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最近になって「男子高校生は見ていた」などの見出しで各週刊誌等を賑わ
せている「新たな目撃情報」とそれに基づく「実況見分」なんですが・・・
> 「紙コップ手にガレージに」真須美容疑者の目撃者証言
> 7月25日昼ごろ、カレーの調理をしていた民家のガレージに紙コップを
> 手にして入り、なべのそばに立っていたのを、近くにいた人が目撃し、和
> 歌山県警捜査本部に証言していることが31日わかった。捜査本部はすで
> に、真須美容疑者がガレージ内で1人になった際、なべの覆いをはずして
> いた可能性が強いことを別の目撃証言などで確認している。同本部は、こ
> れらの証言を重視し、当日のガレージや夏祭り会場の人の出入りを再現す
> るため、近く初めて現場での住民参加による実況見分をする。
(11月1日付朝日新聞朝刊)
http://asahi.cab.infoweb.or.jp/paper/special/seisan/981101.html#top
”7月25日昼ごろ””紙コップを手に””なべのそばに立っていた”
というのがこの「新証言」の骨子であるのですが以前にこんな記事が
ありました。
> 試食者の尿 ヒ素は出ず
> 和歌山市の毒物混入事件で、和歌山県警捜査本部は13日、祭りが始ま
> る前に少量のカレーを口にしたが症状が出ていなかった数人の尿を検査し
> た結果、ヒ素が検出されなかったことを明らかにした。これら数人は事件
> 当日の午前11時50分ごろから午後2時すぎにかけて、カレーを試食し
> たり、材料に触れるなどしていた。カレーを作った大小3つのなべからヒ
> 素が検出されていることから、毒物が混入された時間帯は、祭りの会場に
> 3つのなべがそろった午後4時から、最初の被害者が出た午後5時40分
> の間との見方がいっそう強まった。
(8月13日付朝日新聞夕刊)
http://asahi.cab.infoweb.or.jp/paper/special/seisan/seisan980813y.html
通常紙コップというのは容量が200ccくらいです
> この結果からヒ素の混入量を推定すると、ルーの比重を水程度(比重一)
> と最も少なく見積もった場合でも、第一の大なべには約二百四十グラム、
> 第二の大なべには約五十グラムが含まれていたことになるという。亜ヒ酸
> で計算すると、合わせて一千人以上の致死量に当たるとみられる。
> (9月13日付朝日新聞朝刊)
http://asahi.cab.infoweb.or.jp/paper/special/seisan/seisan980913.html
亜砒酸の比重を考えてももこれだけの量が入りきるものなのだろうか?
また”昼ごろ”から”午後4時から午後5時40分のあいだ”わざわざ
人目につきやすい”紙コップ”の中に毒物を入れて放置できるだろうか?
そして”真須美抜きで実況見分””真須美爪弾き”などとやっている
報道する側もこれだけの矛盾に気がつかない筈がないと思うのだが
”ブラフ”なのだろうか?
それにここまで見え透いた事を林夫妻の弁護団が指摘しないという事が
あるのだろうか?
これは警察による”利敵行為”なのだろうか?
ひょっとすると警察は林真須美を無罪とするために”一芝居打っている”
のだろうか?新たなターゲットを発見して・・・
> 厳戒態勢で夏祭り再現
> 1998年11月7日 13時20分
> 一体だれがカレーにヒ素を入れたのか−。毒物カレー事件で初めての現
> 場検証が7日午前10時すぎから始まった。
> 夏祭り会場に隣接する民家住民には和歌山県警から『隠しカメラを置かな
> いように。友達も呼ばないで』との要望も出されるほどの厳戒ぶり。どん
> よりとした曇り空、肌寒さの中で、7月25日と同じ夏服で来るように言わ
> れた調理やなべの見張りをした主婦ら20数人のうち、午前中の検証に参加
> する約10人はマイクロバスで現場に入った。(共同)
そして季節外れの祭りが始まった。
否応なしに・・・