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(回答先: Re: ロマンチスト(笑)からの反論 投稿者 NUE 日時 2004 年 6 月 22 日 00:31:28)
NUEさん、でんでんさん、どうもです。
TVの事例は不評のようですね(笑)
仮想とは言え、少し生々しいほうが感応を垣間見ることができて有意義だと思っています。
「この悪魔主義者めっ!」というお声も掛かりましたが、やっぱり、オレは世間とはズレた価値観を持っているのかなあ、と妙な感慨にふけっています(笑)
(実際にTVを見た者と私の説明から事例をイメージした人の違いがあることも影響しているとは思っています)
今回の事例を抽象すると(夫婦関係という重大事に関わる話ということも捨象して)、「状況に応じて“美意識”を本音(素直な気持ち)と建前(世間基準)で使い分けて生きている人」の話になると思っています。
私が事例の男に感動したのは、感応に関する「素直な気持ち」と「世間基準」がごちゃまぜになっている傾向もあるなかで、「素直な気持ち」と「世間基準」を自覚的に、かつ、功利的に使い分けている生き様に対してです。
「おいしい」と味覚までもが、素直な気持ちではなく、「あの評論家や雑誌・TVがここはおいしいと言っていた」という知識に影響されたり、「これをおいしいと評価できないと自分の味覚が疑われるかも」といった脅迫観念で歪められる傾向にあります。
(このため、お互いがおいしさに得心がいかないのに、「やっぱり、ここおいしいね」と言い合ったりもする)
「女性の美」も(「男性の美」もですが)、雑誌やTVそして映画が提示する美の基準が大きな影響を与えているように思える(笑)
そして、男性に関しては活動能力も重要な評価ポイントになっているが、女性に関しては、見るもの(飾り物)としての美がけっこう大きなウェイトを占めている。
(かつての「anan」は従来的女性美に抗するような美の基準を提示したが、別種の世間基準であることに違いはない)
「素直な気持ち」と「世間基準」を自覚的に使い分ける行為は、けっこうやられていると思っています。
サラリーマンは、会社や仕事相手との関わりでその連続とも言える生き方をしているはずです。
子供たちも友人との会話で、たとえば、演歌を聞くのが好きなのに、それはみっともないという世間基準がわかっているので、「音楽は何聞いているの?」と聞かれたら、「ロックやヒップホップ」と答えてしまうこともあるのでは?、と思っています。
事例の男性については、自分の生き様や「世間知」と「素直な気持ち」の違いに関する考え方を妻にきちんと説明していなかったことで思わぬ問題を噴出させたことのみしか非がないと思ってしまうのは、悪魔崇拝者の片割れである私くらいなんでしょうかね?
【でんでんさん】
>二組の若いカップルがすれ違った際、男は相手の女性を見る。 女性は相手の男性を
>みるのではなく、女性をみる ・・・って心理が判ります?
事例の男も、そういう世間基準に従って、レンタル美人偽妻を社交の場に連れていったのだと思っています(笑)