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(回答先: 怒ることだけが世の中をよくする方法ではありません。 投稿者 ワヤクチャ 日時 2004 年 12 月 10 日 23:56:05)
世の中に起こっている、様々な事件から世界戦争まで、その根源を直視して、人間として、正当な憤怒を共有すること。ここから、スタートしない限り、たたかい(解決)は始まらないと思います。
近藤さんは、それ以前のところで、日本人が、しかも、反戦をとなえる紳士淑女やおえらいかたがたが、この原点を無視し、素直に怒りを表明し、平和の根っ子を考えようとする人を排除すること怒っているのです。
何を隔そう、共産系の団体や掲示板等でさえ、そうしたことがなされ、彼はその犠牲になってきたことで、ここ阿修羅の民主主義に、かけているのです。
ワヤクチャさんが、今までの踏襲をなさらないように、お願いしたいものです。
彼は、私以上に、そうしたものへのトラウマがありますから。
もちろん、ワヤクチャさんは、わたしからすれば、今のところ、怒りの矛先でもなく、敵対者の範疇に入る方ではありませんが。
唯一、正直で、心を感じるところがありますから。
要は、相手の身にどれだけ近寄れるか否か、想像力がどれだけあるか否かでしょう。
2ちゃんネラー的なものは、こうかくと、「横田夫妻の身にもなれないものが」と反発するでしょう。ここなのです。
今、沖縄では、辺野古の基地建設のために、珊瑚やジュゴンが破壊され始めています。90のおばあたちが命を掛けて、戦っています。仕事も何も手につかない気持ちを浦嶋悦子さんは、現場での戦いにかけて、8年目だそうです。
東京都にある、調査会社はここに出向し、屈強な男どもを派遣し、暴力的な行為に及んでいるとききます。50代の女性、青年の抵抗を、暴力で封じることで、けが人が続出しています。
こうした、粛々とやられる、「正当な」国の暴力(業務妨害ということで正当化)に対して、どのような怒りを構築し、そのエネルギーをどう、生産的な戦いに向けるのか、去勢されたかのような日本社会では、容易ではありません。
話は戻りますが、横田夫妻は今、全国で自らの怒りを、母の思いを吐露し、おおくの女性たちの涙を誘い、結果として、北朝鮮への憎悪をかきたてています。
私は、この横田夫妻を、拉致帰国者を、国家が取引の材料にしていることを指摘し、結果として、本人のためでない方向に事態が動くことを危惧してきました。
自分の怒りは素直に怒る必要があります。ですが、それは、どういうところから来る怒りなのか、その出所を突き止めることが大切です。自分がどういう位置にいて、どういう状況におかれているのかということも、冷静に検証しながら、怒りをうまく、使うことが必要です。同時に、沖縄の戦いも、「これ以上、沖縄に基地を押し付けないで」というところからの発想のみでなく、日本の沖縄の自然が破壊されることと同時に、沖縄から人殺し産業がリードされいることのおぞましさです。
沖縄の基地から、イラク人殺しにいくことの現実です。イラクファルージャでの大量殺戮も沖縄の戦いも、根っ子は同じです。レジスタンスです。
横田夫妻の怒りは、世界の力関係を視野に入れない、一個人の犯罪者(一国の犯罪)レベルに堕としたものです。韓国の拉致者にはなんら触れませんし、戦争法案にも言及されません。イラク、イラン、北朝鮮を「悪の枢軸」としたブッシュの脅かしが、当事国にはどれほどのプレッシャーか、考えもされないのです。
戦争板でも、なるほどさんだったか、のべられてますが、拉致は北朝鮮の戦争中にレジスタンスの一貫として起こったことだそうです。
私達の日本人は、朝鮮戦争でさえ、日本軍隊が数千人この戦争に加担していることさえ、視ようとしません。朝日新聞に思い出したかのように、何年もたってから、検証記事が控えめに出たとしても、そんなことは気にも留めない日本人です。
話がどんどん、おおきくなってきましたが、怒りには、様々な大切なものが含まれていると思います。
近藤さんの怒りは、横田夫妻の怒りと対極にあるものです。その視点において。