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(回答先: Re: ちばてつや「家路１９４５〜２００３」ビッグ・コミック２００３/１０・２５号 投稿者 愚民党 日時 2003 年 11 月 13 日 11:18:56)
愚民党さん、こんばんは。大作のレス、ありがとうございます。
中々ゆっくり考えをまとめる時間がとれず、遅くなってすみません。
きっとあなたは純粋に「思想」を信じて活動されていたのでしょうね。
30年、と言う期間は単に私がそういう事を眺めてきた時間、というだけで、
1973年に特に意味はないので気にしないで下さい。
４．１１％は希望かも知れませんが、奴等から見れば「どうでも良いこと」です。
そのぐらいの×票が入っても、
「別に罷免されるわけじゃ無し、ちょっと神妙なコメントでもしときゃ良いだろ」
ぐらいにしか思っちゃあいないでしょう。
そこにいくら「思い」があっても、ちょっと聞いてやるふりだけしとけば良いことです。
「思い」のこもった４００万票よりも「面白半分」の４千万票の方が恐ろしいんです。
私ならまだ山崎拓氏の落選の方に希望を感じますね。
「与党の副幹事長（でしたっけ？）でも落ちる！」事の方にね。
自民党の誰かが「無党派層は、幽霊のようなものだ」と言っていました。
山崎氏はその「幽霊」に取りつかれたわけですね。
これが「総理大臣でも落ちる！」になれば日本は変るでしょうね。
良い方へか悪い方へかは判りませんが・・・。
私の言いたいことは、中々貴方には理解していただけないでしょうね。
無理もありません。貴方が信じてきたものを否定することですから。
私はいわゆる無党派層、政治的な組織からは一歩も二歩も離れたところから眺めてきました。
「外」から眺めてみれば、左翼運動と言うのは体の良い「権力の補強装置」にしか過ぎないんですよ。
「不満分子を吸収し、適当にストレスを発散させるが、決して多数派にはなれない」存在として。
もちろん、中にいる人間の大半は本気で「権力に対抗している」と思い込んでいる訳ですが、
結局は奴等に上手く利用されて、不満分子のあぶり出しと孤立化に協力してきたとしか見えません。
「赤い」集団は連中にとっては都合のいい存在です。目障りな新興勢力に近づけてやれば
後は自動的に入り込んで増殖して、周りから白い目で見られて孤立していくわけですから。
社会人ならなおさらのことです。自分自身ならまだしも、よっぽど無責任な人間でなければ
妻や、子供が周囲から孤立したり、白眼視されるリスクを冒すわけにはいきません。
貴方のおっしゃる「歴史」も私たちには興味の無いことです。
コップの中の争いでしかありませんから。
「保守ｖｓ革新」の構図自体が茶番劇にしか見えないのですから、
革新（?）勢力の中での争いなんて「なーにやってんだか。」としか思えません。
私の学生時代にも学生運動の生き残りの様な人がいました。
私から見れば彼らの主張も創価学会やエホバの証人の勧誘も変りありません。
難しげな言葉を使い、口角泡を飛ばして「教え諭してやる」と言う態度で。
結局は自分たちの世界観を主張するだけで、まともに会話することもできない。
疑問を投げ掛けても「本に書いてある」「誰がこう言った」、自分の言葉で話すことはありません。
「政治の話なんてするのはロクな奴じゃない」そう思わせるに十分な存在です。
貴方も私の投稿を見て「教えてやろう」と思われましたか?
「元左翼」はいわゆる「転向」した人、と言うつもりだったのですが、
やはり「権力の補強装置」の一員であった事を自覚していないように思えます。
そういった「保守ｖｓ革新」の組織同士の選挙、となればどっちに関わるのもまっぴらごめん、
ですから投票のしようがないですよね。そして投票率は下がり続けました。
自民党は、資金も組織も使う必要はありません。
ただ、抑えるところと放すところをすこ〜し手加減するだけですね。
貴方は「読書して、勉強した」つもりかもしれませんが、洗脳されていただけではありませんか？
一度教科書を捨てて、誰かに与えられた言葉を捨てて、自分の言葉で、考えてみませんか?
漢字だらけのアジビラから離れて、「やまとことば」で話してみませんか?
「支持する」政党でなければ投票してはいけませんか?棄権するんですか？
落としたい候補の対抗馬の候補に投票するのは「邪道」ですか?
「支持政党が無いから棄権する」そんな発想を喧伝している人もいます。
一例を挙げれば木村愛二氏などもそうですが、権力にとっては非常に都合の良い人物ですよねえ。
「今の政治に不満があるのなら投票なぞするな」と言っているわけですから。
組織票で確実に一定数の票を集められる候補には有難い存在です。
御自身は自覚しているのかしていないのか良く知りませんが。
残念ながら確かに今の状況は「最悪」を選ぶか「次悪」を選ぶかの選択になっている感は否めません。
だからと言って土俵からおりることは組織票を持つ連中の応援をしているだけです。
その日の気分で投票しても良いんですよ。名前の字画で決めても、阿弥陀籤でも良いでしょう。
「読めない」票が増えれば組織票に胡座を掻いていられなくなります。
「不真面目だ！」と怒られるかもしれません。
でも、真剣に考えた棄権より適当に投じた一票の方が「行動」なんですよ。
阿修羅の中でも「支持したい候補がいないから棄権する」という書き込みをよく見かけました。
それでほくそ笑んでいるのは誰でしょう?組織票を持っている候補では無いでしょうか?
棄権よりは「コインの裏表で一票」の方がマシです。
「結果が読めない」ぶんだけ候補者は真剣にならざるをえませんから。
選ばれたのが変な奴だったら?次の選挙では確実に落としましょうよ。
姿の見えない「幽霊」を恐れてもらいましょうよ。
まあ、「組織」など持たない一個人の夢ですが。
そのぐらいの夢は持ってもいいでしょう。
＞ジョン・レノン「イマジン」が、われわれ庶民を魅了するのは
＞「夢や、理想や、世界平和」のなつかしいメロディがあるからだと感じます。
そして、何よりも彼自身の言葉であるからだと思います。
私にとっては異国語ですが、それでも聞いていると涙があふれてきます。
愚民党さん、有難うございました。
題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。