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(回答先: 超大国の独走は戦乱の扉を開くのではないでしょうか 投稿者 すみちゃん 日時 2003 年 4 月 08 日 15:01:53)
アメリカは、戦乱を防止すべき世界警察に任じています。比喩的に申し上げると、アメリカ優位のワイマール体制と、それに抗すべきファシズム諸政権でしょう。彼らは、イラクへの対応でも、米英の主張にヒトラーへの融和政策を反省する口調があることに注目すべきです。さらに、国連が機能しないことを、往時の国際連盟の無力にたとえています。彼らは、「戦乱の扉」を閉じたと考えています。今後、風向き(アメリカ国内世論)が変わっても、せいぜい「大量破壊兵器という誤った情報に基づく攻撃」が批判される程度でしょう。
現代において、「超大国」に対して、「主権不可侵で平等な諸国家の集団」を対置させるだけでは、対抗できません。現実にも、国際社会では、「(イラクへの)内政干渉」の議論がまったくないまま、イラク侵略が行われています。国家主権の相対化は避けられず、それを埋めるべき国際機関の実体を作ることは、国家レベルの対応です。
一方、この背後に戦乱を望む国際金融資本があるとの陰謀史観を否定はしませんが、とりあえずの「平和の敵」であるネオコンおよび忠犬内閣から目をそらすこともできません。Sara氏の視点のように、特定の個人を戦争犯罪として指弾することで、国家の行動を抑止することも有効と思っております。