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この新著の宣伝文
「悪魔誕生から現代のホラーまで、西洋人の心の闇にとりついている強迫観念の正体は?近代ヨーロッパ発展の原動力を“悪魔の「発明」”に据えた西洋文化史」
これは阿修羅界必読の文献ではないか、あっしらさんをはじめとして。スカボン、フリーメーソン、イルミナティなどの秘密結社の連中の、とりつかれたような悪魔信仰がどのように強迫観念として、西洋文化史でどのように形成されたのか、大変興味あるところだ。
西洋人の心は相当ねじけているようなのだ。西洋近代を超克する方途として、この観点から攻勢をかけることも必要となるのではないか。逆にいえば、この辺りを無視して、近代を扱うことは意外と困難なのかも知れない。少なくとも、欧州の森林は、キリスト教の観点、森には悪魔が住むという理由からすべて伐採していった。ドイツの森なども実は後の植林だ。破壊すべき人々、ものをすべて悪魔視することで、憎悪を、破壊の意志を、メラメラと燃やしたのではないか。彼等の暴力的意志の背景に、悪魔の観念があるのではないか。レーガンがソ連を悪の帝国と、ブッシュがイラク/イラン/北朝鮮を悪の枢軸と仮借して、敵対意欲を燃え上がらせた。どうも、この悪魔概念創設/操作による強迫観念こそ、彼等が道を切り開こうとする場合の原動力の可能性があるようだ。
日本人にとって、この視点は近代西洋を理解する場合の弱点のような気がする。西洋人は心の病に落ちている。秘密結社の連中の持っている思想の病的さには、度しがたいものがある。
読んでみたいな。金額が高いな。