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(回答先: 政治的対話がなければ暴力はなくならない=エジプト大統領[ロンドン5日ロイター] 投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2002 年 6 月 06 日 11:45:37)
【エルサレム6日=当間敏雄】
イスラエル軍は6日未明(日本時間同日朝)、ヨルダン川西岸パレスチナ自治区ラマッラに戦車などで侵攻、自治政府議長府を包囲、攻撃を開始した。イスラエル北部メギドで5日、イスラム原理主義組織「イスラム聖戦」が起こした自爆テロへの報復作戦で、先月初めに監禁を解かれたばかりのアラファト自治政府議長は再び議長府で監禁状態となった模様。
イスラエルのシャロン首相がアラファト議長の物理的排除に動く可能性も出てきた。
目撃者によると、戦車部隊は機銃を掃射しながらラマッラ中心部に向かって進軍、議長府を包囲した戦車の一部が議長府の敷地内に入って銃撃を開始した。激しい砲撃音も聞こえるという。米CNNテレビによると、議長府の3階部分が破壊されたが、アラファト議長は無事だという。自治政府の治安関係者によると、この攻撃でパレスチナ人の情報将校1人が死亡した。
イスラエルは、メギドでの自爆テロ発生後、テロを放置したアラファト議長に責任があると糾弾。イスラエル放送は5日夕、シャロン首相が報復攻撃を同日中にも行うことを決めたと伝えていた。
イスラエル軍はラマッラ侵攻に先立って同日夜、西岸自治区のジェニン、ナブルス、ヘブロン、トゥルカレム、カルキリヤなど主要都市を戦車などで包囲して封鎖を強化。シャロン首相は、10日予定のブッシュ米大統領との首脳会談に向けた訪米出発日程を当初予定の7日から8日に延期、対応にあたっている。
イスラエル軍はパレスチナ過激派によるテロ続発を受けて3月29日、ラマッラに侵攻、議長を監禁状態に置いて過激派の掃討を行ったが、米国など国際社会の仲介で5月2日、議長府の包囲を解いて議長を解放した。
(6月6日11:37)