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(回答先: TVの事例は不評のようですね(笑):NUEさん、でんでんさんに共通のレス 投稿者 あっしら 日時 2004 年 6 月 22 日 16:06:32)
> 仮想とは言え、少し生々しいほうが感応を垣間見ることができて有意義だと
> 思っています。
ここは同意です。
> 「この悪魔主義者めっ!」というお声も掛かりましたが、やっぱり、オレは
> 世間とはズレた価値観を持っているのかなあ、と妙な感慨にふけっています
> (笑)
はい。ふけって、ふけって……違うか(笑)。
> 私が事例の男に感動したのは、感応に関する「素直な気持ち」と「世間基準」
> がごちゃまぜになっている傾向もあるなかで、「素直な気持ち」と「世間基
> 準」を自覚的に、かつ、功利的に使い分けている生き様に対してです。
・・・
> 事例の男性については、自分の生き様や「世間知」と「素直な気持ち」の違
> いに関する考え方を妻にきちんと説明していなかったことで思わぬ問題を噴
> 出させたことのみしか非がないと思ってしまうのは、悪魔崇拝者の片割れで
> ある私くらいなんでしょうかね?
いや、そういう感覚って置かれた状況で相当に左右されますからね。僕があっしらさんと同じ状況にあれば、同じように感動した可能性は十分にあります。僕が感動できなかったのは、そういうエリートの世界とはまったく関係のない場所で生きているから、よーするに「オチこぼれている」だけの話かもしれません(笑)。
余談ですが、「(いかなる)戦争もいけない」というのは、戦争という状況が、その価値観をとんでもないものにしてしまう、人間にそういう状況の中で生きることを強制するからだと思います。大儀というのはそれを中和する働きを持つ、つまりはその異常事態を「仕方ないもの」として受け入れさせる機能を持っているんだと思います。が、逆に言えばそういうものでしかなく、大儀、大儀と振り回すようなものでもないということですね。
> 「おいしい」と味覚までもが、素直な気持ちではなく、「あの評論家や雑誌・
> TVがここはおいしいと言っていた」という知識に影響されたり、「これを
> おいしいと評価できないと自分の味覚が疑われるかも」といった脅迫観念で
> 歪められる傾向にあります。
・・・
> 「女性の美」も(「男性の美」もですが)、雑誌やTVそして映画が提示す
> る美の基準が大きな影響を与えているように思える(笑)そして、男性に関
> しては活動能力も重要な評価ポイントになっているが、女性に関しては、見
> るもの(飾り物)としての美がけっこう大きなウェイトを占めている。
これはこれで面白いですね。美意識ということで言うなら、僕は「女は愛嬌、男は度胸」に尽きます(笑)。あっしらさんも指摘された「美人は三日で飽きる(ブスは三日で慣れる)」というのも、これのパラフレーズですね。あるいは「気だてがいい」というのも似ているように思います。
これらに共通するのは「飾り物の美」に対する無頓着さ(笑)です。んなのどーでもいいよ、という庶民感覚。それがなぜあまり流行らなくなったのかというと「ミスコン」の影響もあると思います。これもある種の文化侵略(爆)ですね。飾り物としての美的基準をああでもないこうでもないとこねくり回しているうちに、生活レベルでの美、日常感覚での美をどこかに置き忘れてきてしまったのかもしれません(というとかっこよすぎで赤面しますが)。
以前にあっしらさんは「今の若い人たちの美意識を変えるのは至難の業」だと仰ってましたが、僕は基本的に「本来の感覚(素直な気持ち)が失われたのではなく、別のモノ(世間基準という情報)で覆われてしまっているだけ」だと思ってます。なので、世間基準と素直な気持ちの使い分けというのは、結果的に世間基準の強化につながるわけで「善き戦略」とは言えないなぁと思うのですよ。