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(回答先: 大衆小説は未来を予言する 投稿者 ビルダーバーグ 日時 2003 年 6 月 10 日 11:20:35)
あっしらさん(すみちやん)、早速のレス恐縮です。
少し訂正をします。ナジブラ政権の最も有能な軍幹部だったドスタム将軍が、ムジャヒディン側に寝返ったのは、93年ころですから、80年代に書かれたアフガンがテーマの軍事冒険小説に「ドスタム」の名前が出るのは、おかしい気もします。まあ、ドスタムという名はウズペク人では、珍しくないようですので、一般的な名前として「ドスタム」を使っただけで、後のドスタム将軍を指してはいないのかも知れません。
マスードも有名になるのは89年ころのようですが、前後関係はキチンと確認していないものの、マスードの名前が出てくる小説はかなりあります。それだけ「有名なヒーロー」だったのでしょう。あと10年もすると、オサマビンラディンがブロフェルドをしのぐ”悪役”としてあちこちに(ハリウッド映画にも)出てきそうですね。
ついでに、今、公開中の「エニグマ」という映画は非常に面白い。ご存知の第二次大戦中のドイツの暗号「エニグマ」の解読秘話です。ミックジャガーがプロデュースしていますが、新潮文庫で出ている原作を含め、米国のSNA(パズルパレス)の前身のような組織が英国にあったことや、カチンの森の虐殺の真相など、情報戦の実体がよく分かります。ちなみにこの原作はノンフィクション、つまり実話です。まもなく、映画はクロージングらしいですから、会社をさぼってでもご覧になっては如何。新宿のシネマスクェア東急などでやっています。