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(回答先: 自治政府議長府を再び制圧〔読売新聞〕 投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2002 年 6 月 06 日 13:47:56)
イスラエル軍は6日未明(日本時間同日朝)、ヨルダン川西岸のパレスチナ自治区ラマラに再び侵攻、アラファト自治政府議長がいる議長府に突入、激しい攻撃を加えた。アラファト議長は無事。
パレスチナ治安当局筋によると、侵攻したのは戦車、装甲車、ブルドーザー計50両以上。戦車などが議長府の外壁に穴を開け、ブルドーザーが議長府内に侵入した。
イスラエル北部アフラ近郊で5日朝起きた自爆テロに対する報復作戦で、同軍が議長府に侵攻するのは5月1日にラマラから撤退して以来、約1カ月ぶり。議長府は制圧され、議長は事実上、再び監禁状態に置かれた。
イスラエルの新たな軍事作戦は、シャロン首相の訪米を直前に控え、中東和平会議などを通じてパレスチナ危機の打開を目指す国際社会の仲介活動にも重大な打撃を与えそうだ。
自治政府のアブルデイネ議長報道官は、6日の攻撃で少なくとも自治政府の情報将校1人が死亡、30人が負傷したと述べた。
シャロン首相はブッシュ米大統領との首脳会談のため7日に訪米する予定だったが、テロ事件を受けて、出発を1日延期し、8日夜にすることを8日夜決めた。帰国は12日の見通し。
川口順子外相は8日にもイスラエル入りしシャロン首相、アラファト議長と会談の予定だが、会談実現は不透明となった。
イスラエル放送によると、同軍はこれに先立つ5日午後、西岸の自治区ジェニンに侵攻。ナブルス、ヘブロンなど他の主要都市にも封鎖を強化した。
アフラ近郊での自爆テロの犯人は、ジェニン出身のイスラム原理主義組織「イスラム聖戦」メンバー。同事件での死者は5日夜までに、犯人1人を含め計18人となった。(共同)