現在地 HOME > 掲示板 ★阿修羅♪ |
|
(回答先: イスラエル軍、パレスチナ議長府を攻撃〔日本経済新聞〕 投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2002 年 6 月 06 日 12:24:12)
イスラエル軍は6日午前2時(日本時間同日午前8時)ごろ、ヨルダン川西岸のパレスチナ自治区ラマラに侵攻し、アラファト議長がいるパレスチナ自治政府議長府を包囲した。議長府の近くで激しい砲撃や銃撃が行われ、パレスチナ通信は銃撃で議長府警護隊員1人が死亡、10人が負傷したと伝えた。米CNNテレビは、アラファト議長は無事だと報じた。5日朝、イスラエル北部でバスが標的となり、乗客16人が死んだイスラム過激派の自爆テロに対する報復措置で、議長府包囲は5月2日以来となる。
パレスチナ自治政府筋によると、イスラエル軍は戦車50両以上でラマラ市内に入り、うち数両が議長府の敷地内に入った。2棟が渡り廊下でつながった議長府を包囲し、砲撃を加えているという。パレスチナ治安部隊も反撃しているようだ。米CNNテレビは6日、議長府の3階部分が破壊されたと伝えた。
イスラエル軍はこれに先立ち、5日夜に西岸の主要都市ジェニンに侵攻。ナブルス、ヘブロンなどの都市に対しても戦車による封鎖を強化した。
イスラエル首相府は、シャロン首相が10日にブッシュ米大統領と会談するため7日に出発する予定を、8日夜まで延期したと発表した。5日深夜のイスラエル・テレビは、首相とベンエリエゼル国防相が、自爆テロに対する軍事報復をすでに始めることで一致した、と報じていた。
今回の議長府包囲の目的などは明らかにされていない。シャロン首相は3月末、アラファト議長がテロに直接の責任があるとしてイスラエルの「敵」と宣言し、議長府を包囲して監禁状態に置いた。その後、西岸ジェニンの難民キャンプでのイスラエル軍による虐殺疑惑を調べる国連調査団の受け入れを拒否することに対して米国の支持を得るため、ブッシュ大統領の議長解放の提案に応じて監禁を解除した。(11:59)