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11.何故アメリカは日本を金融占領する必要があるのか
ここで、どうしてアメリカは日本の金融占領を目論んでいるのか、について私がアメリカに代わって立てた戦略を説明する。アメリカ企業にはSPE(Special Purpose Entities)に隠した3兆ドルの不良債権があり、これを償却出来るだけの資産はアメリカの銀行にも政府にも無い。従って、現在はSPEに隠した損失を黙認し、アメリカの金融会社を見かけ上健全にしておかざるをえない。そこで彼らが目を付けたのが日本人の持つ莫大な貯金である。それでは日本人の貯金をアメリカが取り上げるにはどうするか。
1.郵便貯金を民営化する。
2.日本の大銀行多数を乗っ取り、アメリカの金融企業の支社にする。
3.その後アメリカ企業にSPE禁止令を出し、隠されていた不良債権を日本の銀行と郵貯を乗っ取ったアメリカ金融企業に償却をさせる。即ち、日本人の貯金を使ってアメリカの不良債権全部を額面で買い取る。
4.日本にある資産を使い果たしたならば日本支社を破綻させ、日本から撤退する。
現在、日本の現金と預貯金の総額は950兆円と言われているから、その三分の一で不良債権を償却出来る。従って、充分達成可能な目標である。言い換えれば、日本人は貯蓄の三分の一を失う事になる。
3兆ドルもの債権を短期間で買うとドルが猛烈に高くなるから、そんな事は出来ないと思われるかも知れないが、実は殆ど外為に変化無しにやれるのである。日本は既に3兆ドル分のアメリカの有価証券を貯蓄で買っているのだから、日本の金融機関を乗っ取った後、証券所有者の名義を書き換え、無価値の証券を日本人所有にすれば良いだけの事だ。書き換えが完了してから、実は当行は大損害を出しました、と言って破産申請をし、幹部達はさっさとアメリカに逃げれば良い。
この一連の工作をするには多数の日本人協力者が必要な事は明らかだ。日本にある外資系金融会社で働く日本人は自分達の貯金をアメリカに略奪されると知りながら仕事をしているわけでは無い。この謀略を遂行するには先ず外資金融会社に日本の元銀行幹部と官僚幹部達を高給で天下りさせる。内閣府特命大臣の竹中氏もこの候補者の中に入っているだろう。彼ら幹部にはアメリカの不良債権を日本人の貯金を使って買い取らせる計画を実行の寸前に知らせる。彼らは国家反逆者だから勿論アメリカ政府から手厚い保護を受ける事になっている筈だ。日本の大銀行が一斉に倒産したために日本の世情が騒然としてきたならば彼らは素早くアメリカに逃げるだろう。
第7章の終わりに私は日本人は外資金融会社を徹底的に排除せよと言ったが、グローバリストが上に述べた戦略を遂行するのを不可能にする為に最も効果的な方法である事を理解して頂けたと思う。日本人が肝に銘じて覚えておかなければならない事実は、外国人が続々と乗っ取っている日本企業を買うお金は日本人が彼らに貸したお金なのである。日本人が彼らから借金した末に抵当として取り上げられたのでは無いのだ。つまり、日本人はわざわざお金を貸してやって彼らの奴隷に成り下がろうとしている。
通常はお金を貸す方に権力があり、借りる方が従属するものだ。現在日本政府がやっている事は前代未聞、人類史上類を見ない、論理を逸脱した馬鹿げた事なのである。そして、一度彼らの支配下に入れば、流血革命を起し日本に居る外国人を国外追放しない限り、未来永劫彼らに生き血を吸われ続けるのだ。これは余りにも馬鹿馬鹿しく又恥ずかしい事だと日本人が思わないとすれば、気が狂った証拠である。この異常な日本人の行動は欧米崇拝に基づく。もし相手が日本人なら絶対に同じ事をしないからだ。欧米崇拝になった理由は冒頭に述べた様に日本哲学の欠如にある。そして、それは日本の学校に於ける論理教育の欠如に繋がるのだ。
(続く)