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◎独立認めねばハッカー攻撃 東ティモール問題で警告
【シドニー18日共同】東ティモール独立運動の指導者でノーベ
ル平和賞受賞者のラモス・ホルタ氏は18日、今月30日の住民投
票で東ティモール独立が選択され、それをインドネシア側が認めな
ければ、世界のコンピューター愛好家がハッカーとして同国内のコ
ンピューター網にウイルスをまん延させ、混乱を引き起こす計画を
進めていると警告した。
警告は、オーストラリア日刊紙に18日掲載された「フェアプレ
ーへの最後の機会」と題する同氏の声明中で明らかにされた。
それによると、住民の選択した独立が無視された場合、東ティモ
ール独立運動を支持する米国、英国、ポルトガル、ブラジルなどの
100人を超えるコンピューター愛好家たちが、インドネシア政府
や国軍、金融機関などのコンピューター網に侵入。特別に開発した
多種のウイルスを感染させ被害を与える計画を進めている
ホルタ氏によると、コンピューター愛好家のほとんどは10代で、
そのうちの1人は「インドネシアのコンピューター網に侵入し、金
融システムを破壊するのは簡単。ばくだいな損害を与えられる」と
明らかにしたという。 (了)
[共同 8月18日] ( 1999-08-18-17:41 )