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(回答先: イスラエル軍戦車、パレスチナ自治政府議長府に砲撃[ラマラ(ヨルダン川西岸)6日ロイター] 投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2002 年 6 月 06 日 12:14:31)
【エルサレム海保真人】
イスラエル軍は6日未明、ヨルダン川西岸のパレスチナ自治区ラマラに戦車部隊で侵攻、アラファト・パレスチナ自治政府議長のいる議長府に砲撃を加えた。イスラエル北部のメギドで5日、発生した自爆テロに対する報復とみられる。アラファト議長は1カ月余に及ぶ同軍の監禁策から先月初めに解放されたばかりだが、シャロン・イスラエル政権はまたしても強硬策に出た。
イスラエル軍筋はアラファト議長に危害を加える意図はないと説明しているが、収束しかけていたパレスチナ危機が再燃しそうだ。
パレスチナ治安当局筋などによると、戦車や装甲車、ブルドーザー計50台以上が3方面からラマラ市内に侵攻し、そのまま議長府を包囲して砲撃。米CNNテレビなどによると一部の庁舎の3階部分を破壊した。パレスチナ治安当局員が応戦し、銃撃戦になったという。アラファト議長は無事の模様だ。
これに先立ちイスラエル軍は5日午後、自爆テロの犯人が住んでいたとされる西岸ジェニンに戦車部隊で侵攻した。シャロン・イスラエル首相は同夜、ベンエリエゼル国防相や軍首脳部と協議し、さらなる本格的な報復策に踏み切ったとみられる。首相はまた、ブッシュ米大統領との会談のための米国行きを7日から8日に1日遅らせることを決めた。
パレスチナ自治政府は5日夕、今回のテロで犯行声明を出したイスラム原理主義組織「イスラム聖戦」を含む武装集団を徹底的に逮捕し取り締まることを宣言していただけに、イスラエル軍による新たな議長府攻撃に反発を強めている。
自爆テロによるイスラエル側の死者は17人にのぼり、うち13人が若いイスラエル軍兵士だったことが分かった。死亡した自爆犯は、移動中の兵士で混雑した路線バスを狙い、爆弾を積んだ乗用車で追走、爆発させたとみられる。