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(回答先: Re: 本を読む人、読まない人 投稿者 長壁満子 日時 2004 年 5 月 28 日 20:03:37)
まず本を読むのにコストはかからないことを指摘しておきます。日本は世界的でも有数の図書館大国だと理解しています。(英国の図書館網の充実ぶりも半端なものではなく、ロンドンなどすべての町内に図書館があるという印象でしたが、昨今の活字離れで閉鎖される図書館が増えているのは寂しい限りです。)本を買う必要はありません。読みたい本は近所の図書館に取り寄せてもらえばいいのです。
あなたの文章を読むに付けても感じることは、「一体自分の母国語としての日本語に対する愛情・尊敬というものがあるのだろうか?」という疑問です。まるで国語をトイレットペーパーのように使い捨てているという印象さえあります。繰り返しで恐縮ですが「ハンドルとハングルを間違えたけどどうせ理解してもらえるだろう」というのは壮大な甘えというしかありません。このような言論姿勢ではあなたの論敵の説得は言うに及ばず、味方だって実のところ辟易、といったところではないでしょうか。
私は何も高邁な文章表現を云々しているのではありません。誤字脱字くらいはチェックするべきだといっているのです。最低限の推敲もしないで阿修羅のような一応公の場に投稿するというのは、あまりに横着な態度なのではないでしょうか。その背後には「自分はこんなに情熱的に反戦を訴えている、正しいことを世のためにやってあげているのだから、ちょっとくらいの間違いは見逃して当然だ」という驕慢さが見え隠れしています。
「文は人なり」と言います。一旦投稿・発表した文章は一人歩きします。それが読まれる度に著者がその場に居合わせて「いやそれはこういう意味でいったのです。それは誤解です。」などと釈明するわけにはいかないのです。だから自分の書く文章には責任を持たなければならない。「忙しくて推敲するひまがない。」というのが言い訳なのでしょうが、それなら投稿数を絞って精選した内容にすればいいことではないですか。ずさんな文章を沢山公表しても読む人の軽蔑を買うだけです。あなたが発表した文章は永久に阿修羅のアーカイブに保存されて将来に亘って多くの人が読むかもしれないのですよ。
「なぜ真意が伝わらないのかといえば温度差があるからだ」といいますが、それは自分に都合の良いきめつけにしかすぎません。言葉を正確に使うための最低限の努力さえ惜しんでいる人が、自分の意思が他人に伝わることを期待するのは所詮無理というものです。
それにあなたの投稿について最近とみに感じるのは、行間からにじみ出る、「分かっているのは自分(自分たち)だけだ。戦乱に苦しむイラクの人々の苦しみに敏感に同情できるのは自分だけの専売特許だ。」とでも言わんばかりの奢りです。この奢りがあるからこそ自分の意見に同意しない人に対して無差別に、罵声とともに「ゆでがえる!」というレッテルをはるのです。あなたはどうしても理解できないようですが、これは戦前の特高警察が言うことを聞かない人間に「非国民」というレッテルを貼って弾圧したのと本質的にはどこも変わらないのですよ。「ゆでがえる」を決める時あなたの頭の中にいる審判は、「長壁の一本勝ちいっ!」と叫んでいることでしょう。でも観客からすると「何言ってんの。この人ひとりでもがいているだけじゃないの」と思っているのです。以前のあなたの投稿にはもう少し謙虚さが見られたように思いますね。
このようなメンタリティの人は他人の批判も建設的に捉えるのでなく、何か宗教者の受難のように捉えがちです。批判されればされるほど、ますますそれが一途に進んでいくためのエネルギー源となってしまうのです。その結果周囲との距離は開いていくばかりです。
イラクでの米軍の振る舞いはまさしく鬼畜に等しい所業ではありますが、これには誰だって強い怒りを覚え、イラクの大衆には強い同情を感じているのです。でもあまりそういうことを感情にまかせて直裁に表現するのははしたないことだと考える人もいるのです。それが理解できないとしたら、想像力の貧困としか言いようがありません。臆面も工夫もなく感情的に「ひどい、あんまりだ」と叫び続けても、聞いている人は「またか、もう聞き飽きたよ」と辟易してしまうだけなのです。むしろなぜ米軍があのようなことをするのかその背景を知ることこそ問題の解決に近づくことだと考える人々も多いのです。
阿修羅をはけ口としてそうした感情のたかぶりをぶつけてみても、自分の欲求不満を解消するだけでほとんど問題の解決にはつながりません。街頭で署名運動することもそれなりに意義はあるでしょう。でもインターネットのような便利な手段がある今日、本当のワルに最も痛烈な打撃を与えられるのは、何と言っても真実を暴露して世の人々に伝えることなのではないでしょうか。911は米国とイスラエルの合作による自作自演だった、という命題の証拠を投げかけることができれば、そしてなぜ米英があせってイラクを侵略しなければいけなかったのかを暴露できれば、長期的に見れば「戦争反対」と念仏のように100万遍唱えるより、戦争をストップする上で100万倍ものパワーを発揮すると考えているのです。私は大した貢献はしていないのにこんなことを言うのは恐縮ですが、阿修羅はこの目的に資する強力な武器になると信じています。
断っておきますが他の投稿者が長壁批判を繰り返していることは私には何の関係もないことで、私ひとりでもこれはおかしいと思えば指摘します。人の尻馬にのるくらい人間として卑しい行為はないからです。共産党員であることも何の関係もありません。(もし日本で選挙する機会があればやはり共産党に投票するでしょうね。)でも失礼ですが今のあなたの投稿内容では、共産党のイメージダウンをもたらしているだけだと思います。
私の真意の10分の1でも伝われば幸いです。