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墜落したUA93便が撃墜されるために離陸させられた可能性 [ワールドドキュメント「ハイジャック機で何が起きたのか」] 

投稿者 あっしら 日時 2002 年 1 月 22 日 22:01:00:

またまた恐ろしい誇大妄想的なタイトルになってしまった(笑)
私は、ブッシュ政権をまったく信頼していないからね。

1・20夜11:00からNHK衛星1で放送されたワールドドキュメント「ハイジャック機で何が起きたのか」から得た情報の提供と疑問の提起である。

情報リソースの「ハイジャック機で何が起きたのか」は、フランスのM6により制作されたものである。

UA93便は、9・11にニュージャージー州にあるニューアーク空港からサンフランシスコに向け飛び立ち、途中のクリーブランド近くでハイジャックされ、ワシントンDCに向かう途中で、乗客らの奮闘により、地上に危害を加えることなく墜落したとされているユナイテッド航空の航空機である。

UA93便については、以前アップした『10/16『ニューヨークタイムズ』同時多発テロ経緯記事から湧き出る疑問点(抄録)』(添付)のなかで、「● UA93便(ペンシルバニア州で墜落)は本当にハイジャック機だったのか?」と小見出しを付け、最後を「個人的な思いとしては、UA93便の墜落原因はあまり詮索する気はしない。ハイジャック機であったならば、撃墜して当然だし、そうであっても撃墜という発表はしづらいだろう。
ただ、アメリカのTVニュースでは、UA93便のボイスレコダーは墜落現場からおよそ8Km離れたところで発見されたという。墜落の衝撃でボイスレコーダーは8kmもふっとぶものだろうか?
ハイジャック機であったかどうかははっきりさせて欲しい」と結んだ。

[番組から得た情報と疑念]

● UA93便は、8:01AMにエプロンを離れ滑走路に向かったが、混み合っていたため定刻から41分遅れて、8:44AMになってサンフランシスコに向け離陸した。


9・11空爆テロでWTCノースタワーに最初の航空機(AA11便)が激突したのは、8:45AMである。
ピッツバーグ郊外に墜落したと言われているUA93便は、わずかその“1分前”にニューアーク空港を離陸したことになる。
私はこのニューアーク空港を利用したことがあるが、なんとあのWTCからは直線距離で10Km程度しか離れていないところにある。
東京からニューヨークに行くビジネスマンなども、交通事情からJ・F・ケネディ空港よりもマンハッタンに早く入れるのでニューアーク空港を好む人がけっこういる。
マンハッタン西端にあるWTCからであれば、J・F・ケネディ空港に行くよりも、ニューアーク空港に行くほうがずっと早い。

UA93便が離陸した8:44分であれば、AA11便は、FAA(連邦航空局)にハイジャックされたことをとっくに認識されているどころか、WTCノースタワーの直前まで迫っていた時間である。
さらに言えば、WTCサウスタワーに9:03AM(9:05AM説もある)に激突したUA175も、ハイジャックされたことが認識されている時間である。

2機の航空機がハイジャックされた“異常事態の発生”のなかで、WTCのすぐそばにあるニューアークの空港管制官が、なぜ、UA93便に離陸許可を出したのだろう?

ニューアークの空港管制官が「まあ、いいや。大丈夫だろう。離陸させてしまえ」と考えたのか、「ハイジャック機がすぐそばのマンハッタンに向けて飛行しているのを知らなかった」かのいずれかであろう。

『ポートランドプレスヘラルド』メイン州ポートランドメインの2001年9月13日木曜日付記事『FAA職員:ハイジャック機は途中でほとんど衝突するところだった』(添付)には、「FAA管制官は、軍といった関係政府機関に通知したと職員は言う。管制官は、他の飛行機を異常な航空機から離れさせるため、全ての航空交通をすばやくシャットダウンするようにしたと職員は語った」とある。
記事から推測すると、航空交通をシャットダウンする対応は、遅くとも8:30AMには行われたと思う。

航空当局が航空交通をシャットダウンする優先順位は、西部でも南部でも中部でもなく、2機のハイジャックが飛行している東部地域が高くなるはずだ。
さらに言えば、ハイジャック機が向かっているニューヨークシティ近郊にあるラガーディア空港・J・F・ケネディ空港、そして、UA93便が離陸許可を待っていたニューアーク空港がどこの空港よりも優先されるはずである。


ブッシュ政権もしくは連邦議会は、UA93便が、なぜ、8:44AMもしくは8:42AMにニューアーク空港を離陸することになってしまったのかを真摯に追及しなければならないだろう。


注)
UA93便の離陸時刻については、別の報道として、8:42AMや8:01AM(朝日新聞)というのがある。
現在でも「朝日新聞」のサイトにある8:01AMというUA93便の離陸時間は、9:30AM頃にクリーブランド近くでハイジャックされたという報道と整合性がとれないものである。
なぜなら、ニューアークとクリーブランドの距離はおよそ600Kmしかないからである。離陸後1時間半も経過していれば、ボーイング757であっても、1000Km以上は飛行している。(ニューアークからクリーブランドの倍の距離に相当する1,200Kmは飛行しているだろう)
そのようなことから、UA93便は、入手できている報道済み離陸時間のなかでは8:42AMか8:44AMが妥当だと考えていいだろう。これであれば、離陸後40分ちょっとで600Km離れたクリーブランド近郊に到達しているはずだからだ。

大笑いだが、9・11空爆テロについては、実行犯と首謀者があれだけ断定的に語られているのに、このような基本的なデータでさえ明らかにされていないのである。


● UA93便の各座席には電話が装備されていた

UA93便の乗客が地上の家族などと電話連絡をしていたという報道を見たとき、座席に電話はあったのだろうかと考えた。
各座席に電話設置されていたとしたら、報道されているレベルの量ではない通話があったと思うほうが理に叶っていると思う。
メディアは、“巧妙”に、携帯電話ばかりの通話を報道した。そのため、座席には電話がなかったのだろうかという疑問を抱いたのである。

各座席に電話が装備されていた(番組ではそれを通じて地上と話しした家族を取り上げた)としたら、さらに疑問が大きく膨らむ。

UA93便のハイジャック犯は4人とされている。コックピットに一人(パイロット)は不可欠で、多くても残り3人が客室の制圧担当ということになる。
自分が自爆航空攻撃の実行グループの一員だとすればどういう対応をとるだろう。
私なら、航空機の操縦さえ続けられればいいのだから、コックピットを乗客らに奪い返されないよう、そこに通じる扉を防御する。

まあ、それほど物事を考えないハイッジャク犯であったがゆえに客室部分の制圧を重視したとしても、銃火器を持っていない相手であれば、45人の乗員・乗客で対抗できる。
実際にも、WTC激突事件を知った乗客らが、どうせ自爆攻撃で死ぬのならと抵抗して、自分たちが乗っている航空機を墜落させたことになっている。
そうであるならば、最後の言葉をどうしても家族と交わしたいと切に願う乗客にハイジャック犯の脅しは功を奏せず、座席の電話や携帯している電話に殺到したはずである。

UA93便の乗客から地上に電話があったとしたら、ほとんどの乗客と乗員からのものであるか、ハイジャックとは無関係の内容かであると推測する。
死を決意したのなら、中途半端な数件という電話ではないはずである。

恐ろしい妄想は、後者の「ハイジャックとは無関係の内容」しかなかったということである。

それは、UA93便がハイジャックなんかされずに、最寄りの空港に着陸するよう指示されて飛行を続けているときに、スクランブルをかけた戦闘機になぜか攻撃を受けてしまったということになるからである。
そういう妄想を抱くのは、9・11空爆テロでスクランブル発進した戦闘機が“全部で5機”、“そのすべてが州軍所属のもの”で、搭乗した“パイロット5名の内3名がパートタイマー”だったという報道(「ニューヨークタイムス」10・16で添付)があるからである。

撃墜命令が出されていたという報道があるから、その州軍パイロットたちは、危険なハイジャック機を撃墜しなければという義務感をもっていただろう。
その戦闘機(F15)が自分たちの航空機に近づいてきたとき、UA93便のパイロットや乗客は、戦闘機が「わざわざ護衛に来てくれた」と感謝したかも知れない。
F15のパイロットが、ハイジャックされたのかどうか確認してこいとか、航空機をどこかの空港に強制着陸させろという命令を受けていたのであれば、機体の翼を使ってシグナルを送ったりしただろう。しかし、それはハイジャック機であり撃墜しろと言う命令を受けていなかったのだから、有無を言わずに攻撃した可能性がある。

もちろん、そうなると添付関連情報の2番目にある「ABCニュースで放送されたUA93便の会話内容」なるものは捏造ということになる。

しかし、WTCに2機突入し、ペンタゴンにも1機突入しているなかで、なんのためにUA93便を意図的に撃墜するようなことを行う必要があるのかという大きな疑問が残る。

ハイジャックされたというのが本当ならば、それは、多くの乗客が気づかないかたちで行われた可能性が高い。
ハイジャック犯がコックピット制圧を瞬時に行い、他の乗員や乗客に知られないまま飛行を続けたということであれば、航空交通管制官はハイジャックに気づくが、乗員・乗員は知らないままということが現実になる。
そのためには、高度に信頼される身分証明書を保持している人間がコックピットを訪れ、疑われることなくコックピット内に入り、ガスかなにかを使ってコックピットを瞬時に制圧するなどの方法が必要だろう。


● UA93便ハイジャックのリーダー格とされるジアド・ジャラヒはベイルートのカソリック系高校卒

ブッシュ政権からUA93便のリーダー格(操縦担当でもあるとされる)とされるジアド・ジャラヒ氏は、ベイルートのカソリック系高校を卒業しているという。
番組を制作したM6は、彼の両親や家族を取材し、「ジアドはイスラム原理主義者ではなかった」という言葉を引きだした。そして、卒業したカソリック系高校には、イスラム教徒も通っていたとも説明した。
しかし、ジアド氏が、ムスリムであるのか、それとも別の宗教を信仰している人なのかは明らかにしなかった。ただ、イスラム原理主義者ではないと言ったに過ぎない。

映像から推測できたのは、父親はヨーロッパ系とアラブ系の混血で、母親がほぼヨーロッパ系だということである。ジアドの兄弟と紹介されて撮された2人の娘さんは、ヨーロッパ系とも言える外見で、イスラムの女性という感じのものは身につけていなかった。

ジアド氏は、小さい頃から航空機が好きだったと家族は言っていた。

ジアド氏は、高校卒業後ドイツに渡り、9・11空爆テロ全体の実行犯リーダーとされているモハメド・アタ氏と同じハンブルク工科大学に通ったという。

そう言えば、モハメド・アタ氏が信仰していた(過去形でいいのかな)宗教は公表されているのだろうか?

なお、昨年9月20日の「毎日新聞」には、「ユナイテッド航空93便に乗っていたとされるサイード・アルガムディ氏はサウジアラビア航空のパイロットで、8カ月前からチュニジアで研修中だ」という記事もある。


ブッシュ政権と米国連邦議会は、このような誇大妄想を生み出さないためにも、9・11空爆テロに関するあらゆる情報を公開し、連邦議会での調査活動を行う必要があると主張する。






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