現在地 HOME > 掲示板 > 不安と不健康5 > 467.html ★阿修羅♪ |
|
(回答先: 三重発電所爆発、CO継続検出したのに県に報告せず(読売新聞) 投稿者 シジミ 日時 2003 年 8 月 22 日 05:11:48)
県企業庁のRDF発電所
“想定外”事故対応できず
爆発事故を起こし、稼働再開のめどが立たない県企業庁のごみ固形燃料(RDF)発電所。循環型社会の先駆け施設として登場したが、事故とともに、新技術を熟知した専門家を配置していないまま運営されていた実態が浮き彫りになった。次々と発生する“想定外”の事故等に対応できない状況に、住民をはじめ同発電所にごみ処理を頼る自治体関係者からも不安の声が上がっている。 (RDF事故取材班)
「われわれはRDFの専門家ではない」−。二十日夕、爆発事故の現場で行われた記者会見。県企業庁と管理を請け負う富士電機幹部が、互いに責任回避するかのように“素人ぶり”を訴える姿に、住民らは驚いた。「だれも専門家がいないなんて−」。地元や関係者の間で、不信と不安が一段と高まった。
県企業庁は、二十一日の会見でも「RDFが高温になったらどういう影響が出るのかよく分からない」と、RDFそのものについて、ほとんど知識を持ち合わせていない実態をさらけ出した。
爆発した貯蔵サイロには稼働当初、内部のRDFの状態を把握するための計器類はなかった。昨年十二月のRDF燃焼事故後、二月下旬になって温度計を設置。その後、福岡県のRDF発電所が、サイロ内で一酸化炭素濃度を測定をしていることを知り、四月から測定を始めた。しかし、計器設置まではせず、外部でサイロから漏れたガスを携帯測定器で測るという“付け焼き刃”的な対応を続けていた。
地元・多度町のある無職男性(62)は「素人集団が発電所を動かしていたとしか思えない。お遊びじゃないんだ」と怒りに体を震わせる。
同発電所にRDFを運びこんでいる市町村などでつくる県RDF運営協議会長の今岡睦之・上野市長も「RDFを熟知する人員を早急に配置してほしい」と、広がる不安を払しょくする対応を強く求めている。