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(回答先: Re: 嘘つき小僧ブレアの正体 投稿者 Westerfluss 日時 2004 年 1 月 25 日 03:29:11)
Westerflussさん
英国はユーロには入らないというより、入れないでしょう。理由は今蔵相をやっているゴードン・ブラウンがユーロ嫌いであり、嘘つき小僧が首相の座に居座ったとしても、蔵相の反対を押し切ることは、まず不可能。そもそもユーロ参加は国民投票が前提の大事業ですが、これをやれば大差で反対派が勝つことになるのは必定。(世論調査では65%ユーロ参加に反対している)もし保守党が政権を執った場合としても、党首(首相となるが)マイケル・ハワードはやはりユーロ参加絶対反対の立場で一貫しているので、まずあり得ないと見ます。
もう一つドイツとフランスが昨年秋に、欧州安定成長協定を反古にしたこと(財政赤字が3%を超えてたのに、何のかんのと政治力でイチャモンを付けて、ペナルティを適用されなかった、これを見るといかにユーロの基盤がいかにインチキなものかよくわかる。)で、もうユーロは完全にタガが緩んでしまったのです。こんな基本的な問題で規律が保てない統一通貨制度そのものに将来はありません。そもそも金利と税率は各国の地域性・国民性を反映した一種の文化なのに、それを中央集権的に統制するのは最初から不可能な話で、ブリュッセルのEU官僚の美辞麗句を間に受けた国々は、後で大泣きする羽目になるでしょう。もう泣いているか?(アイルランドなどはインフレで困っているのに、金利決定権を放棄してしまったために、金利による金融政策はもう取れず、往生している。)