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先般、土佐へ行ってみた。
坂本竜馬の道をたどり、ついでに高知市の自由民権記念館にたちよったところ、これまで知らなかった先達に出会えた。
自由民権といえば筆頭は板垣退助といわれるが、土佐ではどうも評価が違うような気がした。それまでまったく知らなかった(この程度の私の日本史の知識水準です)植木枝盛に出合うことができた。
なんだ、日本にも立派な思想家が居たんじゃないの。
目から鱗のごとき感銘を受けた。史跡訪問・現地訪問というのは、これだからやめられない。
彼の憲法草案の精神が、昭和の敗戦後はじめて日本国憲法に反映されたのだという。
板垣退助が後藤象二郎と相互浸透して腐敗していったのに比して、夭折した植木枝盛はそれだけ純粋な思想をもって墓場にゆけたのだ思う。
植木枝盛は憲法草案第七十条から七十三条において日本国民の革命の権利を詠っている。
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植木枝盛氏の憲法草案を読む
http://homepage2.nifty.com/kumando/si/si010515.html
(以下、抜粋)
第七十条 政府国憲ニ違背スルトキハ日本人民ハ之ニ従ハザルコトヲ得
第七十一条 政府官吏圧制ヲ為ストキハ日本人民ハ之ヲ排斥スルヲ得
政府威力ヲ以テ壇恣暴逆ヲ逞フスルトキハ日本人民ハ兵器ヲ以テ之ニ抗スルコトヲ得
第七十二条 政府恣ニ国憲ニ背キ擅ニ人民ノ自由権利ヲ残害シ建国ノ旨趣ヲ妨クルトキハ 日本国民ハ之ヲ覆滅シテ新政府ヲ建設スルコトヲ得
第七十三条 日本人民ハ兵士ノ宿泊ヲ拒絶スルヲ得
(以下略)
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金権に物を言わせ、議会を無視し、国民を馬鹿にし、女性を手篭めにし、酒色にふけり、国を軍国主義化して戦争に導くようなやからが政権を縦にしている以上は、こりゃあもう、議会で論議するどころの問題ではない。
時代は植木枝盛の頃に逆戻りしているのではないか。
いつクーデターが起きてもおかしくない。
起きたとしても、マスコミはそれに従い、民主党もこれに乗じ、共産党は禁止され、社民党は割れ、労働者は組合を解散され、統制経済がしかれ・・・しかして民衆は息の根を止められる。
選挙の勝ち負けが大勢に影響を与えるとはとても思えない。
小泉ほか権力は何を考えていることやら。
そろそろ防空壕でも掘ろうかな。