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647万票対644万票という3万票足らずの僅差で陳水扁総統の再選が確定したと伝えられている。
台湾の総選挙については、民進党(陳水扁氏)と国民党(連戦氏)のいずれも支持するわけでも、いずれかを嫌っているわけではないことを断っておく。
投票日の前日(19日)に起きた「陳水扁総統銃撃事件」は、20日放送されたいくつかのTV報道を見て、陳氏陣営の捏造である可能性が高いと考えている。
(銃撃事件の報道を読んだ時点でその可能性もありとは思っていたが、その可能性が高いと考えたときは、政治的謀略事件が世界で頻発しているなかで民進党までも...と思ってけっこうショックだった)
「捏造」と考える根拠は、
● 銃撃直後とされる映像を見たが、オープンカーに乗っていた陳氏の足元にいた人が陳氏をかばったり避難させるのではなく、陳氏が着ていたジャンバーの前裾あたりに手を伸ばし動かしていたこと。
陳氏の足元にいた人が銃撃を受けたことを察知してあれこれしたのなら、さらなる銃撃を避けるため、なにはさておき、陳氏を座席足元などに伏せさせるなどの回避措置をとったはずである。
陳氏は、足元の人が腹部あたりでもぞもぞしているあいだも、オープンカーに立ったままにこやかに手を振っていた。
陳氏の足元にいた人の細かい手の動きはわからなかったが、銃撃に対応しようとしたというより、銃撃があったかのように見える細工を陳氏の着衣(ジャンパー)にしていたといったほうがもっとらしく説明できる動きであった。
銃撃を受けたことに対応するのであれば、身を隠すように陳氏の足元にしゃがみ込み、腕だけを伸ばしてこちょこちょ手を動かすといったものでははずだ。
● 今日の朝のフジテレビの報道番組で放送された銃創映像(腹部に横長にできた傷)に疑問を抱いていること。
陳氏本人は銃撃に気づかなかったほど軽い傷だとされている。20日午前中のフジテレビの番組で銃撃で生じた陳氏の傷の状態を映したとされる写真を流していたが、腹部に横長(15〜20センチほど)で赤く肉が盛り上がったものであった。(15針ほど縫ったと説明されていた)
腹部の形状から考えて、銃撃で横長に15〜20センチもの傷が出来たのなら、腹部の脹らみの頂点あたりでは組織の深いところを貫いていると思われる。
(銃創には詳しくないので詳しい方のフォローをお願いしたい)
腹部の銃創写真を見た印象を一言で言えば、メイクじゃないのというものである。
※ 銃撃時の陳氏の状況
「パレード沿道では歓迎の爆竹が鳴らされ、銃声はかき消されたもよう。地元テレビが放映した銃撃直後の映像は、陳総統は出血しているものの、負傷したことに気づいていないようだった。」(「台湾の陳総統が銃撃受け負傷、命に別状なし−総統選は予定通り [ブルームバーグ]【明日は陳氏が勝つのかな】」( http://www.asyura2.com/0403/war49/msg/755.html )
開票結果が3万票足らずの僅差であったということは、陳氏に投票したなかの15000人が連戦氏に投票していれば当落が逆転してしまう緊迫した政治情勢だったということを意味する。
前日の銃撃事件が陳氏への同情票を集めたとしたなら、銃撃事件がなかったときは、逆の結果だった可能性がけっこう高かったと言えるだろう。
陳氏自身が、「銃撃事件」の捏造を企てたりそれを事前に知っていたかどうかはわからないが、陳氏の周辺が陳氏の当選をめざして“策略”をめぐらしたということは十分に考えられる政治情勢だったのである。
さらに、3万票足らずの僅差でありながら、無効票が38万票ほどもあると言われている。
連戦氏は、「銃撃事件の真相解明」と「無効票の取り扱い」を理由に選挙の無効を訴えたと伝えられている。
無効票についてはその性格をあれこれ言える情報を持っていないが、銃撃事件については、“陳氏の当選を邪魔するために行われたもの”とじゃすんなり認めることはできない疑惑まみれのものである。
部外者の私がそのように思うのだから、連戦派の台湾人は、銃撃事件に不信感を募らせ、銃撃事件の真相を解明する動きを強めるはずである。
陳氏が圧倒的な優位で当選していれば、そのような動きを押さえ込むことができるかもしれないが、まさに国民が真っ二つに割れたと言える選挙結果のなかでそれは難しいだろう。
私は、ここ数ヶ月以内に陳水扁氏が「捏造された銃撃事件」の責任をとるかたちで総統を辞任することになると予測している。
陳氏が銃撃事件の真相究明をかたくなに拒んだりウソの上塗りをするかたちで銃撃事件を反対勢力の責任にしようとしたならば、台湾の政治的対立が激化し台湾社会が大きな混乱に陥ることになるだろう。
ここで書いたことは少ない情報を基にした推測でしかないので、台湾人及び台湾当局が銃撃事件の真相を解明することを切に願う。