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(回答先: Re: 鉄砲を捨てなかった日本人 投稿者 バルタン星人 日時 2004 年 7 月 30 日 13:04:15)
実は私の実家(中国山地の農家です)に火縄銃があるのです。これはご先祖様がコレクターであったわけではなく、イノシシ退治に使ったと聞いております。私の郷里は山里なのでクマやイノシシが多くて危険なことも多い。そうした猛獣を倒すにはやはり鉄砲でないと弓矢や槍ではちょっと無理です。
出女入鉄砲といいますが、江戸時代は鉄砲が藩の境を越えて移動するのには、幕府への反乱の可能性があったのでお咎めが厳しかったのでしょう。しかし農家が狩猟のための猟銃を持つことには幕府も藩も神経質ではなかったのではないでしょうか?というのも私の実家も特別な農家でもなく、士農工商の農民でしたし苗字帯刀もしていません。ただ下級と言えども武士が鉄砲を持つのは厳しかったでしょうね。
しかし今田舎の農家で火縄銃が少ないのは、戦時中の金属の供出や終戦後に進駐軍がやってきて新しい銃刀法で刀剣や銃を接収したときに大量に接収されたからではないかと思ういます。私の実家の火縄銃も素人の私が見ても壊れており、修理不可能だから接収に出さなかったのだと思います。おそらくご近所にも数多く火縄銃があったことと思います。