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(回答先: 「4日前に殺すつもりだった」と供述(毎日新聞) ― 加害女児、自分のHPで同級生への激しい憤りを綴る 投稿者 シジミ 日時 2004 年 6 月 03 日 07:28:52)
管理人コメント:投稿者は掲示板荒らしの別ハンドルだったようです。たぶん、作り話ではないかと。。。すみません。
正直、このニュースを見て、「ああ、とうとうここまできちゃったんだな」と
それには理由があります。
(一応、冤罪ではない、という前提で書きます。もし、冤罪の可能性が高くなれば、事件についての意見は変えますが、それでも一般論としての、小学生同士のチャットの危険性の存在は是非伝えておきたいと思います)
上の娘が、以前(中学生の頃)HPを運営していましたが、比較的子供の興味に合った内容のサイトだったため、掲示板(お絵かき系、チャット式になりがち)の掲示板に書き込んできたのは、殆どが小学生でした。
ほどなく、掲示板はめちゃくちゃに荒れていきました。
恐ろしいほどの中傷の嵐です。小学2、3年くらいがいちばんひどく、高学年になるにつれ少しは客観的になるものの、ちょっとでも気にさわる言葉を言う者があれば、敏感に激しく反応し、それまで和気あいあいムードだったものもたちまち罵りの応酬に変わっていきました。さすがにセクハラ的なものは少ないものの、どんな大人の荒れたサイトを見ても、ここまで恐ろしさを感じるものはみたことがないほどでした。まったく、壮絶なバトルです。ネット以外の世界が見えなくなっていて、その中で感情の嵐が吹き荒れている、他愛のないことにも異常なほどに神経質になり、ちょっとしたことにも取りつかれたようになって気になってしようがない、自分の全てを否定されたように感じてしまう、というような感じでした。娘は手に負えなくなり、掲示板からは手を引いて放置する代わりに、暫く日記などに書き込むだけにしていましたが、今度は度々管理人メールに誰々を何とかしてというような訴えが届くようになりました。
どうも、お互い顔見知り同士も結構いたようで、多分、小学校や塾などで、「こういうサイトがあるから書き込んだりチャットしたりしようよ」などと申し合わせていたのでしょうね。もう正に、トゲトゲしい泥仕合、という感じで、娘はそこまでになってもなぜ掲示板に執着し続けるのか分からないけど、多分生活パターンの中でそれ以外の選択肢がないのだろう、といったふうに認識しているようでした。ある意味で、無邪気で正直なため、個人情報をあけすけにしてしまう子もいました。男女比は、女子7男子3くらいの割合だったと思います。結局閉鎖せざるを得なくなりました。
ネットのやりとりには、大人でも感情の嵐が吹き荒れやすい、危険な側面があると思いますが、特に小学生位の子供は、状況判断がしにくい、感情の制御がしにくい、という状態がより強く現われてしまう気がするのです。
私が小学生の頃、仲のいい友達が、別の友達に自分の悪口や、変な噂話をしていることが、ふとした弾みで耳に入り、とても傷ついたりショックを受けた覚えがあります。
他の同年代の知人の中にも、そういう経験をしたと語った人は沢山いました。社会に出た今になってみると、何故あの程度のことであれほど傷ついたのか、不思議なくらいだと言っていた人もいました。それで、怒ったり、問い詰めたり、泣き喚いたり、口を利かなくなったり絶交したり(誤解を解いたり謝って単純に仲直りしてしまうこともありましたが)大人よりずっとあからさまな感情を出して、でも新しい友達を作ってあとはケロッとしたり。
でも、考えてみればお互いの顔が見えるので、快不快の感情は言葉になる前にすぐさま分かるし、その意味では対処しやすかったわけです。逆に言えば、普段は顔が見える、状況が見える分、相手の顔色やTPOも無意識にわきまえることができ、波乱が起きる前にとっくに対処していた、ということもあったわけです。集中的ないじめはともかく、友人同士の間のいざこざは、それで結局は丸く収まることが多く、いつまでも尾を引いてしまうケースは殆どなかったと思います(後に同窓会などで会って、当時喧嘩してもの別れになってしまった友人と、何事もなかったように懐かしく語り合ったなんてこともありました)。
しかし、ただでさえ、感情の起伏が生で激しい小学生くらいの子供同士のコミュニケーションが、フェイストゥフェイス(又は声の起伏がある電話口でのやりとり)でなく、顔の見えない、声も聞こえない空間でなされたら・・・。
日頃のストレスも手伝えば、子供の身に余る、とても抱えきれない程の否定的な感情のエネルギーに満たされ、取り憑かれたようになってしまうのは当然なこととさえ言えます。
かつてはそういう対話の可能性は想像したこともありませんでした。しかし、今や日常的な現実です(この阿修羅だってそうですよね)。
大人より、嘘をつくのは悪いことだと思っている子供もたくさんいます。ネットの上だからこそ、普段はいえない本音が出せる、と思っているのは、子供の方が多いかも知れません。また、いろいろな可能性を想定することによる状況判断も大人より苦手なことが伺えます(もちろん、ネットが親や教師などの仲裁者がいない空間だということも介在しています)。
例えば、噂や悪口の相手がログインしていないことをもって、ついその相手がロムしている可能性が抜け落ちてしまい、どうせ流れるからと思ってつい(日常のプライベートに顔をつきあわせたやりとりの延長のつもりで)、別の友人に相手の悪口や、日頃ちょっとウザイと思ってること、などを悪びれもせずに書いていたとします。その間実はその相手の子はシッカリ内容をロムしていて、怒りに目の前が真っ暗になりながらも、思いきってログインし、「今、私のこと○○って言ってたよね!!(怒マジでそんな風に思ってんのかよ!!」と割り込んできて、そこで初めて悪口を書いた子は、(え、見てたん?やべ!)と思い青くなりつつ、開きなおって「うん、そうだよ。悪い?」などと言ったりする(実際、これに近いシチュエーションのやり取りを見てしまったことがあります)。また、他の友達が誘ってクラスメイトの××くんが参加していたことを知らずに、××くんを物笑いのネタにしたようなことを延々と書き込んでしまっていたり。
表情も見えませんから、どこで止めるべきか、相手がどういう心理状態でいるかを知る手がかりもなく、あっというまにオーバーランしてしまうわけです。
子供同士のネットのやり取りの世界は、馬鹿馬鹿しいほどドラマティックな展開(笑)に満ちていると言えます。
最近、机に張り付かせて勉強をさせるのに、息抜きのためのパソコンを置く親も多いのではないでしょうか。こうすれば、何時間も机から離れないでしょうし、どこかに遊びに出かけたくなったり、ゲーム機の方にいったりして宿題を中断したりさせないで済みます。散らかしたり、騒いだりもしないでしょうし。昔なら、友達と一緒に誘い合わせて「○○ちゃんちで一緒に宿題しよ!そんで終わったら遊ぼ!」なんてことが結構普通にあったわけですが、今なら、わざわざ出かけなくてもパソコンに向かえば、一緒に宿題を解きあうことも可能です。便利だとは思います。
私は子供にパソコンをやらせてはいけない、と思っているわけではありません。
上の娘も小学校の高学年から少しチャットをやっていたこともありますが、どっぷりはまったことはなく、今では殆ど興味がなくなっています。
(そもそも、あまり学校にも行っていないし、勉強もさせたことがないから、かも知れませんが)。
その代わり、デジカメ写真を整理したり、グラフィックソフトで絵を書いたりということには結構集中しているようです。また、外遊びや、テレビゲームは昔から好きですが、家事や作業の手伝いにも集中しています。
下の娘(小6)は、そもそもチャットや掲示板の書き込みには今のところ興味はなさそうで、時々絵を書いたり、ゲームをやったりするくらいです。あとは、友達と外遊びをしたり、ボランティア活動的なことをしたり。
まあ、ただでさえ、以前の小学生荒らしチャットを見てしまったあとでは、とてもじゃないけど「やってらんない」気分になってしまったのかも知れませんが・・・。
そういう経験から、小学生にチャットや流れやすい掲示板にはまり込ませることは、かなりの危険性があると感じています。下手をすれば、自分を壊してしまいかねません。
今回の事件のようなことも、ある意味充分想像がついたほどです。少なくとも、険悪な掲示板のやりとりのあとで顔をあわせたら、お互い(またはどちらかが)耐え難いほどのストレスを感じてしまうことなどは、容易に想像がつきます。
ご両親は「子供が机に向かってくれるし、パソコンの学習は悪いことじゃないし、便利だから・・・」などという理由で放っておかない方がいいと思います。
子供に「ホットイテよ!」などと口答えされても、「20分以上のチャットはダメ!友達とは顔を合わせて仲良くした方がいいよ。子供のうちは、掲示板やチャットにはまると心に傷が残るから。ある意味で、お酒や麻薬みたいなものだと思ってみて」などとできるだけ理由を分かりやすく言って、チャットなどにのめりこむのを止めた方がいいと思います。
管理人コメント:投稿者は掲示板荒らしの別ハンドルだったようです。たぶん、作り話ではないかと。。。すみません。