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(回答先: ナチスドイツに始まりアメリカ経由で日本に導入された累進課税と公共事業 投稿者 代官所のお茶くみ 日時 2003 年 6 月 06 日 00:13:26)
なのです。彼はアメリカ独立戦争に駆り立てた張本人ですね。彼のコモンセンスというアジテーションの書き物、優れたロジックが無ければ、植民地は独立まではしようとしませんでした。United States of Americaアメリカ合衆国という名前も彼が提唱したんです。彼はアメリカ建国の父とかろうじて呼べる人ですが、彼だけが無産者であとの設立メンバーは超富裕層ないし富裕層出身です。イギリスでコルセット職人出身で、学校も10歳ぐらいまでしか行かず、あとは徹底した独学の人で、無産者出身の彼だけが、一般の人々の立場を考えていたのです。社会に富の不均衡が起きると、社会が立ち行かなくなることをはっきり主張していたんです。彼は現代ジャーナリズムの文体を樹立した人物で、彼の書き物は、難しい言葉を一切使わず、誰にもわかる簡単な言葉で、恐ろしく論理的に文章を書けた人物でした。彼は時の英国の宰相、エドモンド=バーク、保守思想の発起人ですが、彼に書き物で徹底して挑戦しました。バークは、王権を守る側、ペインは、一般の市民の側から議論を展開しました。英国労働党は、彼の理論の系譜をたどっており、彼を尊敬しています。
アメリカ独立革命は、超有産階級によって、乗っ取られてしまったんです。
しかし、戦後、アメリカは累進課税を目だって取り入れ、50年代から70年代中ごろまで、それが非常に機能し、そのことによって非常に社会は豊かとなり、自由も促進されたのです。レーガンの登場で、富裕層のための政治へ著しく傾斜し、累進課税、相続税生制度が骨抜きにされ今日、超金持ちがひたすら肥大する事態へ急傾斜しています。
レーガニズム(レーガン主義)がアメリカを打撃し、一般市民の経済貧窮化を招く路線を敷いたのです。総理になり訪米し中曽根は、レーガンにたぶらかされ、小僧となって、レーガン=サッチャー路線を導入し、今日の小泉の路線につなげているのです。米英パワー=エリートの丁稚が中曽根です。小泉もブッシュの牧場でたぶらかされているわけです。天皇陛下万歳屋は頭が本質的に悪いですから、そんな流れもメカニズムも知らず、中曽根支持して、小泉にだまされて、世の中じゃ今頃になって、自分の給料が激減したなどとアワ吹いていますからね。もう遅いんですよ。トマス=ペインの声はかき消されて、遠くなって。これだけ痛めつけられているのにまだ、わからず、高額所得者に高税かけたら、彼らが日本を捨ててしまうとか、彼らがやる気をなくすからやめたほうがいいとかってとっても親切な人も多くて(というかお人よし)。どこまで、富裕層、有力層に洗脳されればすむんでしょうかねえ。精神が奴隷化されれば気がすむのでしょう。マゾヒスティック!それで一方で、自分の生活の苦しさを訴えているのですから。悪いけど頭脳が分裂してますね。一度精神が丁稚化されると、丁稚精神から抜け出られないのですかねえ。
アメリカもペインの提唱を受け入れない限り、一般の人々が経済的に豊かになることは絶対ありえないです。
アメリカは発足当初から富裕層がいっそう富裕になるために、政権実務が運営されたのです。自由と平等は、超富裕層のためにだけあったんです。