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超大国の独走は戦乱の扉を開くのではないでしょうか
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投稿者 すみちゃん 日時 2003 年 4 月 08 日 15:01:53:xnvpUXgHxuDw6

(回答先: 「超大国」対「国際社会」 投稿者 たこ 日時 2003 年 4 月 08 日 13:34:29)

Re「超大国」対「国際社会」

      親切にご教示頂き、ありがとうございました。  阿修羅には有能な人がおられて助かります(これは自己満足。 皆さんに興味の持てるようなスレッドだったかなあ? ちょっと心配)。
      
      (国際法レベルで考えると、「侵略戦争を共同謀議し、実行」は犯罪となり得ますが、「安保理説得」を犯罪とするのは無理でしょう。内容の当否に問題があっても、それを判定すべきは安保理です。説得の内容も、それ自体が人道に反するとまでは言えません)。

      小泉首相は、去年の段階では安保理説得可能と考えていたようですから、この点では告発は無理でしょうね(具体的な「謀議」内容は分かりませんから、もちろん単なる推測です)。

       (戦争によって敗戦国指導者の身柄を確保した戦勝国が、戦犯を処罰し得ることだけでも、「進歩」です。

        国家元首の不可侵性を剥奪したという点で進歩という見方があることは理解できます。  私は、進歩と言えるかどうか疑問に思っています。  これですと勝者が暴力と正義とを「占有」することになることになります。  これはかえって危険なことではないかと思うのですが。

      (アメリカの主張も、実はこの流れに沿っていますが、彼らは、国際社会ではなく、超大国である自国がこれを実現することを当然としています。「勝てば免責」は、より正確には「(唯一の)超大国は常に免責」です。彼らの主張では、自国こそが「国際社会」であり、「公正」の実現者なのでしょう。)

        いよいよ問題の核心に入ってきましたね。
        このような構えは平和をもたらすことはなく、近いうちに戦乱の時代を招くんじゃないかと思っています。
        アメリカ人はこれでいいかもしれませんが、攻撃される方はたまったものではありませんね。  しかも、その暴力は常に「公正」と「正義」の実現であるということになると、どうなるんでしょうか?

        一方的な「公正と正義」に基づいた暴力は、単なる暴力よりもはるかに激しい怒りを、暴力を受けた側に巻き起こすのではないかと考えています(妄想なら良いんですが)。
        このような世界は、例えば幕藩体制みたいな、それなりに安定した世界ではなく、むしろ暴力の嵐的な世界になるのではないかと危惧しています。
        Mr.X氏によると、暴力の嵐は米国が圧倒的な武力や情報力で止めるから大丈夫ということのようです。  安保理が米国に代わるだけということですね。 そんなに信用していいのかなあ。

        たこさんも米国独走を止めなければならないという御立場のようですね。  同感。 日本の皆さん(「外人モード」に入りました)は、あまり事の深刻さが分かっていないような気がします。  ブッシュがどうしたこうしたというレベルの話じゃないんじゃないかなあ。  はるかに深刻な事態なのでは。  これは戦後体制のスクラップ化ではないんでしょうか。  もしそれが正しいのなら、次は戦乱の時代なのでは。

        私は上の理屈を貫徹していくと、どうも戦乱を招くような気がしてなりません(ブッシュやネオコンサバ(名前はファッションブランドみたいですね)のレベルの問題ではないのでは)。
        

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