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(回答先: 江戸時代の民間の鉄砲のほとんどは猟銃としての火縄銃でしょうね 投稿者 ponpon 日時 2004 年 7 月 30 日 17:36:33)
ponponさん 貴重な情報ありがとうございます。
【ponponさん】
実は私の実家(中国山地の農家です)に火縄銃があるのです。これはご先祖様がコレクターであったわけではなく、イノシシ退治に使ったと聞いております。私の郷里は山里なのでクマやイノシシが多くて危険なことも多い。そうした猛獣を倒すにはやはり鉄砲でないと弓矢や槍ではちょっと無理です。
一撃必中の名人芸ですね。弾幕を張る戦争とは全く異なる使い方でしょう。農民一揆
自体が誤解が多いのかもしれませんが、一揆、強訴、打毀しで鉄砲が使われたという
例も無いようです。例外は大塩平八郎の乱で大筒まで使っています。
あと鉛玉や火薬は貴重品だったと思いますし(自作っていうのは無いと思いますが)
入手に当たって何か規制があったのか興味がありますね。(鉄砲自体を規制するより
簡単かもしれない)
私も同居人も実家は農家の出ですが、火縄銃の話は全く聞いたことがありませんでした。
即断は控えますが、関東平野の農村や、漁労中心の農村(網野氏ではありませんが江戸
時代の区分でいうと水呑になるのかもしれませんが)ではそもそも必要がなかったかも
しれません。
【ponponさん】
しかし今田舎の農家で火縄銃が少ないのは、戦時中の金属の供出や終戦後に進駐軍がやってきて新しい銃刀法で刀剣や銃を接収したときに大量に接収されたからではないかと思ういます。私の実家の火縄銃も素人の私が見ても壊れており、修理不可能だから接収に出さなかったのだと思います。おそらくご近所にも数多く火縄銃があったことと思います。
遡ると秀吉の「兵農分離」になるんですが、軍事と結びつかない銃は武器ではなくタダの
道具ということでしょう。この辺はれれれさんへのレスで続けたいと思います。