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>一言主さん できましたら、こちらにお越し下さい。
愚民党さんの名前が上がったようですが、経済学という意味でしたらTORAさんとか
愚民党さんはKより、かなり上の方です。阿修羅には数多くKより経済学ができる人はいます。
そもそも、Kは「浅学非才のアホ」ですので、経済学には興味はありません(実は仕事上はそうも言ってられないので、それなりには学んでます。)
ただ、Kは現在日本の閉塞感は「経済学からの視点」では解けないと思っています。
事実、日本の経済学者は何もできなかったとも言える状況です。
Kはこの状況を打破するのは「心理学からの考察が必要」と考えます。
Kは前から多角的考察を皆さんに薦めていますが、どうも、視点が固定されている人が多いようで、Kはそれを「憑き物に憑かれている」としています。
一言主さんは主張します。
【先ず不景気の最大の要因は所得の減少が起きていると言うことです。
それが雇用不安につながり、将来への不安となり、福祉を切り捨てるところまで行くほどの予算を計上することが出来にくい状況になっていると言うことです。】
ここは、正解です。
また
【今は客観的なデーターでも貯蓄額が減っているのですよ。貯蓄率も減っているのですよ。】
も、正しいです。ただKは貯蓄が増えているとは主張していません。収入が減っているのですから、貯蓄が減り、総収入における絶対必要費用は、ほとんど変えられないのですから貯蓄率が減るのも当然でしょう。
Kは「貯蓄額」など問題にしていません。「貯蓄志向」(に、走らざらるおえない状況)を問題にしています。
【貯蓄は取り崩され貯蓄額が少なくなっています。これは客観的事実です。】
そうならざるおえない状況なのですから、尚更「貯蓄志向」になるのでしょう。
だれも、好きこのんで貯蓄を減らしている訳ではありません。
貯蓄が減る状況下だからこそ「貯蓄志向」は強まるのです。
【短期の所得減税は失敗しました。】
当然です。余分なお金は一円でも多く貯金したいのです。
また、消費税減税も効果はほとんど無いでしょう。
今効果はあるとすれば「消費税増税の告知」です。
前にこの件は書いた事がありますので略します。(下記参考)
http://www.asyura2.com/0406/idletalk11/msg/857.html
将来不安という要素が緩和しないのならば、ほとんどの経済政策は無意味だと思います。
仮に、一時的な高収入があっても、貯蓄に回る確立は高いです。
【今国に資金はありません。消費税の減税は資金がほとんど必要なくできる物です。】
確かに一面的には正しいでしょう。
しかし、もし失敗したらどうなるのでしょう?政府は今以上に資金がなくなり、何もできなくなります。
その後は、徳政令でしょうか?
国家破産でしょうか?
通貨を増量発行して、円の信用を無くし、貿易すらも駄目にするのでしょうか?
可能性とすれば「少し効果がある」かもしれませんが、消費税減税はリスクが高いのです。
【相続税についてはどのように経済に影響するかまだ分析していません。デフレの場合、相続税を上げるのか下げるのかどっちなのですか。】
こちらを見て下さい
http://kdesu.ameblo.jp/entry-88f075296d606900cbfe1d66c6513c61.html
いずれにしても、この閉塞感は、「国が何か手を打たないと」解消は難しいはずです。
自由化や規制緩和をすれば「民」が(良いように動いて)何とかなる。
というのは、可能性がゼロとは言いませんが、甘いでしょう。
資金の一極集中になって、あぶれた大多数の人が地獄を見るのが一番高い可能性です。
「利益重視の民」から「公益を基本とする官」に一時的にでも戻さないと
市場経済のコントロールは益々効かなくなります。
そうなったら、もうどうにもなりません。
リスクの少ない手法によってなんとか考察すべきなのです。