現在地 HOME > 掲示板 > 議論11 > 130.html ★阿修羅♪ |
|
日本の税収はたったの40兆円しかない。毎年の国家予算はおよそ80兆円。毎年、40兆円を国債で借金して予算を組んでいる。50万円の月収の家族が100万円、毎月使っているわけだ。これでは倒産するのはあたりまえ。現在、国と自治体の借金総額1200兆円を超えてどんどん膨らんでいる。
40兆円の範囲内で暮らすことを考える必要がある。まず、医療費が30兆円というのが異常なのだ。40兆円しか収入がないのに、そのうち75%が医療費だ。これは倒錯した社会だろう。つまり医療観が根本的に間違っている。高度医療などといって、高額な分析機械を買っている。がんになれば手術、化学療法、放射線しかない、いまだに。でこれが馬鹿に高い。製薬会社など米国も日本も不況知らずで今年も空前の最大利益を上げている。国民の懐はやせ細り、製薬業界は笑いがとまらない。企業が儲かり、国民が資産を巻き上げられる構造になっているのが医薬業界。さらに病院も民営化するという。公営であろうと民営であろうと、医療観が同じなら、国民が払う金は馬鹿高いことは同じ。民営化すれば、国民健康保険も最終的になくなることを意味するから医療費用負担は大変なことになる。
健康を低いコストで維持し、あるいは、がんになっても、安い費用で治す方法はいくらでもある。この方向へ変わらない限り、収入の75%が医療費という構造はまったくかわらない。いったん、日本が破綻したところで、西洋医療でいくなら、国民は貧しさからはぬけでることはできない。民営化すれば、税金から医療が払われない分、個人が直接負担をすることになる。
農業も化学肥料を使わず、すばらしい結果を生み出す自然な農法もある。高額化学肥料で土地は死に、出来た食べ物で健康を害している。西洋近代の方式はやたら無駄なコスト、カネがかかるのだ。西洋のものの見方を脱すること。これが国家財政をたてなおすのに基礎の基礎なのだ。これを経ないなら、何をどういじっても貧困化する構造はかわらない。アフリカに近代農法を持ち込み、IMF世・銀行から借金させ高い化学肥料を買わせている結果、土地は荒れ、病気が増え、それをあがなう費用をまた借金させられ、悪循環となりすべてのアフリカの国家が破綻していっている。近代経済システムは、社会や人間を貧しくする構造を実はもっている。
日本の財政運営でもこのような視点がないのだから、破綻は必死であると同時に、破綻から立ち上がる道筋もありえない。同じことの繰り返しなだけ。
アメリカ一辺倒のポチ犬どもにより、日本は倒れ、また倒れたあと、復活することもありえない。人間の身体を含め、自然を痛めつけた代償はあまりに大きい。
毎年医療費30兆円(収入の75%)今後ホントどうするつもりなの?