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(回答先: ジャパンプレミアムは89年のBIS規制と同じ目的 投稿者 あっしら 日時 2003 年 3 月 09 日 16:01:51)
あっしらさん こんにちわ。
あっしらさんの言い方だと、日本だけが大変苦労しているとなりますが。日本が、ジャパンマネーを操って世界に顔を効かしている間、米銀もBISに苦しんでいます。
ただ、日本とアメリカの金融環境は違いますし。社債発行もこのころは日本はかなり規制があったようです。
ジャンク債発行が容易な国と銀行から借りてくださいとくる国の違いはありますが。
【ニューヨーク=津川記者】大手米銀は十五日、相次いで七―九月期決算を発表した。経営再編のため大幅に損失準備金を計上したシティコープとセキュリティ・パシフィック(セパック)は大幅な赤字となり、配当を停止した。ウェルズ・ファーゴも前期に続き減益となった。合併を予定しているケミカル・バンキングは増益、マニュファクチュラース・ハノバー(マニハニ)は前年並みだったが、「収益が改善したと即断するにはまだ早い」(ブラウン・ブラザーズのアナリスト、ラファエル・ソイファー氏)とみられ、米銀にとってなお厳しい収益環境が続いている。
シティは九億三千万ドルの特別費用を計上し、純損益は八億八千五百万ドルの赤字となった。特別費用の内容は(1)クオートロンなど情報ビジネスの事業再編に四億三千万ドル(2)人員削減に伴う退職金などに三億二千万ドル(3)損失準備金に一億八千万ドル――。米国の個人ローンや日米欧での不動産融資の収益悪化が響いた。赤字額は累積債務国向けに巨額の貸倒引当金を積み増した八七年四―六月期以来の高水準で、無配は百七十九年の歴史で初めて。自己資本比率は六月末に初めてクリアした国際決済銀行(BIS)基準を再び割った。
ジョン・リード会長は「計画より収入の伸びが低下する見通しで追加的なコスト削減が必要だ」と語り、さらに人員削減をする可能性を示唆した。アナリストの間では「今後も不採算部門の売却・整理が迫られる」との見方が多い。決算発表を受け米スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)と英IBCAは同社の長期債の格付けを「Aプラス」から「Aマイナス」に引き下げた。
セパックは貸倒引当金を前年同期の五倍である十二億六百万ドル積み増し、純損益は五億八百万ドルの赤字となった。バンカメリカとの合併に備え、不良融資に対する準備金のカバー割合を五八%から八七%に引き上げた。配当は合併まで無配とする。
ウェルズの純利益は四七・二%減の八千六百万ドルになった。貸倒引当金の積増額が二・七倍になったうえ、抵当流れ不動産の処分費用などがかさみ非金利支出も増加したため。キダー・ピーボディのアナリスト、タデウシ・パルーゼック氏は「西海岸の経済状態の悪さを証明しており、九二年半ばまで資産内容の悪化が続くだろう」とみている。
ケミカルは貸倒引当金の積増額が四二・〇%減になったことで、純利益は一億三千百万ドルと前年同期の赤字から黒字転換した。マニハニは年初来から全従業員の七・四%にあたる一千四百人の人員削減を進めたことで非金利支出が減少し、前年並みの七千七百万ドルの純利益を確保した。