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(回答先: 国家破産が起こる条件の前提が視野狭窄でしょう。 投稿者 考察者K 日時 2005 年 4 月 16 日 19:15:06)
考察者Kさん、こんにちは。
続きです。宜しくお願いします。
>実はKは困っています。
【民間貯蓄=民間投資+政府財政赤字+経常収支・・伊藤元重著「マクロ経済学」より引用】
>との事ですが、これが、何で国家破産にならない論拠になるのでしょう?
円は国が発行しています。個人もしくは企業の財産になるという事は国が放出した貨幣をそこが所得したと言う事で、
>Kの思考停止の脳みそでは「言いたい事が理解できません」
【税収増がほしいのなら、民間がお金持ちにならなければなりません。
>空からの井戸からは水が汲めないでしょう。】
は、正しい考察ではあります。しかし、どうすれば民間がお金持ちに成れるかが示されていません。まさか、国の財政赤字が増えればそうなるというのではないでしょう。
もし、そうならば、一体いくらの財政赤字が重ねればKがお金持ちになれるのでしょう?
とりあえず、3000兆円ぐらい財政赤字でどうでしょう。
http://www.asyura2.com/0411/hasan38/msg/452.html
繰り返しになりますが、
現代貨幣システムは 民間に例えば2000兆円の預貯金が生まれたら、
必ず、反対側に同額の負債を抱えたものが現れます。
これを金融機関の信用創造機能といいますが、
この負債を担うのを政府と日銀にやってもらえばよいのです。
これを国内に対して行うことは、
もはや借金という概念ではなく、
・・政府が有する貨幣(硬貨、記念貨幣、紙幣も含む)発行特権(seigniorageセイニアーリッジ権限)・・というマネーの民間への供給行為なのです。
また、それら政府関係の負債を減少させる行為は、
民間からマネーを奪う、回収する行為だとの認識が必要です。
これが現代貨幣システムの知られざる事実なのですから。
>多分、この方程式からは永遠に無理ですよね。どこかのお金持ちが全て総取りしてしまいKには回ってこないからです。
回るように当然分配可能です。何故なら、庶民のほうが投票人数が多いのですからね。
>「国家破産はしない」と言う主張はともかく、その後、「破産しないのだから、何かしろ!」という主張があるはずだ。とKは勝手に思っています。
>それが、郵政民営化しろ、か、消費税増税絶対反対か?分かりませんが・・・
それは瑣末な事項で、
やるべきは、民間のもつマネーの総量を増やすことです。
具体策として、
1)とりあえず、3000兆円の赤字国債の増発。
2)土地、株式の時価総額の増大。・・・資産評価マネーの増大策。
1)2)のどちらかで、
民間マネーの総量は増大し、税収も増えます。で、プライマリーバランスは均衡します。
・・・ね、発想を変えれば簡単にわかることだと思いませんか?
>その辺を論じて貰いたいと希望します。