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反戦平和護憲+“弱者保護”政治勢力が進むべき道 − 衆議院で公明党を超える議席の獲得 −
http://www.asyura2.com/0311/senkyo1/msg/501.html
投稿者 あっしら 日時 2003 年 11 月 11 日 18:39:23:Mo7ApAlflbQ6s


反戦平和護憲+“弱者保護”政治勢力の惨敗は、それがメディアで大きく喧伝されないことに明瞭なかたちで象徴される惨敗であった。

反戦平和護憲+“弱者保護”政治勢力が国会の2割から3割を占めて欲しいと思っているが、現在の政治力学に照らせば、衆議院で1割の50議席ほどを占めるだけでも現実政策に大きな影響力を行使できると考えている。

自民党が衰退傾向を見せる一方で民主党が伸張傾向を示した今回の総選挙で、かつてのように単独政党が政権を握ることは困難な政治状況になったことが明かになった。
その象徴が、政党がガチンコ勝負する比例で民主党が第一党になりながら、小選挙区では自民党が第一党になったことである。
自民党は、創価学会に依存しなければ、小選挙区でも第二党になっていたはずだ。

保守新党が自民党に合流する決定を行ったことで、政治勢力の対立構造はより見えやすくなった。
自民党+公明党 Vs. 民主党 Vs. 社民党 Vs. 共産党 という構図である。
反戦平和護憲+“弱者保護”政治勢力は、国政ベースでは社民党と共産党である。

現在合わせて15議席の二つの政党が次の総選挙で合わせて50議席を採るための協力体制を組めば、理念はともかく現実政策を大きく変えることができる可能性がある。
現実的に考えれば、民主党が200近くの議席を獲得し、反戦平和護憲+“弱者保護”政治勢力が、いかにして自民党及び公明党の議席を奪って50議席を確保できるか、少なくとも公明党よりも多い議席数を獲得するかということである。

自民党も民主党も単独過半数が取れず、反戦平和護憲+“弱者保護”政治勢力が公明党(現在34議席)よりも多い議席数を獲得していれば、反戦平和護憲+“弱者保護”政治勢力が最優先とする政策条件を受け入れる政党が政権を手にするか、政党を超えた多数派工作の結果で政権が生まれることになる。

(政党の再編につながるだけでも大きな意義があると考えている)

この戦術を有効にするためには、前提条件を受け入れる大政党があるのなら別だが、連立相手を予断してはならない。
政策条件を受け入れるのなら自民党であっても連立するという構えが重要である。
理念や政策よりも政権(権益)維持を優先する自民党のほうが擦り寄ってくる可能性もある。亀井静香氏に代表されるように、民主党内左派よりも左翼的な理念を持っている政治家も少なからずいる。小泉首相でさえ、下野時代は社会党とのねじれ連立に動いた経歴を持っている。
とにかく、二大政党を天秤にかけて、よりましな政党を選択しなければならない。


理念主義者は財界と結びつき戦争推進に狂奔している自民党と組むなんてという反応をするのだろうが、そのような稚気的思考をしているあいだに創価学会擁護政治勢力である公明党が政権のキャスティングボードとしての存在感を高めているのである。
(落選した山崎拓氏だって、今回の反省(創価学会票が全部取れなかったことだけども)を踏まえ、次回での再起を賭けて創価学会に必死に擦り寄る策を採るはずだ)

創価学会=池田大作氏擁護政治勢力である公明党=創価学会も、低所得者を主たる構成員とし、宗教的立場から反戦平和を建前にせざるを得ない政治勢力である。
創価学会=池田大作氏擁護が叶うならどことでも組むのである。

(※『自民党や民主党は「比例は公明に」と公言する公認候補者をなぜ除名しない − 公明党・創価学会に政治的立場が筒抜けという重大問題も −』( http://www.asyura2.com/0311/senkyo1/msg/335.html )参照)

善悪や好き嫌いを別にして、宗教勢力が極めて現実的な政治力を駆使しているのが公明党=創価学会である。
その一方で、科学や唯物論を唱える共産党は、理念主義という観念論にはまって“利敵行為”にうつつを抜かしている。
(引退した野中広務氏でさえ、小選挙区で土井たかこさんを落選させた兵庫県民の見識を嘆いていた。嘘のプロパガンダで後ろから刺した共産党は重犯罪政党である)

共産党が改めずに“1000年共産党”(いつかは歴史が自分たちの正しさを証明すると信じ、現実的対抗力の増大よりも党勢の増大に重きを置く日本共産党を揶揄したもの)であり続ける限り、共産党自体が政治的対抗力(議席)を減らし、反戦平和護憲+“弱者保護”政治勢力も全体として衰退することになる。

無自覚なんだろうが、身の丈を知らなければ現実も知らず、「国民死して共産党の旗が残る」をよしとするかのような政治活動を行なっている政党がどう変わるかにこの戦術はかかっている。

25万人か40万人か知らないが創価学会に次ぐ多数の献身的活動者がいて今回の総選挙でも400万票を獲得した共産党が自ら変わるか解体されない限り、反戦平和護憲+“弱者保護”政治勢力は、遠くで危機に警鐘を鳴らすだけの阿修羅サイトと変わらぬ存在で終わることになる。

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