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(回答先: 小6女児切られ死亡(西日本新聞) 投稿者 エンセン 日時 2004 年 6 月 02 日 13:04:16)
ネット書き込みでトラブル、殺すつもりだった
小6女児供述、両親立ち会いの聴取で
「殺すつもりで呼び出した」。長崎県佐世保市の市立大久保小(出崎睿子(えいこ)校長)で、6年の御手洗怜美(さとみ)さん(12)が同級生の女児(11)に殺害された事件。女児は2日までに佐世保署の事情聴取に、「ホームページの書き込みでトラブルになった。殺すつもりで呼び出した」と供述した。バスケットボール部に所属し、「チャット(会話)仲間」で仲良しだった2人。思春期の少女たちに何が起きたのか。小学校内で起きた前代未聞の同級生殺人は複雑で深い闇をはらんでいる。
【殺すつもり】
女児を補導した佐世保署は児童相談所に通告。相談所に保護施設がないため、女児は委託を受けた同署で一夜を明かした。
女児は当初、事情聴取に泣きじゃくりながら、「ごめんね、ごめんね」と話していた。
途中から両親も立ち合い、聴取を進めた結果、「HPの書き込みで怜美さんとトラブルになった。殺すつもりで学習ルームに呼び出した」と動機や殺意についても供述を始めたという。
長崎県警の吉野多実男・捜査1課長は昨1日の記者会見で、「頚(けい)動脈が切られている点、凶器の種類、現場の状況などを総合的に判断して、殺人事件とみている」と、女児の殺意をにおわせていた。
【私の血じゃない】
女児の供述などから、詳しい非行事実の内容が明らかになった。
「私の血じゃない」「私じゃない」。1日午後0時20分ごろ。女児は全身に血沫を浴び、泣きながら給食中の教室に戻ってきた。手には血が付いたカッターナイフを握り絞めていた。
担任教諭が「どうした」と問い詰めると、学習ルームを指先して「あっち」と答えたという。
担任が同じ3階の学習ルームをのぞくと、入り口付近に怜美さんがうつぶせのまま、おびただしい血を流して倒れていた。カッターナイフの刃も落ちており、怜美さんの激しい抵抗を物語る。
女児は給食の配膳中、怜美さんを学習ルームに呼び出したとみられ、司法解剖の結果、怜美さんは首を切られたことが致命傷の失血死だった。
【大の仲良し】
怜美さんと女児は仲良しのクラスメートだった。
佐世保市教委の関係者によると、女児と怜美さん、クラスのもう1人の女児の計3人が仲良しグループだった。3人はインターネットのチャットや携帯電話で、やりとりもしていたという。
2人はバスケットボール部にも所属し、一緒に汗を流していた。
怜美さんの同級生は「家の手伝いも積極的で、スポーツや勉強もよくでき、みんなが尊敬する存在だった」と話す。
女児も学校を休むこともなく、パニックに陥りやすいなどの問題もない普通の子供だったという。担任教諭も原因に心当たりがないという。
近所の主婦も「いつも通学のバスを、友人と楽しそうに停留所で待っていた」と話し、別の主婦も「テキパキとした、おとなしい感じの女の子だったのに…」と声を落とす。
【クレイマー、クレイマー】
殺害された怜美さんは、毎日新聞佐世保支局長、御手洗恭二さん(45)の長女。
御手洗さんは諌早(いさはや)通信部長だった平成13年9月に妻をがんで失い、その後は大学生の長男(20)と中学3年の二男(14)、怜美さんの3人を男手ひとつで育ててきた。
佐世保支局の3階で二男と怜美さんの3人暮らし。朝食や夕食、子供たちの弁当も御手洗さんが一人で作っていた。
怜美さんも今春、新聞記者として多忙な父を手伝うため、バスケットボール部を辞めていた。
【きちんと話して】
御手洗さんが怜美さんと最後の会話を交わしたのは、1日午前7時20分ごろ。登校する怜美さんに「忘れ物はないか」と声をかけると、「ない」と答えたという。
御手洗さんは「正直(会見に)答えたくないと思ったが、この仕事をしていて、逆の立場ならお願いする」と苦しい胸を内を吐露した。
女児には「娘と同じ学年の子だから、(自分がしたことを)どこまで把握しているか分からないが、落ち着いたら、きちんと話してほしい」と言葉を結んだ。
ZAKZAK 2004/06/02
http://www.zakzak.co.jp/top/2004_06/t2004060201.html