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(回答先: 中3長男に食事与えず虐待、父親ら逮捕…大阪(読売新聞) ”3―7日に1回程度しか食事を与えず、体重は24キロ、意識不明” 投稿者 シジミ 日時 2004 年 1 月 25 日 14:09:35)
また胸糞が悪くなる事件だ。
人間の社会性が壊れていく様を、毎日のようにその痕跡を見せ付けられている気分がする。
虐待されている子供達にはできる元気が残っているうちに家出を勧めたい。
せめて児童相談所や保護施設へ駆け込むだけの知恵を学校で与えるべきだ。
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鬼畜“両親”の行状…大阪・中3長男虐待 --- 餓死寸前、脳障害、腰の一部壊死
中3の長男が虐待を受けていた自宅マンション=大阪府岸和田市南町
骨と皮状態で脳障害、腰の一部が壊死(えし)する無残な姿に「人間として許せない」。大阪府岸和田市で起きた中3の長男(15)虐待事件に、府警幹部は声を震わせた。体重は小2男児の標準(24キロ)並み。目からは光が消え、生への望みさえも完全に絶たれていた。「しつけが過ぎた」と一部容疑を認めた父親だが、愛人と3カ月も食事を与えないまま暴行を加え、6畳間で軟禁を続けた。今も意識を取り戻せない長男。学校や行政、社会はなぜ、救えなかったのか。
【鬼父と“鬼母”】
捜査1課に殺人未遂容疑で逮捕されたのは、長男の父親、烏野康信容疑者(40)と内妻の川口奈津代容疑者(38)。
調べだと、2人は平成14年6月ごろから長男の食事を減らしたり、数日間絶食させたりして衰弱させ、昨年8月ごろからは歩けなくなった長男を自宅6畳間に軟禁。食事を与えずに放置して殺害しようとした疑い。
長男は昨年11月2日、通報を受けた救急隊員に助け出され、病院の集中治療室に収容されているが、低血糖症や脳萎縮(いしゅく)で昏睡(こんすい)状態が続く。夫婦は1度も見舞っていない。
【餓死寸前】
烏野容疑者の自宅マンションに駆けつけた救急隊員は、わが目を疑った。
「とても15歳の男の子だとは思えない」
体重は24キロ。意識はなく目や口を開け、肌は真っ白。呼吸と意識が非常に悪く、寝返りできない床擦れで尻の皮膚が壊死し、餓死寸前だった。
「4日前から病気で食事を取らなくなった」。烏野容疑者はまともな父親を装ったが、隊員は「数日食べなかったやせ方ではなく、長期間何も食べていないほどやせ細っていた」と虐待の疑いで警察に通報した。
【明るかった長男】
10代へのネグレクト(養育放棄)は国内でも極めてまれで、ベテラン捜査員も凍りついた。
夫婦は13年ごろから同居を始めた。長男は虐待を受ける前は明るい性格で、中1には学年代表を務めていた。
14年6月ごろから、浴槽の汚い水に顔を何度も付けられるなどの本格的な虐待が始まった。1週間も食事をもらえなかったり、許された時にだけ洗面所の水を飲んで、ようやく命をつないだ。
部屋に監禁し、青いビニールシートを敷き、そこで用便をするよう強要された。逃げ出しては連れ戻され、体罰の日々。長男の「ごめんなさい。やめて」という叫び声がむなしく響いた。
【無責任な中学】
長男が通う中学校の校長は虐待の可能性を認識していたことを認めたが、「児童相談所が対応してくれると思っていた」「虐待がない場合、保護者との関係修復が難しい」と弁解した。
長男は2年の2学期から、欠席が目立つようになり、やつれた様子を見せ始めた。本人は「何も変わったことはない」と答えていた。
【児童相談所も】
中学校側から昨年連絡を受けた児童相談所「大阪府岸和田子ども家庭センター」の中塚恒子所長は「非常に強い衝撃を受け、誠に遺憾」と対応の不手際を謝罪した。
昨年4月に中学校から「長期欠席をしている生徒がいる。登校時もやせており、虐待の疑いがある」と連絡が入り、川口容疑者と2度話し合ったが、その後は調査はせず、虐待を認識することはなかった。
【“鬼母”が扇動】
川口容疑者が、烏野容疑者が長男に暴行を加えるように仕向けていた疑いも浮上している。
昨年6月、実母(35)の所に逃げ出した二男(14)の話だと、川口容疑者が長男に就寝中の烏野容疑者を起こさせ、「何で殴るんですか」と文句を言わせた。烏野容疑者の怒りを招き、虐待がエスカレートした。
【親権変更の調停中】
実母の弁護士によると、実母は「もっと早い時期に知っていれば何とかできたのに」と無念さをにじませた。
離婚後、経済的理由で親権を手放した実母は、虐待の事実を知った昨年6月末ごろ実父側の祖父母を通じ、少年の引き取りを要請した。交渉は進展せず、12月中旬に大阪家庭裁判所に親権変更を申し立てていた。
ZAKZAK 2004/01/26