国民が金持ちになれば当然だ」との主張でしょうが、それは間違っています。事実として1000兆円に近い赤字を国が背負っている現在でも、Kの知り合いにお金持ちなどいませんし、Kも貧乏です。
【税収増がほしいのなら、民間がお金持ちにならなければなりません。
空からの井戸からは水が汲めないでしょう。】
は、正しい考察ではあります。しかし、どうすれば民間がお金持ちに成れるかが示されていません。まさか、国の財政赤字が増えればそうなるというのではないでしょう。
もし、そうならば、一体いくらの財政赤字が重ねればKがお金持ちになれるのでしょう?
多分、この方程式からは永遠に無理ですよね。どこかのお金持ちが全て総取りしてしまいKには回ってこないからです。
「国家破産はしない」と言う主張はともかく、その後、「破産しないのだから、何かしろ!」という主張があるはずだ。とKは勝手に思っています。それが、郵政民営化しろ、か、消費税増税絶対反対か?分かりませんが・・・
その辺を論じて貰いたいと希望します。